今日は過去3週このブログに書いてきたネタをなぞるオムニバス形式で。
まず3週前に書いた通販ホリックの件に絡んで、Amazonが始めた日用品や食品の箱詰め販売サービス「Amazonパントリー」のお話。
昨年からは「Amazonフレッシュ」という生鮮食料品の宅配サービスも始め、消費行動のすべてをカバーしに行こうと言う野心的なAmazonさん。昨日の日経新聞によると、アマゾンジャパンの昨年度の売上は1兆3,400億円で、通販部門では2位から10位までの売上の合計よりも多いダントツの1位、小売業全体でも5位に入ると言う巨人に成長してきた。
3週前の記事でも、一部の日用品はAmazonの方が安いじゃん、って気づいて発注してみた、って趣旨のコトを書いたんだけど、そんじゃ実際、近所にある埼玉ローカルのディスカウントショップ「ロヂャース」に隔週で通って買い物しているものを全部、Amazonで代替できるのかってのを、検証してみました、って話なんだけどね。
これ、以前にも一度調べたことがあって、そのときの結論では、いや、やっぱ全部代替は難しいってことだったんだけども、その後Amazonが、この「Amazonパントリー」というプライム会員向けのサービスを始めましてね。
どういうサービスかって言うと、決まった箱の大きさに対して、「パントリー対象商品」になっている商品を詰めていって、1箱分の送料は一律390円。「パントリー対象商品」はそれぞれに箱の占有率ってのが表示されており、これが合計100%になるまでは、1箱扱いになる。キャンペーンで一部の商品は「300円ディスカウント対象」になっており、この対象商品を6品箱に入れると、300円値引きされるので、差し引き実質送料が90円で済むということでね。
なので、ウチでよく買う日用品をピックアップして、実際にロヂャースで売っている価格と較べてみましたと。だから正確に言うと「代替できるか」ではなく、「Amazonの方が有利になっていて、代替させるメリットがあるか」を検証したってことになるんだけど。
やってみると、意外にロヂャースで売ってるものも必ずしもAmazonでは扱いがなかったり、シャンプーとか各種洗剤とかの詰め替えモノでは、一般のスーパーに較べるとロヂャースって容量がよりデカいものを安く売ってる傾向があるんだけども、Amazonではこの傾向がさらに進んでいて、通常は買わない特大容量のものとの比較になったりして、 なかなか一筋縄ではいかないので、備考コメントだらけになってしまうのだけども、そうやって作ったのがこの比較表。
これを見る限り、単位量あたりの比較で、ロヂャースの方が安いもの、Amazonの方が安いけども僅差のものが意外に多く、20%以上Amazonの方が安いもの(表の黄色で塗ったところ)ってのは、最近ロヂャースで扱いをやめた「LUXトリートメント」を含めて、17品目中5品目しかない。
このうち圧倒的にAmazon優勢の歯磨き「シミュテクト歯周病ケア」は、実はパントリーでなくても他との併せ買いで買えるので、送料のかかるパントリーで買う必要はない。また「三角コーナーいらず専用袋」は、パントンリーの占有率が小さすぎて(1%)、よほど他のものを買うニーズがない限り、これだけ100個買っても困ってしまう。
今回は食品--生鮮じゃないパッケージ商品は、パントリー対象になっている--についてはちゃんとは調べなかったけども、ロヂャースで買うもので価格シェアが比較的高い、酒類や飲料とかは、Amazonの方が高い。また300円引き対象商品ってのも意外に少なくて、我が家で普段買うもので、6品目も集めることは至難の業であり、ってことは送料がフルフルかかってしまう。
つまり大容量で比較的単価が高いシャンプー「ソフトインワン1150ml詰め替え」とか、「どデカ無香空間詰め替え」とかを大量に買うのでない限り、我が家にとってはやはりメリットがないということが、今回もよくわかってしまいました。タダでさえ大容量のそれらを大量に買っても、困っちまうしね。
まぁよっぽど出不精で、買い物に行くくらいなら1,000円くらい余計に払うのも厭わないとか、都心もしくはど田舎に住んでいて、近所に安いディスカウントショップがなく、この手のものもコンビニや一般的な雑貨店で買ってますとか、そういう人でない限り、やっぱ「Amazonパントリー」になっても、優位性はないなぁ。
最近は街中にもイオンのディスカウント業態である「アコレ」だとか、我が家の近所にできた「業務スーパー」だとか、モノによってはロヂャースより安い店舗も出てきてるので、こりゃ当面、「Amazonパントリー」に勝ち目はないんじゃないの?その辺のマーケティング戦略は、ちゃんとできてるんでしょうかね。Amazonさん。
まぁロヂャースも、買いたいときに売り切れだったり、いつも買っていたものなのに突然扱いをやめたり、そういうことがありがちなので、あまりサービスが良いとは言えないのだけどね。ま、買い物好きのぼくは、そういうことへの対処が必要な状況に陥らされることも含めて、この手のディスカウントショップって大好物なので、マーケティング対象としては特殊な部類に入るのかもしれませんけど。
さて、次は先々週書いたネタがらみだけど、MISIAの20周年記念ライブとして、今年4月に行われた「THE SUPER TOUR OF MISIA」の、横浜アリーナでの最終公演の模様を収めたBDが発売されたのを早速ゲットして、昨日観た。
