先週このブログをサボって何をしていたかと言うと、カミさんとノートPCを2台並べて、抽選応募期間が開始になったオリンピックチケットの、どの「セッション(競技の区切り=チケット販売単位)」に応募するかの検討だ。
今回のチケットの販売方法は、ある意味では大変公正かつ公平で、もう時効だから言うけどかつて学生時代にぼくの友人連中--誓ってぼくは参加しておりません--がこぞってやって、詳しくは知らないけどそこそこ儲けていたと思われるダフ屋の出現を始め、公式の仕組み以外での他人への転売やら金額の上乗せやらは、かなり難しいやり方になっている。
その分ご存知の通り自由度は少し低くなっていて、例えば6月20日の抽選発表でチケットが当たった場合、部分キャンセルとかはできず、とにかく当たったものは全部買うしかないというルールだ。公式の転売サイトは用意され、もちろんプレミアムチケットならここで捌ける見込みが高いとは言うものの、開会式なんて1枚30万円もするチケットに応募するのは、貧乏性にはなかなか勇気がいる。
でもま、冷静に考えれば、可能であっても1アカウントで一気に必要な枚数以上に応募するのではなく、アカウントを合法な範囲で複数取って、必要な枚数ずつ狙いに行くのが、おそらく確率的にも戦術としては正しい。なので我が家の場合、スケジュールも不明でウン十万のチケットなんて意味わからんと言う娘は置いといて、行きたい競技を選んでカミさんとぼくと2アカウントでオーソドックスに応募する王道を行くことにした。
で、冒頭の、どの競技に応募するかの検討会ってことになったわけね。まずはぼくは事前にやっといたアカウント取得を、カミさんに手取り足取りやらせる。応募初日は待ち時間が長大になったって言うけど、先週土曜夜の時点では4分とかそんなもん。また応募締切の28日直前になったら混むのかも知れないと言われてるけど、なんでそんな早いほうが福があると思う迷信者や、ギリギリまで何もしないグウタラが多いかね。
がんばってくれてはいるものの、そんなに見易くはない競技一覧や、会場の見取り図なんかを睨みながら、しかも水泳とかなら大体は見たい競技がいつありそうかはわかるけど、例えばサッカーとか、ブロック戦なりトーナメント戦のやつは、日本の有力選手や日本代表の試合に当たるかは宝くじと同じだ。しかも男子と女子、予選と決勝とかで、金額が数倍も違ったりする。
あと唯一我が朝霞市の陸上自衛隊で行われる射撃競技は、見れるなら行っとこうよ、なんだけど、一体どの競技に日本の選手が出るのかや、どのくらい上位に行けそうなのかが、全然わからない。これをまた別のサイトで調べたり--結構上位を狙える選手が日本にもいるんだね。知らなかった--しながら、競技日程も気にしながら、ってやってたら、あっという間に3時間近くかかってしまった。
萩野公介が出そうなところとか、体操団体の決勝とか、もちろんその30万円の開会式とか、結局サッカーは埼スタの準決勝狙いってことにしたんだけど、金額を気にしながらなんてもうとても無理な相談で、まぁそこそこ競争率が高そうなのばっか選んじゃったから当たらないだろうけど、計9セッション、もし全部当たったら1アカウントあたり114万円という巨額--でもないのかな。ぼくらが小市民なだけ?--の応募を2アカウント分、することにした。
ぼくの分の応募は月曜日にやったのだけど、登録電話番号の確認とかあるから、カミさんの分はカミさんのアカウントでログインし全部カートに入れてあげて、そこから先はカミさんのスマホがないとできない。その最後の電話かけるのとかも面倒だから、スマホ渡すから全部やってくれと言うので火曜日にそれをやり、めでたく応募できた。まったくこの人はもしぼくが先に死んじゃったら、これからのIT時代に生きていけるのだろうか?
さて、今日2つ目の話題はスリムファンの購入。GW後半、けっこういい陽気になってきたじゃない?この時期から真夏の暑さが来るまでの間、前にも書いたけど、ぼくはこの風通しの悪いスタジオとブースを、なるべく換気によって温度調節したい人なのね。だって夜はまだまだ涼しいじゃん。
んでその前に書いた時から、ブース側はずっと、ロヂャースで1,000円で叩き売りしていたサーキュレーターで外気を取り込んでいたんだけど、去年の秋に、とは言えサーキュレーターってその丸いファン周りの空気を取り込めるだけだから、ホントは昔売っていたウィンドファンみたいなヤツのほうがいいんだよね、ってとこから、そうか、スリムファンって売ってるじゃん、これを窓際に置けば、より効率よく換気できるのでは?と思いついちゃってね。
その時点で機種選定はしていたんだけど、冬はさすがに換気はしないので、ずっとAmazonの「ほしい物リスト」に入ったままにしていたのが、その陽気に、おっとそろそろ買わんと、ってことで発注、10日の金曜日に届いた。廉価家電メーカー山善のなかでも上位の、YSR-WD901という機種、約7,400円だ。
このスタジオとブースは、防音のため三重窓になっていて、その窓のレールの部分は奥行き25cmほどもあるので、そこには十分置ける。ただ少し段差があり、そのまま置くと傾いてしまうので、棚板のハギレを持ってきてガムテで一辺を固定し、窓を開けた時これを倒せば水平に近くなるように、かつ窓を閉める際つまんで立てやすいようにこのハギレに針金モールをつけたり--この試みは今のところうまく行っておらず、さらに検討が必要--相変わらずの工夫マニアぶりを発揮した。
まぁそんなに劇的感はないけど、縦に長い分多くの外気が一気に取り込めるようになった効果を実感できるし、DC(直流)モーター搭載機のメリットなのか、サーキュレーターよりはだいぶ音が静かになったのがありがたいね。
さてさて、先週はこの他、GWに行った伊豆松崎町でほとんどのロケをした「世界の中心で、愛をさけぶ」のTV版を、Amazonプライム・ビデオで無料配信してることに気づいて、今週にかけて、第1回から順番に観はじめてしまった。後半辛い展開になる話なので、適当なところで辞めておこうと思いつつ、第4回まで来た。
前々回のこのブログで行ったと書いた、その松崎町から堂ヶ島あたりの美しい海岸線を一望に眺められるの「牛原町民の森」という展望エリア--アジサイの咲くスロープ--で、綾瀬はるか演じる亜紀と、山田孝之演じるサクがファーストキスをするまでの展開ややりとり--名シーンだねこれ--を始め、この前半の赤面するような瑞々しくリアルな青春感は、とても素晴らしい。
今回エンドロール観て気づいたんだけど、このドラマ、演出が堤幸彦さんだったり、「潤色」--坂元さんが入ってるってことは原作からストーリーをどう変えるか、って意味なんだと思うけど--として坂元裕二さんや行定勲さんが入っていたり、けっこう今となっては錚々たるメンツで作ってるんだね。
あとキャストも、これは来週書く予定の昨日公開された映画「居眠り磐音」で、今週プロモーションでTVに出づっぱりだった松坂桃李の友人を爽やか&迫力満点に演じている柄本佑が、山田孝之の親友の高校生として、なんか今よりずっと三枚目ブスキャラで出てたり、若かりし日の田中圭とか、中学生の夏帆とかが出てて、2004年夏放映のこのTV版「セカチュー」は、綾瀬はるかももちろんだけど、けっこういろんな役者さんの出世作になったんだね。
てとこで、まだほとんど先週の話しか書いてなくて、今週末はその「居眠り磐音」をはじめ、実は一部予定外に映画館漬けになったんだけど、もうけっこう長くなってるので、そのイキサツその他は来週書きますね。
コメント