今週はまず2日、この日以外は雑煮は昼食ということにして、11時過ぎまで寝ていたが、この日ばかりはみんなが集まって昼食にするので、雑煮は朝、だから早く起きてよねと言われ、8時過ぎには起きた。カミさんは老化が進んで、遅くとも朝7時ごろには--下手すると5時ごろに--目が覚めてしまうので、ペースを合わせるのは大変だ。
昼前にまずカミさんの両親が、続いて義弟一家と娘夫婦が、そして渋滞にはまった息子一家は12時半ごろにやってきた。今日は近くの駐車場に車を停め、孫はアンパンマンの三輪車に乗って--とは言っても自分で漕げるわけではなく、後ろに長い把手が付いているので、これをベビーカーのように押してもらって--ご機嫌だ。
孫も、娘のダンナ君も、リアルで義弟一家に会うのは初めてなので、まずはご挨拶。義弟一家は義弟を中心にとにかくみんな明るくよくしゃべるので、それまで箱根駅伝の中継の音しかなかった我が家は、一気に騒がしくなる。孫は最初その様子に面食らっていたが、昼ご飯を相変わらずたくさん食べると、くるくると歩き回り始めた。大人はチーズフォンデュとサラダの昼食だ。
義弟一家と娘夫婦はダイニングを挟んでキッチンと反対側にあるリビングのソファに座ってわいわいやっていたが、孫はもともとキッチン好きというのもあるが、どうも恥ずかしいのか、リビングの方にはなかなか近づかない。ボールを転がしたり、リビングのテーブルの上に孫の好きなひらがなマグネットを出してやっても、ちょっとそっちの方に行ってもすぐに戻ってきてママにくっつく。
口蓋裂の影響かまだ話はできないが、知恵は相当ついてきて、例えばいろんな色のプラスチックのコップを渡して、「赤はどれ?」「青は?」と訊くとちゃんと正しい色のを選ぶし、ひらがなも自分の名前に関りが深い「あ」行は憶えているらしく、ひらがなマグネットは構造上続き字になっているので「い」とかはわかりにくかったようだが、「あ」とか「え」とかはちゃんと正しいのを拾える。
それほど会っていない娘の名前を「○○ちゃんはどの人?」と訊くと、ちゃんと娘のところに行って指さすし、息子が「じじにハグしてあげて」と言うと、ぼくのところに来てギュッとしてくれた。うーん、かわいい。
息子が11月に、ジャパネットたかたがやっているBSチャンネルの番組に、掃除機の紹介のために15分ほど出演したのだが、息子の家はBSが映らないため、先月来た時に我が家で録画しておいたこれを観た。この時は孫はTVにパパが映っているのを不思議そうにしていたが、今回義弟一家のためにもう一度これを観たら、今度は孫は我が家のダイニングの隅に置いてある息子が中心になって設計した掃除機のところに行って、「これのことだよね?」と指さす。
先月下旬には新型の掃除機を孫がかけているビデオも共有してくれたが、パパは掃除機に関りが深いらしいということはもう理解しているようだ。我が家の掃除機の横に置いてあった、狭いところのゴミを吸うアタッチメントを持ってきて、その番組が映っている間中、アタッチメントの先に着いたブラシ部分で、TVの前の床を掃除してくれた。
お絵描きが好きで、紙にぐるぐるといろんな色のごちゃごちゃを描くだけなのだが、色鉛筆を出してやると、ずいぶん長いことその作業に没頭していた。息子が「こういうところが自分とは違う」と言う、色鉛筆をしまう時の色の並びとかにもこだわりがあり、きちっと自分好みに並んでいないと機嫌が悪くなる。
夕方になり、今日は下の義弟が来られなかったので、カミさんの両親と義弟一家は実家に戻ることになって、去年から社会人になった姪っ子を含め、みんなからお年玉をもらった。我が家はすっかり用意を忘れていて、息子にくれないの?と言われたが、本人が何のことかわかるようになってからね、ということにさせてもらった。
彼らにバイバイをしてから、孫は元息子の部屋に行って昼寝というか夕寝に入る。今回は両親ともいたので、割とおとなしく眠りについたが、その孫の番をカミさんに代わって、息子夫婦は近くの「古本市場」に出かけた。二人ともマンガ好き夫婦で、家にちょっとした書庫まで作ったが、自分の家の近所に満足いく古本屋がないらしく、我が家に来るとよくここに行く。
