先月の中頃だったか、なんだかスマホASUS Zenfon3に被せている透明の樹脂製スマホケースが、外れかかっていることに気づいた。買った当初から着けているものだから、ヘタったのかなぁと、新しいのをAmazonで発注して、いざ取り換えようとケースを外してみると・・・
なんとスマホ本体の裏側が、ちょっと浮き上がっているじゃないですか(下の写真)!だからケースがずれちゃったのか。新しく買ったスマホケースが、ちゃんとZenfon3用にも関わらず、サイズが小さくてどうしても入らず、速攻で返品すると言うおまけがついたのだが、そんなことよりこのスマホ膨張問題は、なんとかせんとならん。
渋谷のセンター街の入り口近くにあるmineoのショップに、会社に行くついでに行ってみると、ここは修理窓口はiPhone専門なので、Android機は直してはくれないのだけど、そこのお兄さんが言うには、これは多分内蔵バッテリーがヘタってきて膨張したものだと思われます、と。別に電池の持ちとかは全然変わってないのにね。
このスマホはmineoの「持ち込み端末保証」に入っていたので、問い合わせてみたが、バッテリーの交換はその保証範囲ではできないと言う。調べてみると、バッテリー交換をASUSの正規の窓口に頼むと、なんだかんだで1万数千円かかる上、しばらく預けなければならない。
自力での交換もやろうと思えばできるようなのだが、通常なら素人には開けられない本体裏を、ギターのピックのような薄くて丈夫なプラスティックの板状のものなどでこじ開けて行うしかない。これを自分でやるためのバッテリー込みのキットって奴も、2千円台後半くらいで売っていて、こうやると交換できるよ、ってサイトもいくつかあるのだが、失敗したら一巻の終わりだ。
どうしようかと思ったが、このZenfon3はメモリ4GB、ストレージ64GBの上位機種を買ったので、今も使い勝手にそれほど不満はないものの、もう4年近く使っているし、さすがにCPUはだいぶ時代遅れになっており、Androidのバージョンアップも8で打ち止め(最新は11)と言うこともあって、もう機種変更しちまおう、ということにした。
こういう時、iPhoneだと10万円前後の出費を覚悟することになるのだろうが、そこはAndroido機、4万円も出せばかなりハイスペックなものも入手できる。今のこのZenfon3 ZE552KLも買った時45,000円程度だったし、去年カミさんが機種変更した同じASUSのZB633KLなんて21,000円強だった。
4万円前後上限で探して見ると、まずOPPOだのXiaomiだのと言った中華メーカーは情報流出だとかいろんな噂があるので除外してしまうと、お気に入りのASUSは去年カミさんが買った機種はもう通常では入手できなくなっており、最新のものはより高度なゲーム等に対応したハイスペック化の方向に行っていて、高いし本体がデカくなっている。
この傾向はサムスンやSONYも同様で、なんでスマホなのにそんなにデカく重くするかね、という製品だらけだ。数少ない小型化の方向に向かっている--だけどCPUとかメモリ容量とか画面解像度とかは現機種より改善されているか最悪でも同等の--製品は、GoogleのPixcel 4aとSharpのAQUOS Sense4くらいしかない。
SIMフリー機のネット最安値は前者が41,000円程度、後者が29,000円程度。前者は他のスペックはほとんど後者より上なんだけど、内蔵ストレージが128GB(後者は64GB)あるがMicro SDは使えないiPhone方式で、これは必要はないが複数SIMにも対応していない。後者は国産メーカーなので、防水防塵性能がしっかりしており、これは前者もだがおサイフケータイも使える。
んじゃここは今の機種の前にも使っていたSharpで行くかな、ということで、色は今と同じ黒を選択して、カードが使えるpanda mobileというショップに発注する。併せて画面保護シールと透明のケースも、これはAmazonに発注した。
ワクチンを打った先週の木曜に届いたこれらを、さっそくセットアップ開始。まず顔認証だの指紋認証だのの登録をし、Wifiでネットに接続してGoogleアカウントのセットアップを行う。Googleの機能だったと思うんだけど、現機種にインストールしていたアプリ類を、そのまま新機種にも持ってきてくれるのが便利だ。
んでメールの設定をし、アプリを使う頻度順に順番にログインして初期セットアップし、と進めて行こうとしたら、なんと!気を付けていたつもりだったのに、Zenfon3のSIMは「Micro SIM」、AQUOS Sense4のSIMはそれより一回り小さい「Nano SIM」だったってことにここで初めて気づく。SIM乗せ替えができないじゃんか。やっちまった!
