先週はこのブログをサボってしまったが、今週はまず花の話から。
先週日曜にカミさんが通っている社交ダンス教室の25周年記念イベントが、池袋のホテルメトロポリタンのホールを借りてディナー付きで比較的大規模に開催され、カミさんは「トライアル」と呼ばれる短めのプログラムに2回、長めの「アマチュアデモンストレーション」に1回出演した。ぼくも毎回ではないけれど、この手のイベントや発表会にはカメラマン兼荷物持ちとして行く。
今回はカミさんが、初めて家族以外の高校時代の友人や以前の勤め先の同僚を呼んだこともあって、彼女たちと、なんだかカミさんのファンだという人がいるらしくその人と、大きな花束を3つももらってきた。デカい紙袋に入れて、電車で持って帰るだけでも一苦労だったのだが、困ったことに我が家にはこんな花束が入る花瓶は1つしかない。
仕方ないので朝霞駅構内の「3coins」に売っていた、とは言えそれほど大きくはない花瓶をまず帰りに買って--駅構内には花屋さんもあるのだがここの花瓶は値段が高すぎる--、直径5cmくらいの口に比較的小さい花束を無理やり押し込む。
それでも1つ足りないので、月曜日に近所の「カインズ」に行って、口径はそれほど大きくはないが高さは25cmほどある白い直方体のシンプルな花瓶を買って来た。大きな花束が3つも家にあるとなかなかゴージャスで壮観だ。リビングとダイニングのテーブル、あと玄関の飾り棚に飾ることにした。家中にいい香りが漂っている。こんなにきれいなのに2週間も持たないんだから、切り花ってのははかないものだし、花屋ってのも難しい商売だよね。
で、「カインズ」に行ったついでに玄関先のプランターの花たちも一掃することにした。近ごろやっと涼しくなって来て、酷暑の真夏の間はもうどうしようもないので伸ばし放題でぼうぼうになっていた花たちも、やっと植え替えられる時期に来たのでね。
我が家のメインのプランター--駐車場脇のサブのプランターには、メインにまだ一部咲き残っているヤツを移すことにしている--は、全部植え替えるとなると、3株植えられる長いのが3つ、2株のが1つ、あとブロック塀の飾りの金属板にぶら下げるシングルのポットが2つ、計5種類13株の花が必要だ。
近所の「カインズ」は花についてはあんまり種類が多くなくて、大丈夫かなぁと見て回ったがなんとかなりそうだったので、シクラメン、コスモス、ストック、パンジー、なでしこを買って来た。 帰って来た時にはもう夕方4時半近くになっていたが、それから1時間ちょっとかけて全部の花たちを移し替えたり植えたりする。腕と足には虫よけスプレーを振りかけていたので大丈夫だったが、顔を2ヶ所ほど蚊に刺された。
まぁ定期的なルーチンなのでそれほど達成感があるわけでもないが、全プランターを一気にやるのは夏の終わりのこの時期だけだし、スッキリはしたのでよかったかな。カインズには一部まだ咲ききってない株しか売ってなかったものもあり、これらが順調に咲いてくれるか楽しみではありますな。
さて、昨日金曜日には、11月のライブに向けて我々「健康」の2回目のリハがいつもの渋谷Noah1号店で行われた。今回は前回書いたゲストメンバーのプロギタリスト、kuraraさんが初めて参加してくれたのだけど・・・
いやいや、素晴らしい!昨日は本人も性格上そうなのでと言っていた通りちょっと控えめに弾いていたようだが、それでもリズムは正確だし間違えないし、ソロを弾かせればフレーズの引き出しが多く毎回違ったパターンで多彩だし、なにより音がいい。プロとアマチュアの違いって結局音の良さに尽きるのよね。ぼくの新曲はデモを聴いただけのはずなんだけど、作曲者の意図を見事に汲んでくれていて、ほとんど注文をつけるところがない。
リハが終わっていつもの通りすぐ裏の「串カツ田中」に行ったが、ぼくらの先輩であるお父様と3つ4つしか違わないオヤジのぼくらと話していても、明るく積極的に会話ができ、まったく自然体でコミュニケーションがスムーズだ。彼女が採用面接に来てぼくが面接官だったら、一発でOK出しちゃうだろうなぁ。
好きなギタリストを訊くと、エリック・クラプトンとか、わりとぼくらの世代が目標にしたようなレジェンドたちの名前が挙がって来る。お父様とも仲がよさそうだし、北島健二さんという、お父様と同年代で日本の代表的な名スタジオミュージシャンが師匠だということだが、そんなとこからオヤジ世代とのコミュニケーションとか好みとかに、自然に親しんできたのかな。
なんでkurara(もちろん本名は異なる)って名前にしたの?と訊いたら、SNSに音源を上げ始めた時に、ハンドルネームが必要になって、その時飼っていた犬の名前にしたのだそうで。犬の名前と聞くと、「U・KA・TSU」という曲の「ちょっとねえ、『ゆかりん』て誰なのよ」「あーそれは・・・犬の名前だよ」というセリフが思い出されて笑ってしまったのだが、今回のセットリストに「うかつ」はないけど、いずれライブであそこを『kuraraちゃん』に変えてやってみるかな。
とにかく彼女が入ってくれて、「健康」の最大の不安要素が払拭され、易きに流れることが身上のブーランは、案の定早速、今回のセットリストのうち2曲のギターを完全に彼女に丸投げし、「うーん、やっぱハンドマイクは最高だなぁ」なんて言っている。毎回彼女のスケジュールが合う訳じゃないんだから、キミもちゃんと鍛錬を怠らないようにしなさいよ。
まぁでも少なくとも3割増しくらいには、「健康」の演奏の質は上がったんじゃないかなぁ。ぼくは寄る年波に弱った脳ミソが体を制御しきれず、昨日のリハでも家で何度も練習したところを間違えて崩壊したりしちゃったけど、こちらもそういうことがないように、気合を入れてさらに個人練習を積み重ねないといかんね。
てことで花の話と、kuraraちゃんが入ってくれてよかったー、って話でした。来週は週末福井に、もうずいぶん前に亡くなったおばあちゃんの家がそのままになっているのを片付けに行く予定なので、このブログは少し遅れてアップすることになると思います。
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