娘夫婦もちょっと買い物と言って出かけたが、その後しばらくしてぼくが息子の部屋を覗きに行ったら、音を立てたつもりはないのだが孫が起きてしまい、両親がいなかったこともあって少し泣いてしまった。でもそういう時はキッチンに連れて来ればいい。
あちこちの戸棚を開け、ボタンを押し、抱っこでカミさんの作業を覗き、とやっていたらたちまち機嫌が直った。今回はガスレンジのスイッチ類が、軽く押すと前に倒れてずらっと現れるのを憶えてしまい、何度も繰り返す。見ていないと火をつけてしまいそうであぶなっかしくてしょうがない。
カミさんがボールに入ったさやいんげんのヘタと筋を取って網ボールざるに入れる作業を始めたら、興味津々で手伝ってくれたのはよいものの、彼的には緑色がどっちかのボールにかたまっていないと我慢ならないらしく、剥いて分けたヘタと筋を、さやいんげん本体のボールに全部移してしまう。うーん、まだちょっと難しいか。
それから大人はビーフシチューの夕飯を、孫はその一部を小さく切ってもらったのをたくさん食べ、デザートも食べ、一度はごちそうさまをしたのだが、その後また歩き回っているうちに、昼にチーズフォンデュにした小さく切ったパンの残りを発見すると、これをまた食べたくなって、自分でダイニングテーブルに持って行き、勝手に手を合わせていただきますをして食べ始める。もうかわいくてタマラン。
大人たちがしばらく話をし、ぼくが片付け物をしている間も、孫はトコトコと歩き回って、時々キッチンに来てはぼくの足にまとわりついたり、まんべんなく愛想を振りまく。夜8時半ごろになって、歩いて家まで帰る娘夫婦と共に、またアンパンマンの三輪車に乗り、バイバイをして帰って行った。
いやいや、ホント毎回孫には癒されます。今月からはおしゃべりできるようになるためのリハビリ--どんなことをするのかよくわからないのだが--が始まり、3月にはお兄ちゃんになるのだけど、どんなお兄ちゃんになるんだろうね。
ちなみに息子夫婦の第二子は、男の子であることが既に判明しており、我が一族ではぼく以来の次男の誕生になる。ここは次男としての心構えや、忍耐すべきポイント、主張すべきポイントなどを、教え込んでやらにゃならんな。
さて、この他は今週は静かなお正月で、孫が来た2日を中心にたくさん録画したドラマやバラエティ、Amazonプライムで溜まっていたウォッチリストに入れた映画などを観て過ごした。
3日には1日に諦めた近所の出雲大社分院に再度初詣に行った。3年前に分院に格上げになってから、その後のプロモーションが功を奏したのか、3日になっても1日よりちょっと短い程度、150mほどの列ができており、しょうがないのでおとなしく並ぶことにしたが、まぁでもきれいに2列で並んでいるので、20分ほどの待ち時間でお参りすることができた。
この「分院」、正式には「出雲大社埼玉大教会」と言い、出雲大社とは実質的に統合されているが名目上は別団体である「出雲大社(おおやしろ)教」の主要教会、という位置づけらしい。明治以降、神社界で起こったいろんな権力争いやせめぎ合いの結果そんなことになっているようだが、まぁ宗教法人ってどこもそういう対立とか離合集散を抱えてるよね。崇められる立場なんだから、もう少し清廉静謐でいて欲しいもんだ。
今年のおみくじは「大吉」。去年が「中吉」だったので、こりゃよきかなよきかな。カミさんは逆に去年「大吉」だったのに今年は「中吉」になってしまった。これと、毎年買うことにした干支の金色の紙のお札を買ってきたが、出雲大社系のおみくじやらお守りやらお札は高い。
そして今日は、本来は1年毎のところここ20年ほど交換していなかった、家中に6カ所ある吸気ファンのフィルターの交換作業を、ハンディクリーナー片手に行った。年末に大掃除しようとして、あまりの真っ黒さ加減にさすがにまずいなこれはと、ネットで発注しておいたのが昨日届いたのでね。場所によって汚れ具合が全然違うのがフシギだ。
お袋は4日に胃から直接栄養を摂れるようにするための手術を無事終え、これから施設とか一時転院先の病院とかを探していかないといけない。また元の生活に戻れるように、がんばって食べて欲しいなぁ。3月に生まれる2人目のひ孫に、元気で会えるようにね。
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