mineoのサイトで調べてみると、SIM交換発送は2,600円程度払えば可能、但し届くまで1週間程度かかるという。まぁ最近のスマホはほとんどNano SIMになっているので、どっち道いずれやらんとならんことではあったのだけどね。結局木曜深夜に発送依頼して、日曜には届いたので助かった。
届いたSIMを取り付け、同時にMicro SDを新機種に移し替えて、いよいよ完全移行のための残対応を、日曜日に行う。最近は以前ほど面倒ではなくなったLINEの移行では、なぜかトークのバックアップができず過去のトークが消えてしまったり、Evernoteでは無料版の場合、アプリでは最大2台までしか使えないと言う制限があるので、旧機種の利用履歴を削除してやったり、いろいろと手間がかかる。銀行系のアプリは新機種での本人確認が必要なのだが、MUFGとかSMBCと言った財閥系は、いまだに電話をかけてパスコードを確認するとかいう面倒がある。
あとYouTube MusicやPower AMPという音楽系アプリでは、SDカードを使えるようにするために設定を変えたり--特に後者はAndroidの設定で一旦アクセス権限を消し、再度付与する必要がある--しなきゃならない。さらに、これは多分Sharpのデフォルトアプリとの関係なのだと思われるが、電話アプリで、プレフィックスを設定できて電話帳が使いやすい、Quick電話というアプリを使っていたのが、このアプリは何度やっても1秒かそこらでいきなりホーム画面に戻ってしまうというトラブルに見舞われ、これは解決できずに、mineo電話というアプリで代替することにしたリした。
最後にこれは初めてのおサイフケータイ設定だ。厳密には初めてではなく、前にSharpの機種を使っていた時はトライしようとしたのだが、なぜだかうまく行かず、でも特に困らなかったので、その後はおサイフケータイ未対応のASUS機に機種変した。困らなかったと言うのは、定期券一体型PASMOの場合、東武の駅の券売機で東武カードで定期を買うと、高いポイントが付いたため、そっちを選んでいたことと、そもそもその時点ではモバイルPASMOが存在しなかった(昨年3月にサービス開始)ことによる。
ところが去年コロナ禍になって、春からリモートワーク中心になり、ウチの会社も通勤交通費を、個別精算の方がコストがかからないってことで、定期代の支給ではなく、タイムカードのクラウドサービスにリモートか出社かを登録することで自動計算して、翌月の給与と共に通常運賃で支払うやり方に変えた。
こうなると定期券一体型PASMOを定期入れに入れ、電車に乗る時はこれを使うという必然性がなくなる。ならスマホに統合しちゃった方が、去年買ったリュック式可能なカバンじゃなく、ポケットに入れて持ち歩くアイテムを減らせるじゃん、てことで、個人的におサイフケータイに需要が生まれていた。ちなみにAQUOS Sense4は、廉価版スマホとしては初めて、モバイルPASMOとモバイルSuica(2枚まで)を切り替えて使えるようになった機種らしい。
さっそく設定してみたが、オートチャージにするためには、交通系のクレジットカードでの登録が必要だという。今の東武カードの一体型PASMOを使うことにすると、そっちのICカード機能は使えなくなると。それはそれで不便が生じる可能性があるので、仕方ないから東京メトロのTo Meカードってのを新たに作ることにした。
本人確認の電話だの紙での口座振替依頼だの、近頃のネット系カードに較べるとずいぶんきちっとした、というか旧態然とした手続きをして、今日やっとカードが届いたので、オートチャージの申請をしたが、使えるようになるまでに結構時間がかかるらしい。ただ今週会社に行った時に、別のカードで3,000円ばかりチャージしたこのおサイフケータイを使ってみたら、すんなり改札を通れた。うむ。これはなかなか便利だ。
てことでこのオートチャージ設定の他、アプリごとに届くPush情報がまだ整理し切れていないので余計な情報が届いたり、Sharpのデフォルトアプリが時々意味なくお知らせをくれたりするのを何とかせんといかんのだけど、とりあえずスマホの機種変更がほぼ完了。
冒頭の写真は新旧のスマホだけど、左のAQUOS Sense4の方が一回り小さいのがおわかりいただけると思う。画面が少し狭くなった分(解像度は横方向は同じ・縦方向は増えている)ちょっと慣れが要るが、視認性はSharp得意のIGZO液晶って奴でとてもよいし、持ちやすくなった。
また今まではなかった顔認証で、持ち上げて正対するだけでホーム画面を表示してくれるのは素晴らしい。CPUも速くなったので--なのか旧機種には4年近く使った澱が溜まっていたのか--、TカードとかPayPayとか、レジ前で開くまでに時間がかかると店員や他のお客さんに迷惑をかけるアプリたちも、これまでより少し早く立ち上がるようになった。
Zenfone3では2650mAhだったバッテリー容量がAQUOS Sense4では倍近い4570mAhになったのは、もともとそんなにバッテリー不足で困ることはなかったのでそれほど有難味はないし、その分か20gほど重くなったのは残念だが、ぼくのような使い方だと丸2日経っても70%以上バッテリーが残ってるというのは、精神衛生上なかなかよいね。
てことで急遽行ったスマホ移行の顛末でした。こういう何年かに1度のイベントって、その時のノウハウをすぐに忘れちゃうのよね。カミさんのスマホを移行した時もEvernoteになるべくメモを残したつもりだったのだけど、今回はより細かい記録を残すことにしました。
コメント