今年のお盆週は、雷雨なんかはあったものの、夏らしく暑くていい天気だねぇ。ここ何年か、台風が来たりして天気には恵まれてなかったのに、コロナ禍で出かけられない今年にこの天気って、もうなんだよぉー、って感じだよね。
そんな中で先々週、家の前の門扉をしつらえたブロック塀と家との間にアクリルの屋根を掛けた自転車置き場から、ぼくの自転車がなくなった。娘がどっか持ってったかと思って訊いたら知らないと言う。えー。前にも玄関前の傘立てからカミさんの傘が無くなったし、この辺も物騒になって来たなぁ。
もっともこの自転車、息子が埼玉北部にある高校に入って、寮から学校までけっこう距離があったために、通学用に買った1台目のもので、もう買ったのは16年前、しかも息子が結構ハードに乗ってほとんど乗りつぶし、その後在学中に2台買い替えたんだけど、一応まだ使えるのでぼくが乗っていたシロモノで、鍵もかけておらずただ置いておいたので、持ってかれても仕方ないしそんなに痛くもないんだけどね。
ただ3段変速で普通のママチャリよりは多少スポーティーにできており、結構気に入ってはいたのよね。今回買い替えて知ったんだけど、自転車の防犯登録って有効期限があって、8年なんだってね。だから仮にどこかで見つかっても、多分もう我が家には戻ってこない。てことで防犯カメラの設置とかもちょっと検討したけど、とりあえずそれは置いといて、新しい自転車を買うことにした。
近所に何軒か自転車屋さんはあるし、いつも行くディスカウント店ロヂャースでも売ってるし、以前は娘の通学用のをネットで買ったこともあるけど、ネットで買うと梱包を解いたり組み立てたりするのが面倒だし、数年前にカミさんのママチャリを買い替えた時にも行った、この近辺では比較的品ぞろえが充実していて、お値段もおおむね手ごろな、となり駅の朝霞台にあるディスカウント店オリンピックのサイクルショップに、先週の土曜日、買い物がてらカミさんと車で行って、1駅分チャリに乗って帰ってくることにした。
食料品や雑貨を売っている本館とは細道を挟んで別になっている作業場兼店舗と、その建物の外のスペースも併せて、100台ほどかなぁ?並べられた自転車を見ていくと、もちろん変速機もなく昔ながらのいわゆるママチャリも売ってはいるが、今主力なのは前輪と後輪を1本の比較的太いフレームで結び、前にだけ籠がついて後ろは荷台になった6段変速のタイプで、この品ぞろえが一番多く、売り場の場所も占めている。
ちなみにGoogle Street Viewからお借りしたこの写真は、最新のが早朝開店前のものだったため、5年ほど昔のものであり、看板や品ぞろえは今とは異なる。Street Viewのこの過去も見れる機能って、こないだ知ったんだけど、データはあるので考えてみりゃコロンブスの卵で難しいサービスではないものの、素晴らしいね。
6段変速は、その娘の通学用のにもついていた、ShimanoのRevoshiftという右ハンドルのグリップのところでスイッチするタイプが、汎用化して安くなりシェアを高めたってことのようだ。ハンドルは湾曲して比較的手前で握るタイプと、直線的なのを少し前方で握るややスポーティーなタイプとがある。
ぼくの必須要件は、6段でなくてもいいのだけど変速機付きってことくらいで、あとはどちらかというと重量が軽い方がよくて、ハンドルも直線の方が--前のもそうだったってだけなんだけど--いいかなぁ、ってくらいで選んでいったんだけど、それほど差はないけども1本太フレームタイプはやや重量が重めで、2本フレームの方がちょっと軽快に見えたのと、後ろの荷台は不要--これも前のもそうで、必要だと思ったことがなかった--だってので、OSCサイクル--てことはOSCグループを名乗っているオリンピックのオリジナルブランドなのか?--ってメーカーのC-228 276シティってやつ21,800円の紺色のを選んだ。
自転車も次第に進化していて、これ下さいって言ったら、これはブレーキがバンドブレーキと言う一般的なタイプで、劣化してくるとキーキー音がすることがありますがいいですか?と言われた。価格帯が2,000円ほど高くなるけどサーボブレーキってタイプならそういうことはありませんと。でもサーボブレーキのはみんな1本フレームだったので、いやこれでいいです、と。
あとライトは昔の、前輪のリムに発電機を手動で押し付けて点灯するのなんてもう売ってないのね。LEDで、発電機構が前輪のセンターハブに内蔵されていて、暗くなってくると自動的に点灯するようになってるんだそうで。まだ暗くなってから走ってみてないんだけどね。
それから防犯登録とか、オリンピック独自の保険&点検プログラム--2年以内なら盗難補償とかもしてくれる--に1,400円出せば加入できると言うのでそれもお願いし、これも進化の1つなんだけど、空気漏れ防止で、いわゆる虫ゴムと呼ばれる薄いゴムで空気入れ穴を塞ぐのではなく、空気圧で可動弁が開くようになっている「スーパーバルブ」ってのが数百円ですけど換えますか?と言われ、これも言いなりになることにした。
ペダルの取付とか調整で20分ほど待ってくれと言うので、本店舗の方にある食料品の売り場に行って、ほとんど買い物が終わっていたカミさんに少し付き合い、たびたび来ていてかつナビがあってさえ道が不安なカミさんに、とりあえずそこの道を斜め左ね、と教えて送り出し、サイクルショップに戻る。
ここのサイクルショップはそんなにデカいわけじゃないんだけど、作業員の人が多分5人くらいいて、この付近では他にないほどがんばって対応している。だけどぼくの買った自転車はまだ作業中だったので、その間に、電動じゃないんだけど踏む力をサポートしてくれると言う「フリーパワー」という機構を積んだ自転車に試乗させてもらったりした。
これもまた進化の1つで、確かに軽く踏んでもブワッと走り出す感じ。踏むときにちょっとムニッとするなかなか不思議な感覚だ。取り付け可能だと言われたけど、電動に較べりゃそりゃ安いものの、そこそこいいお値段のモノ(万単位)だしやめておく。
それからサドルの高さとか調整してもらって、簡単に説明を聞き、家まで乗って帰った。まぁ普通に6段変速のちょいスポーティなチャリだ。ギア比の変化がやや少なくて、6段にしてもそんなにスピードが出るわけじゃないから、これだったらこんなに細かくギア刻まなくてもいいのに。そう言えば娘の通学用チャリに乗った時もそう思ったな。
でも、朝霞台から我が家へは、黒目川と言う川の谷に一度降りて、急坂を登らないといけないのだけど、ギアを一番軽くしたら、ここ何年かできていなかった、乗ったままでの登坂に--立ち漕ぎは必須だったけど--成功した。しかしこの暑さでそんなことをやったらあっという間に汗だくになっちゃったけどね。
家に帰って、今後は、ってことでしっかりカギをかけ、玄関の娘が小学生の時に作ったキーボックスのフックにぶら下げるのに、他の自転車のとわかんなくならないように、久々にラベルライターを引っ張り出し、「父チャリ」というテープを作って貼ったりした。
てことで自分用にチャリを買ったのなんて、一体いつ振りなんだ?と言う自転車購入記でした。
この酷暑で全然走りに行けてなくて、プールも更衣室とか3密でリスク高いので行けず、腹筋はやってるものの、このままだと完全に運動不足になるなぁ。こないだの人間ドックでいろいろと数字が悪くなってきてたのが、さらに悪化してしまう。どうしよう。暑くても距離減らして走ってみようかなぁ。
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