チック・コリアが亡くなりましたなぁ。ぼくはそれほどジャズおよびジャズピアノプレイヤーに造詣が深いわけではなく、彼の演奏も、もちろん何枚かアルバムは聴いたことがあるけども、それほど嵌って繰り返し聴くというようなこともなかった。そういう一素人が生意気なことは書けないけども、やっぱり彼が亡くなったと聞くと、一つの時代が終わった観はあるよね。
チック・コリアの演奏を最後に聴いた&観た(DVDで)のは、2007年の9月にBluenote東京で、上原ひろみ--何度も書いているようにぼくは彼女の大ファンなので--と2人で2日間だけ行ったグランドピアノ2台だけのライブを、CD&DVD(初回限定盤のみ)化した「Duet」というアルバムでだ。発売された時このブログにも書いてるね。
久々に聴き直してみたけども、当時まだ新進気鋭だった上原ひろみを、チック・コリアがどれだけかわいがり、かつリスペクトしているかがよくわかる、素晴らしい演奏だ。どちらかと言うと右チャンネルの上原ひろみが自由に跳び回るのを、左チャンネルのチック・コリアが優しく包み込んであげているような、父が娘を見守っているような感じ。このDVDに入っていた「Spain」の映像が、YouTubeに上がってたのでリンク貼っときますね。
その後彼女はStanley Clarkeのバンドに参加しそのアルバムでグラミーを取り、Anthony JacksonとSimon Phillipsでのトリオ・プロジェクトでビルボード1位になった。その前にこのアルバムを聴いて、本当に世界で認められたジャズピアニストが日本人から出たと言うことを誇らしく感じたし、チック・コリアに認められると言うのはその揺るぎない証明となる出来事だった。それだけのビッグネームの、すごい才能が失われた。残念なことだけど、ご冥福をお祈りするしかない。
さて、話は全然変わりますが、今日は嫁のご両親とともに、スタジオアリスの日立店で孫と一緒の写真を撮るために、昨年の年末以来になるが茨城の息子の家に来た。
本当は1月の成人の日の連休に来ようかと言っていて、緊急事態宣言が出てしまったので取りやめにしていたのだが、もともとは「お宮参り」をちゃんとやっておくか?ってとこから始まって、だけどこの時期有名な神社で人が多く集まるようなところでお祓いしてもらうのもねぇ、というので、じゃあせめて写真だけでも撮っとこうと言うことで、今月7日に息子が写真屋さんを予約していた。
それを緊急事態宣言に合わせて1週間延期していたんだけど、その後宣言自体は延びてしまったものの、感染者数も収まってきているし、大きくなっちゃわないうちに孫が生まれた記念の写真を撮っておくことは、「不要不急」ではないよね、ってことでね。
ちなみにお宮参りは結局、ネットで申し込んでその場には行かずに祈祷だけしてもらい、お札とかを後から送ってくるというオンライン方式で済ませたそうだ。神社の方もこのご時世、実入りがないと困ってしまうのだろうが、なんか世の中進んだのか何なのかよくわかりませんな。
週末に何度かZOOM経由で見た他、近ごろでは週に2回くらいのペースにはなったが、息子や嫁から「みてね」というサイトで様子が共有される孫は、やっと2ヶ月と1週経ったところだが、このところ贔屓目ではなく(?)笑ったりする表情が豊かになり、機嫌がいいときはおしゃべりするように声を出すようになった。
カミさんは孫に会えると言うだけでテンションが上がり、いつも通っている社交ダンス教室の裏にあるイトーヨーカドー内の「赤ちゃん本舗」で、かわいいのがあったから買って来ちゃったと洋服を買い、昼食と夕食のおかずを作り、今日も写真撮影は午後なのに、平日よりむしろ早い時間に起きて、年末の時よりもさらに空いている常磐道を--幸いなことに昨晩の地震の影響もなく--駆け抜け、11時ごろには常陸多賀までやって来た。
息子の家に着いたら孫がおっぱいの時間になっていて、嫁がその後美容院に行くというので、我が家から持ってきたほうとうを煮て順番に昼食にする。
おっぱいを飲み終わった孫は、抱っこしてみると年末に来た時に比べかなり重くなっていた。昨日の健診で5.4Kgだったそうだ。手足をバタバタさせてよく動き、特にマスクを取って顔を見せてあげると、にこにこ笑ったり、「あ~あ~あ~」と声を出したり、だいぶ人間らしくなってきている。うーん、かわいい。
かみさんは前回同様、ほうとうを煮てる間と食べてる間以外はずーっと孫を抱っこし、寝かせつけてからもちょっかいを出して孫を起こしてしまったりして、思い切りスポイルばばぶりを発揮している。
それから14時すぎに車を連ねてスタジオアリスに向かう。嫁のご両親とは現地でおち会い、嫁は貸衣装の着物を着付けしてもらって、撮影開始だ。
こういうスタジオってのは、うちの息子や娘がチビのころにはまだこんなに手広くチェーン店としてやってなかったと思うのだけど、まぁいろんな衣装やら小道具やらバックやらを取り揃えており、写真も次から次へと、孫1人を数パターン、家族3人を2パターン、両方のじじばばも入ったのを1パターンなど手際よく撮っていく。
孫は息の車の中ですやすやと寝ていて、スタジオに着いてから少し泣いたりしたが、ミルクを飲みおむつを替えたらすっかりご機嫌になって、写真撮影の間はニコニコってほどではないにしろ、ずっといい子にして、カメラ目線の大盤振る舞いだ。こういう外面のよさは我が家の子供たちとそっくりだ。
撮影が終わったとたんにカミさんの抱っこでまた寝入り、その間に息子と嫁で写真そのものや、パック料金になっている写真の納品パターンや、アルバムのタイプなんかを選んでいく。まぁよくできた商売ではあるね。スタジオ内ではお客さんは、ビデオはOKだけど静止画撮影禁止とかってルールも含めて。ブログに載せる写真に加工するのに苦労するじゃないか!
最終的に3時間ほどかかって終了。嫁のお父さんは寡黙な人なのだが、途中からはすっかり飽きてしまって、最後の写真選びでは車に戻って待っていた。
息子の家に戻って来て今このブログを書いているのだが、嫁のご両親はスタジオアリスからそのまま帰られたので、今日はこの後、夕食を息子たちと一緒に食べて、埼玉まで帰る予定。いやいや、昨夜の地震では茨城は大丈夫かと一瞬肝を冷やしたけど、こういう日曜日もいいもんです。
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