このGW前後は、けっこういろんなことをやっていて、例えば大きな買い物としてリフォームその他の発注をしたり、夏に姪っ子が海外でWedding Partyをするのに行く予約の最終調整をしたりしたんだけど、それらはまた別途書くとして、先週旅から帰って来た日、前にも不調だと書いたメインPCのモニター、11年半使っていたLGのE2370V-Bというモニターが、ついにご臨終になってしまったので、この対応の話と、親父の遺品蔵書の一部をもらい受けてきた話。
まずモニターの方だけど、繰り返しになるが症状としては、普通に使っているととつぜん暗転して、電源ランプが不審な不定期点滅をするトラブルが起きるようになってしまった、ってことで、原因は当初、裏面にある電源ポートに挿しているコードが、ぐにゃっと曲がって負荷がかかった状態でずっと使っていたために、ここの断線もしくは接触不良だろうと考えていて、一度抜いて曲がっていた部分を伸ばしてまた挿す、という対応で、復活したりしていた。
けどこれがその後もたびたび起こって、Amazonで3ピンメスの、差込口から90度曲がってコード挿し口をデスクの上置きと平行にし負荷なく挿せるようになっているアダプタを売っていたので、これを取り付けてみたりしたのだけど、その後も何度も同じ症状が出て、どうもコードの断線とかではなく、モニター本体内にある電源部がイカレてしまったようだということがわかってきた。
それでもダマしダマし、症状が出たらいったん電源コードを抜いてまた強く挿し直すという対応で復活したりしていたのだが、それが旅から帰ってきた夜、どう挿し直してももはや反応しなくなってしまった。
電源部以外はどこも壊れていないので、修理に出してもよいのだが、時間はかかるしたぶん1万円以上取られるし、なら新品モニターが1万円台で買えるから、エコくはないけどもう買い替えてしまおうってことでね。いずれそうなるだろうと予め機種選定してあった、KOORUIという中華ブランドの24.5インチモニターを、14,900円で発注した。
高コントラストと言われるVA方式の液晶を採用し、応答速度1ms、リフレッシュレート170Hzという、早い動きを映せるパネルで、ゲーミングモニターと銘打っている。これまでのLGのモニターに較べてベゼル幅が圧倒的に狭く、上と左右は8mmほどしかない。このため今まではほぼ同じ外寸幅で23インチだったのが、1.5インチ分表示面積が大きくなった。
ところがね、ぼくのメインPCはもう10年近く前に買い替えたものなので、ディスプレイ出力はDVI-D、このモニターのインプットはDisplay Portに加えHDMIが2系統。簡単に変換できるものと思い込んで発注してしまったが、よくよく調べると--こちらのサイトにとてもよくまとめて頂いている--DVI-D→Display Portの変換はかなり難儀らしい。慌ててDVI-D→HDMIの変換ケーブルを買い、日曜日に両方届くのを待って、セットアップした。HDMIが1ポート減ってしまうが仕方がない。
一番気を使うのは、左のこのメインモニターと、右のTVモニターを支柱1本から左右に同じ高さで分かれたモニタアームでデスクの上置きから立ち上げているんだけど、この高さの調整。ベゼル幅がかなり変わったのと、このモニターは前のと違って入力切替とかで使えるリモコンが付属していないので、下部についているセットアップボタンを押してメニューを表示する必要があるため、下側に1.5cmほど空きスペースを設けないといけない。
そのため、VESAマウントを据え付けるアームのアダプタに紙を細かく丸めて折ったものを挟んで微調整する。それでも下のベゼル幅も狭いので、以前とほとんど変わらない位置でセットすることができた。その他、これもデスクやPCの後ろ側でケーブルを取りまわすのが結構大変なのだが、電源や接続ケーブルの差替えを行う。
実際に使ってみると、11年間の技術の進歩が感じられる、明るくくっきりした表示で、明るさをだいぶ抑えめに75%くらいに設定したが、大変見やすい。VAパネルは斜めから見ると表示がくすみやすいと言われるが、このパネルは斜めから見ても表示の劣化がほぼないし、通常正面から見る位置でしか使わないので問題ない。
