12月15日に続き来年1月14日のライブも決まり、こっちは「健康」メインの企画で1時間近くやる予定ってことで、練習にも力が入ってきた。
今週火曜日に続き、来週の火曜日も練習、11月もなかなか合わないスケジュールを調整して、4回の練習を行うことになっている。
レコーディングのときは、もちろん録り直しも効くし、パンチイン/パンチアウトなんてこともできるから、1曲通して演奏できなくてもゴマカシも可能なんだけど、ライブとなるとそうは行かない。
しかも今回はCDも出し、満を持しての復活ライブということもあり、学生時代のようにマンネリ感丸出しでいいかげんにやるわけには行かず、プロレベルの演奏を目指さないといけない。そういう意味では、このバンド始まって以来、全員それなりに気合が入っている。
ぼく個人もまだまだ、ミスも多いしノリも安定しない。こんなことではイカン、ということで、昨日今日と、計4時間くらいだけど個人練習を行った。
ぼくはドラマーには多分珍しく、すべてを楽譜に落とす。プロの曲をコピーするときもそうだし、「健康」のようなオリジナルバンドのときも、PCのシーケンサーソフトでドラムパターンを作って、楽譜を出力する。
ぼくはプロではないから、オカズ(=Fill In・・・つまりAメロからBメロ、Bメロからサビに行く時に、ドラムが普通のパターンとは違えて、タカトコダカドコって入れるヤツね)もアドリブでやるとワンパターンになっちゃうので、あらかじめ作って練習する。そうしないと進化しないでしょ。
で、そうして作ったオカズも、衰えた記憶力がついて行かないので、全部楽譜という形で記録に残すんですよ。でも前にも書いたけど、楽譜を見てオカズを思い出してるようじゃ、とてもプロレベルにはできない。体に覚えさせて、次にやることが自然に出てこないとダメだ。
プロっていうのは、ホントはすっごいテクがあっても、無理をせず絶対失敗しないことしかしない人たちだ。これはミュージシャンでも、タクシーの運転手(これは学生のころ選挙事務所でバイトした時に、なるほどねって思ったんだけど)でも一緒。
もちろん絶対失敗しないようなオカズでも、十分に難しい。つまり彼らはそれ以上のことができるのに、抑えてそのレベルに達している。だからこそプロとして食っていける訳です。
ぼくは無論そんなテクはないし、チャレンジしないとできないオカズを頭で考えて楽譜に落としているので、これを失敗せずにできるレベルにするには、まぁとにかく練習するしかないんですよ。そして体に覚えさす、と。
だけどこの"ケン坊Show!"っていう、健忘症とDJケン坊をひっかけたくだらない曲が、これがオカズパターンが多くてね。しかもかなりきちっとしたシャッフルなので、ノリをキープするのがなかなか難しい。
しかもこの曲はライブではぼく担当のセリフがあったりして。コーラスは基本的にリズムとシンクして歌うので、音程さえ取れれば難しくはないんだけど、セリフってリズム無関係だから、結構練習しないと、ドラミングが引きずられてずれちゃったりするんだよね。
ということで、昨日書いたZOOM H2で録音し、聴いて反省し、楽譜に書き込み、という繰り返しで練習を行いました。
まだ荒削りですが、この曲をV-Drumsで叩いた音を、H2の性能を確かめたいレアな方のために、恥ずかしながらアップしておきます。V-Drumsの音をRolandのキーボードアンプで出して、その前にH2を置いて録ったものです。ちょっとバランスが悪くて低音が協調されてるけど、これはV-Drumsのセッティングのせいです。よく聴くとセリフが2か所に入っているのが聴こえると思います。
あー、まだまだ反省しきり。もっと練習せねば。
えらいねえ。頑張ってますなあ。その調子でよろしく頼むぜ。(ぶ)
投稿情報: booran | 2007/11/12 08:42