ぼくが実際観に行ったことがあり、DVD・BDもほとんど全部持っている「星空のライブ」シリーズは、コンピューターは使わずアコースティック基本ってコンセプトだったんだけど、だんだんバンドが大編成になって来て、そのシリーズではないこのライブも、最近ではもうあまり変わらない。セットリストにビートのある曲がちょっと多いのと、ホーンセクションが前面にフィーチャーされ、ストリングスの出番がやや少ないくらいの違いになっている。
音響よりもこのライブは、曲により6人のダンサーを従えたり、バラードではソロで菅原小春が踊ったり、とにかくダンスパフォーマンスがすごくて際立っている。最後におまけとして、先々週書いた「アイノカタチ」と「幸せをフォーエバー」の、フルバージョンのMV--「幸せをフォーエバー」のMV、初めて観たけどヤバいなこれ。ついベンガル演じる嫁の父の立ち位置で観てしまう--もついていて、うーん、MISIAファンとしてはこれはもう大満足の1枚だな。
そして3つ目、先週書いた「健康」のレコーディングに向けて、今日は約1ヶ月ぶりにドラムの練習をした。まず先週スコア起こししたブーラン作のクリスマスソング、録音はまだちょっと先なんだけど、こいつは机上で作ったパターンやオカズをちゃんとできるか確かめなきゃいけない。やってみて細かな修正と、「運腕」(左手で叩くか右手で叩くか)を決めて、スコアに書き込んでいく。
あと来週初っ端に自ら指定してしまった「Bravo!妄想」は、実は近年の「健康」の中ではおそらく一番難しい曲で。それなりの頻度でライブでは演ってるので、忘れると言うことはないけども、できない、ミスるという蓋然性はかなり高いと思われ、多少なりとも鍛えて行かないと、スタッフの皆さんにご迷惑をおかけすることになりそうなのでね。
また久々のレコーディングなので、その間買った各種シンバル類とかペダル類とか、どれを持って行くか、そのための運搬手段--平日なので会社から電車で行く前提として。なにせ最近、会社付近の駐車場に軒並み建物が立ったため需給が逼迫し、料金相場がべらぼうに高騰していてね--をどうするか、これにかなり頭を悩ませる。
レコーディングの時って、スネアとかハイハットとかタム類といった、基本専用にマイクを設置するアイテムは、後で音質だのなんだのはいくらでも個別調整ができる。そのため、逆に広く周波数を網羅したベショベショの汚い音の方が調整しやすいので、ライブのときみたいに細心に事前調整していく必要はなく、大抵はスタジオに置いてある物をそのまま使う。
一方でシンバルは、よほどのコトがない限り1枚に1本マイクを立てるなんてことはしないので、これはアイテムそのものの出音がかなりモノを言ってしまう。なので、いつも使うミニエフェクトシンバル類や、去年買った16インチのCrashシンバル2枚は、どうしても持って行きたい。
そうすっと、これらシンバル自体と、シンバルスタンド--これはそんなにちゃんとしてヤツでなくても良いのだけど--及び、ツインペダルその他を持ってく必要がある。16インチ以上のシンバルを含めたこれだけの大荷物は、ラッシュピーク過ぎとは言え通勤電車で手運搬するには結構限界に近く、車以外で持っていくのって、実はやったことがないのよね。
背中に背負う方式のシンバルケースは、20インチのものまで入るためデカすぎて大げさになるし、16インチ、つまり直径約40cmのシンバルがぴったり入る布製のケースは、以前イケベでタダでもらったヤツはあるんだけども、当然ショルダーストラップとかは着いてない。他のハードウェアやらスティックやらシューズやら、 もちろん定期だ財布だセキュリティカードだと言った普段持ちのものも含めて、なるべくコンパクトに運ぶためには、う~ん。
そんで、そう言えば以前買ったけど幅広すぎてすぐ使うのをやめていた通勤ショルダーバッグがあったじゃん!って思い出し、16インチシンバルを入れてみたら、おお、上が少しはみ出すけど一応ちゃんと収まるじゃないか!よし、ってんで、普段持ちアイテムとシンバルはこれに入れて肩に掛けることにし、あとかなり大量のハードウェア類はキャリーバッグに詰めて--冒頭の写真だけど、すんげー重いぞこれ--、なんとか持って行けるめどが立った。
レコーディングは来週以降年内は毎週1~2回というアグレッシブなスケジュールになっており、到底いちいち持って帰る気はしないため、スタジオにしばらく置いとくことになるので、昔スコアのフッター用に作ったTacovoロゴを、ラベルライターで印刷して、キャリーバッグやシンバルケースに貼ったりした。
既にかなり長くなっててスミマセンなんだけど、今日はこの他、ラグビー代表のニュージーランド戦と、Jリーグジュビロ戦を同じ時間帯にやっていて、2画面表示にして観てたんだけど、ラグビーは以前に較べればだいぶ詰めた感はあるものの、まだまだ明らかな実力差があることがはっきりしちゃったね。来年の母国開催ワールドカップに向けて、がんばって欲しいなぁ。
一方のJリーグは、ジュビロがないことに2点差を逆転しての大勝利。今年は残留争いをしているような情けない状態なんだけど、ここに来ての連勝で、やっと多分大丈夫かな、って状況になってきた。よかったよかった。
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