リフレッシュレートはHDMI接続だと最大144Hzになってしまうが、それでもこれまでのLGのモニターの倍くらいなので、動画を観ると確かにだいぶなめらかになったように感じられる。色合いが標準設定だと微妙に黄色味がかっているように感じたので、緑を47に抑え、青を51に微増させたら、白がかなり自然になった。この色温度の個別設定、かなり効きが強いな。
課題があるとすると、HDMI2ポート両方に接続していると、PCがスリープして無信号になった時、勝手にもう一方に入力先が切り替わってしまう問題だ。もう一方は旅行持ち歩き用HDレコーダーを繋いでいて、旅行前後に何か設定等をする場合以外は映すことはないので、常時接続していなくても困りはしないのだが、こちらの電源が切れていても切り替わってしまうってのは、仕様としておかしくね?サポートに問い合わせたら、何らかの信号が出てる方に自動的に切り替わるようになってるってことで、レコーダーは電源を切っていても何かの出力をしてるんじゃないかというのだが、そんなことあり得ないでしょ。
右のTVモニタも、こいつは液晶がかなり安っぽく、TV映像はそれなりにきれいだが、PC画像を映すと妙に青みがかりちらつきが出て、特に文字が見づらい問題--VGA接続だからかもだけど--があり、いずれ同じモニタを2台並べたいと思ってはいたのだが、こちらはHDレコーダーからの入力とPC入力を頻繁に切り替えて使うため、ポートの制約がかなり大きそうなので、それをどうやって克服するか、けっこう時間を使って事前検討してみたりした。
さて、今週はもう1つ、兄が親父の遺品の書籍類を、来週古本屋さんに来てもらって一気に処分するというので、木曜日に車で、その一部--すべて文庫本のみ--を頂きに実家に行った。
親父が書斎として使っていた2Fの部屋には、作り付けの本棚が南側の壁一面に設えられており、ここにほぼ前後2列にびっしり本が並んでいる。高そうな古書から文庫本までいろんなものがあり、文庫本はほとんど歴史小説だが、親父の存命中、けっこうここから勝手に本を持って行っていたので、それもあってぼく自身も10年ほど前まで、ほとんど歴史小説ばかりを読んでいたのかな。
なので既に読んでいる本も多いのだが、この本棚に教えてもらった歴史小説作家でぼくも大好きになった隆慶一郎とか白石一郎とかは、読んでいたとしても無条件で持って行った段ボールに入れる。司馬遼太郎や黒岩重吾もそうかな。一方で全然読んだことがない浅田次郎とかは、短編集は除いて箱に入れる。宮部みゆきの歴史小説もほぼ読んでないし、藤沢周平とかもそうなので、これらも基本箱に入れる。
読んだことがなく、作家名も知らないか聞いたことがあるくらいのものは、一応裏表紙のあらすじを読んで、面白そうなのを入れていく。シリーズものや複数巻のもので、どれかの巻が欠けているのとかも多いので、それらは基本置いていく。同じ本が複数あるなんてのはけっこうあったし、MAX3冊あるものもあった。
2時間近くかかって、段ボールに横に立てて入れて二列二段、これが丸2箱分できた。でもそんだけ詰め込んだ箱って重いのよね。実家の2Fから車へ、そして我が家では、車から降ろして3Fの息子の部屋まで運び上げるのに、よく腰が持ったもんだ。
息子の部屋には、息子が中学生くらいの頃にぼくも手伝って、大量にあったマンガを整理するために自作した本棚があるが、今はそれらのマンガを自分の家に持って行ったので空いており、もらってきた本は、金曜日にこの本棚に作家ごとに並べて収めた。息子が集めたが置いて行った東野圭吾の文庫と併せて、大きな本棚が2段だけ残してまたほぼいっぱいになった。さて、この大量の本たち、いつ読めるかね。
本を車に積みこんだ後、実家から歩いて10分ちょっとの介護施設に、オフクロの見舞に行った。ちょうど外で用事があったカミさんも合流。コロナが5類になって、事前に予約して一時に3人・30分までとかの面会の制約がほとんどなくなったのがありがたい。
オフクロは相変わらずあまり口からモノが食べられないのと、体にむくみが出て兄が医者に連れて行ったりしておりちょっと元気はないのだが、頭はとてもはっきりしっかりしており、去年の秋から会えていない孫1号や、もちろんまだ一度も会えていない孫2号に会いたがっていた。孫2号が長距離移動できるようになるまでまだ何ヶ月かかかるから、それまでにまた元気になってね。
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