今週金曜日、今年2月の学生時代のサークル「音感」のOBライブ「Home Comming Day」から久々に、我々「健康」が始動した。11月に企画された「新宿で会いませう1110」というライブに出演するためだ。
このライブ、もともとはブーランと、都立青山高校の1つ下の後輩Mとが、青高出身者のバンドでライブできたら楽しいね、ということで企画され、おおむねぼくらの代の2つ上から2つ下くらいまでのメンバーが参加するバンドが7つ集まることになった。もっとも「健康」もそうだが全員が青高出身者ということではなく、バンドによっては出身者は1人だけ、というのもあるらしい。
ゲストで来ていただけるプロの「Shiro」さんは、ボーカル芽映(めばえ)さんが青高の2年先輩で、ぼくらの世代でプロになったのは、彼女と、今回は出演はないが1つ先輩の「バービーボーイズ」のボーカルKONTA氏--彼とは1~2年生の時、ぼくはずっと一緒のバンドに加わっていた--の2人だ。
一応フライヤーを貼っておくが、今週前半時点で既に満席になってしまった--ほぼぼくらの1つ下の代の同期会の様相を呈しているらしい--とのことなので、今後はキャンセル待ちリストに加えさせていただくことになってしまうけども、もし観たいというぼくの個人的なお知り合いの方がいらっしゃったら、FB等でご連絡下さいませ。
ということで、まだ約2ヶ月先のライブなのに始動が早いが、これは今回、先々月にぼくが作った新曲をやることになったためで、昨日のリハはほぼこの曲の習得に費やされた。
そのため先々週くらいから個人練習を始めていたのだが、今回の新曲、いつもならドラムの打ち込みをする時、これってホントに叩けるのかな?ってのを割合慎重に確認しながらやるんだけど、いつもよりはあまり深く考えずに作ってしまったので、やってみたら難しいのよこれが。
特に2回目のサビ前、そのサビの終わりのギターソロ前、あとCodaの3ヶ所が、自分の手癖と全く異なる叩き方をしなきゃできなくてね。例えば普通にタカタカタカって叩くにも、右利きの人の場合右手からは入れば簡単なのが、左手から入ると結構難しい。プロってのはそういうのを自在に操れるだけの修練を積んだ方々なのだが、この3ヶ所にはこの左右逆転をしないと叩けないとこがいくつかあったりね。
寄る年波に脳ミソが弱ってるってのもあるわな。「体に憶えさせる」なんて言っても、結局アタマだからね。繰り返しやってもなかなか昔のようには身につかない。結局個人練習を都合6時間くらい、休日と平日のカミさんがいない時を見計らってやることになったが、それでもまだちょっと流れの中でできるかは不安が残った。
渋谷のサウンドスタジオNoah1号店で行われた昨日のリハでは、ほぼこの新曲と、旧曲2曲をリマインドのために2回ずつだけやった。新曲は事前準備の賜物か最初からおおまかにはできていたが、細かな部分の注文を、主としてブーランとマキゾエに出す。ブーランは曲全体の構成を把握できてないし、マキゾエはまぁここはスルーだろうなぁという細かいオカズは見事に案の定だ。長年の付き合いだから、大体その辺は予想通りだ。
何度も繰り返して構成がほぼ頭に入ったところで、サビと、もう1ヶ所あったのだがそっちは辞めることになったコーラスを、説明し把握してもらい、それを演奏しながらできるようにする。この曲の歌詞は、ぼくが作った原案は却下され(適当に作ったからまぁ当然だ)、ブーランが全く違うものを作って来たのだけど、これが「健康」にしてはおフザケの少ない割合まっとうな内容だったが、これで行くか、という方向だ。ところがコーラスが入る部分が16回あって全部ワードが違うため、これは憶え切れんよね、ってことでコーラスは言葉なしでいいんじゃね?ということにした。
ドラムの3ヶ所の高難度ポイントは、まだ安定しては叩けないが、繰り返しやるうちに、これは多分なんとかなるだろうというところまでは来た。久々に生ドラムを叩いたら、我が家のV-Drumsよりはやっぱだいぶサイズがデカいので、最初ちょっと目測誤りが多くなってしまった。
リハ終わりはいつもの通りすぐ裏にある「串カツ田中」でメシにしたが、久々に来たらびっくりしたのは、客層が以前はほぼ男女同数だった記憶があるのだが、昨日は7~8割がた女性で、しかもそれが客が入れ替わってもほぼ変わらない。昨日たまたまなのかはよくわかんないんだけど、若い男子が文字通り草食化してるってことなのかなぁ?「串カツ田中」までおっさんバンドマンに居づらい場所にはなって欲しくないんだけどなぁ。
さて、今回「健康」には、なんと強力な助っ人kuraraさんが、ゲスト出演だが全曲で加わってくれることになった。彼女は「音感」の先輩Yさんの娘さんで、まだ彼女自身がギターを弾きはじめる前から、我々のライブを観てくれて気に入っていただいていたという、奇特なプロ女性ギタリストだ。
「健康」は一時サポートメンバーに入ってもらっていたが、ギター&ボーカルのKo太郎が個人的な事情で抜けた時に、サポメンも外して4人で活動することにした。そのためブーランに負荷がかかり、ギターについてはま~ぁ間違えるわ、トラブルで音が出ないわ、常にバタバタしていたので、これはまことにありがたい。まだ20代半ばの女性が入るってことで、おじさんたちもなんとなくウキウキできるしね(↑写真をクリックすると彼女の演奏動画が観れます)。
ただ早速、コード譜面を下さいと言われ、ぼくの新曲は作ってあったのでそれを渡せばよいが、マキゾエが過去作った曲ではほとんど譜面なんて作っていないので、彼はいま「どひゃー」となっている。
曲を作る立場としては、ブーランのバタバタさを考慮してギターになるべく負荷をかけないように気を使っていたのが、次回以降も彼女のスケジュールが合うかはわからないのでまったくゼロにはならないものの、その要素を減らせるのがありがたい。逆に今回の曲からデモを作るのにカッティング部分は自分でギターを弾いているが、難しいことをやってもらうとなると自分では弾けないかも、ってのはあるけどね。
今回の新曲には、たまたま「健康」としては珍しい20小節ものギターソロがあるのだけど、これを彼女のめっちゃいい音とテクで演ってくれるなら、作った方も作り甲斐があったというものだ。昨日のリハには彼女は参加できなかったのだけど、次回10月4日には参加してくれそうだ。なんかすごく楽しみだなぁ。
さてさて、先週書いたオフクロと息子のBirthdayミニパーティーだけども、アイスケーキにろうそくを立て「ハッピーバースデー」を歌った時のビデオの孫1号がホントにかわいくて、今週はこのビデオを多分40回くらいヘビロテしております。「おめでとー」と大声で言ったかと思うと、自分の誕生日でもないのにろうそくの火を吹き消してしまうとこなんて、もうまじヤバいっす。
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