梅雨に入りましたなぁ。今年はエルニーニョ現象の影響で、梅雨の雨は比較的少なくてやや暑く、逆に真夏はやや雨が多めで涼しいってことらしいけど、やめてくれー。梅雨はいくら降ってもいいから、夏は夏らしく晴れて暑くなってほしい。近年お盆の時期の天気が悪くてねぇ。今年は5年前に行って台風で近づけもしなかった木曽駒ケ岳へのリベンジで、日本最高所の宿「ホテル千畳敷」を、がんばって予約したんだからさぁ。
さて今週はまず、これまでもちょこちょこと書いてきている親父の話を少し。
今年でもう91歳になった親父は、数年前に腰の骨を疲労骨折したんだけど、一昨年から(だっけな?)飲んでる薬がなかなか良く効いて、寝たきりにはならずに、杖や手すりにすがってゆっくりではあるものの、自分で歩いてトイレに行ったり、階段の上り下りもできる。
耳は遠くなっちゃって補聴器をしてるけども、頭の方は、時々変なことは言うものの概ねまともで、ほぼまっとうにコミュニケーションできる。先月も兄夫婦に連れられて、お袋と群馬の四万温泉に行ってきたらしい。ただ、いかんせん歳が歳なので、ちょっと体調を崩すとすぐ入院ということになってしまう。
先月の半ばに、これはあっという間に退院しちゃったのでぼくらは見舞いに行く間もなかったんだけど、肺炎になって1週間ほど入院したのに続き、家に戻ったらまた悪化しちゃったらしく、先々週の土曜からまた入院ということになってしまった。
病院は実家に近い飯田橋のJCHO東京新宿メディカルセンター(旧東京厚生年金病院)なんだけど、親父はもちろん、老老介護で大変だとぶつくさ言いながら、親父よりはずっとしゃんとしているお袋も、運転免許は返上しちゃったから、そういう時の送り迎えは、実家の2世帯住宅の隣に住んでいる兄夫婦に、ぼくらは頼りっきりになっている。
そしてウチの家族は、茨城在住の息子--は下記の通り先週末に帰ってきたものの予定が詰まってて行けず--を除く3人バラバラに、ぼくは先週の日曜に、カミさんは火曜に見舞いに行き、娘は今週の水曜に行くと言っていたのが、結局時間が取れず行けなかったようだ。
親父自身は蘭の温室やPCいじりがしたいのか、個室ではない病室が居心地悪いのか、早く家に帰りたくて仕方ないらしく、ぶぅぶぅ言ってるのだが、今週に入って肺炎は良くなってきたものの、今度はずっと以前に罹った痛風が出てしまい、足が痛くて歩けなくなってしまって、入院が延びてしまった。
ちなみに親父の遺伝で尿酸値が高いぼくは、去年の暮から治療薬を飲み続け、このところ数値は安定しているのだけど、他にも骨がスカスカにならないようにカルシウムのサプリを飲んだり、週末ランニングを続けているのも、この親父の弱りっぷりを見ているから、というところがある。踵に刺激を与えることで、骨の成長ホルモンが分泌されるらしいのでね。
ところがこの時期、向こうの大学が卒業シーズンってことで、今年は兄一家の秀才姉弟のうち、下の甥っ子が卒業を迎え、兄夫婦は今週からアメリカに旅立ってしまった。ならここは我が家が車を出すしかないってことで、昨日お休みをもらって、退院の手伝いに、朝10時に飯田橋に着くように家を出た。
スマホの充電プラグがベッドの下に落ちちゃったとか、病室を去り1Fまで降りてきたら今度は補聴器が見当たらないとか、すったもんだしたけども、飯田橋から実家までは、走り出しちゃえば10分くらいの距離なので、そんなに大したことではない。 久々に通った茗荷谷駅周りが、筑波大に入る道の左側に新しいビルが建ったり、都バス車庫が更地になってたり、お茶大正門脇に隈研吾氏デザインのオサレな建物が建ったり、かなり様変わりしていて驚いたが、雨の中11時20分ごろには実家に着いた。
定位置のダイニングテーブルのお誕生席に、やっとこさ体を落ち着けて満足そうな親父と、お袋が作ってくれたそばを食べてから帰って来たが、雨だったからやっぱり来てもらって助かったと、親父も、お袋は何度も、礼を言ってくれた。その言い方自体は弱ってるわけではなく昔から変わらないのだけど、身長も縮んじゃったし、こういう親父を見るにつけ、あと約30年、体が動くうちにやれることは全部やっておこうと思うし、行きたいところには全部行っておこうと思うよね。ま、なんにせよ退院できたので、とりあえずはよかったです。
さて、先週の土曜日は、息子が土日連チャンの友人の結婚式出席のため、嫁を置いて我が家に泊まりに来た。息子が前に来たのはいつだったのかな?今年に入って2回くらいは来てると思うんだけど、とにかく娘は昨年大晦日から初詣のために出かけてしまい、またその2回もすれ違いになったこともあり、兄妹相まみえるのは大晦日以来だったので、最早6月に入った土曜の深夜11時半頃に「あけおめ~」と挨拶し、久々に家族4人揃った。
なんか息子が茨城に家建てることにしてね。先日いい土地が出て、今週契約予定、図面をいくつか持ってきて、今は上モノの設計案をいろいろ提案してもらってる、ってのが最初の話題だったのだけど、日立市って、駅から徒歩5分もかからない場所でも坪20万もしないのね--しかも90坪もあって、我が家の約2.5倍の広さだ--、ってのと、そうか、息子が家建てるなんて歳になったかってのと、いろいろと感慨深い。
久々に集まると、ああ、我が家ってこういうコミュニケーションだったよね、って言うのがあっという間に戻ってくる。こういう風に家族とお客さんの動線がクロスしないように考えたんだって言うので、ウチだってそう考えて設計した--ちなみに我が家は平面図レベルはすべてぼくが描いて、そのとおりに建ててもらった--けど、そもそも寂しがり屋で勉強するにも自分の部屋に全く行かない、ウチの娘みたいな想定外の子供が生まれちゃうものなんだよ、とか。
カミさんが今年の年賀状のコメント--手書きではなく1人1人に、というか正直、他の人へのコメントからのコピーをかなり交えて、PCソフト「筆まめ」上で打ち込むので、印刷するぼくはカミさんが書いた内容がわかる--で、去年の春に保育士として働いていた保育園をやめ、夢だったディズニーランドでの売り子のバイトをやっている娘のことを、150枚中100枚くらいで「理解不能です」って書いてたよ、あ、それこないだ小学校の時の先生に会ったら言われて、なんだよそれ、ってなった、とか。
会話の内容自体はまぁ他愛ないのだけども、久しぶりだけに話すことはいくらでもあって笑いが絶えず、あっという間に深夜2時を過ぎてしまった。ま、家族ってのはホントにいいもんだし、手前味噌だけどもそういう風に思える家族の雰囲気というか文化を、むろんぼくだけの功績ではないけど、育んでこられたことは、ぼくの人生にとっても1,2を争う果報だったと思うよね。最近は揃って旅行に行くことも減って、なかなかそう思える機会に恵まれないのだけど。
さてさて、今週のびっくりニュースは、南キャン山ちゃんと蒼井優の結婚発表でしたな。ぼくは山ちゃんについては前から頭のいい人だなぁと思っていたし、蒼井優はもともと大ファンだった--あの「フラガール」での、ステージ上で満面の笑みを浮かべながら涙を流すシーンを始めね。あんなん天才女優としか言いようがない--のだけど、最初聞いた時は相当な畑違い感があって、え?ウソ!って感じだった。
でも水曜夜に行われた記者会見、ニュース映像だけでなく約1時間15分のすべてを、YouTubeで思わず観てしまったのだけど、よかったよねー。みんな言ってるけど。蒼井優は裏表なく明るく率直な人柄が伝わってきたし、山ちゃん、だいぶ男を上げたんじゃないの?彼女の方がベタ惚れなんだということがよくわかった。
しかもあれだけの幸せを掴んでおきながら、「テラスハウス」でのあのブス・コメンテイターキャラも、そのまま継続できる余地を残した持って行き方--モテないオタク的キモキャラが、一生に一度の僥倖に恵まれたっていう--が見事だった。まぁありのままの地を出しただけってことかも知れないけど。でもそうだとしたら、それはそれであの部分以外も含めた全体としては、かなりカッコいい。
彼の告白のように、あまり上から目線で言う気はないけども、いい家族になって欲しいよね。おめでとうございます。
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