というのは、今日はかあちゃんと1日塩原・日光方面でドライブデートをしてきたんですが、--後に書くけどなんつーか一番の今日の"薬味"になった中禅寺湖畔の--立ち寄り温泉に入って、帰ってきたんですね。
ウチは家族でスキーに行くようになってから、帰りに温泉に浸かって温まり、そのままもうお風呂には入ったことにして、メシ食って帰ってきて寝る、っていう習慣ができてですね。宿に温泉があれば、宿の人がOKしてくれればそこに入るし、してくれなければ帰り道に立ち寄り温泉を見つけて、そこに入る。その後、スキー以外の近場旅行の時も、帰りに温泉に寄って帰るようになった。
最近は計画担当の父は、帰り道に寄れる立ち寄り温泉のよさげなところを、事前にNetでチェックしてから出かけるのが当たり前になっている。今日は泊まりじゃなかったので、そこまで計画してなかったんですが。
なので、温泉に入って帰ってくると、あー、一旅終えて楽しかったなー、っていう気分になるんですね。んでしかも今日の場合、帰ったその日がぼくが最も幸せな、「僕らの音楽」がある金曜日の夜だなんて、あーもうなんて幸せ、ってことで、気分がいいんですね。なんて長い説明だ。
てことで、今日は昨日に続き、走った走った400Km。久々だよ1日にこんなに走ったの。結婚前のデートで只見湖から裏尾瀬まで、一気に600Kmとか走ってた頃以来の。
まず那須塩原インターから塩原温泉に向かい、途中いくつかの名所に立ち寄りながら塩原温泉中心地の"紅の吊り橋""もみじの湯"が見える「ランプ」っていう"塩原物知り館"の2Fにあるレストランでメシを食った。ここから望める景色はホントに絶品。箒川の流れを彩る今がピークの紅葉。京都での欲求不満が吹っ飛ぶ美しさだ。
そこから"日塩もみじライン"っていう有料道路を日光方面へ。もみじラインは、標高の高い部分では残念ながらもう紅葉は終わっていて、少し下がった出口付近が一番きれいだった。
今日は娘が台湾旅行から帰ってくるので、21:30ごろには、さいたま新都心のバスターミナルに迎えに行っていなければいけない。でももう日が落ちてきたとは言え、18時過ぎに日光を出れば、メシを食いながら待つ余裕は十分にある。
ということでここから一気に今市、日光の市街を通り、いろは坂を登って中禅寺湖へ。ついた頃にはまさに西の山に残った残照が消えていこうとする頃で、しかも休前日だというのにもう紅葉も終わりを迎え、すっかり寒々として営業している店もぽつぽつ、人の姿はほとんどなく、戦場ヶ原へ抜けるメイン道路を、時折ヘッドライトをつけた車が猛スピードで走っていく、といった寂しい風景。
しかも寒い!Tシャツ、長袖Tシャツ、パーカーの上に、今期初のダウンを着て丁度いいくらいの、多分摂氏2,3度ってカンジの気温。
でもあと40~50分は余裕がある。さてどうしよう。ということで、ここはせっかくいろは坂を登ってきた甲斐を作らねば、と車を停めガイドブックをめくったら、ありましたよ、いかにも怪しげな立ち寄り温泉。ということで冒頭の話に戻るんだけどね。
いやいや、だいたい、1Fがインド料理店のビルの3Fにあるというだけでかなり怪しいじゃないですか。 行ってみると案の定、温泉は開業して2年と経っていないと言う割には古くさいビル。2Fの不気味な暗闇をしりめに3Fまで階段を登ってみると、受付には・・・・インド人のお兄ちゃんが、代々木八幡の踏み切り向こうのカレー屋さんとほぼ同じトーンで「イラシャイマセー」と迎えてくれた。
周りの装飾も、なんだかインド色にあふれており、その中で源泉かけ流し、湖の見える露天風呂、って・・・相当シュールでしょ?
入浴料は700円と、決して高い方ではないのだけど、もちろん我々の他に客なんて最初から最後までおらず、独占状態。よし、チャレンジだ、って入ってみると、更衣室のオープンロッカーが市販の既製品みたいなカンジだったり、壁が非常に安っぽいリノリュームみたいのだったりというのはあったけど、一応大浴槽、露店風呂、さらにひのきの香りのミストで充満されたサウナと、設備的には申し分ない。
温泉の気持ちよさもまた格別で、気温が低いので致し方ないとは言えあまりにもぬるい露天風呂はご愛敬としても、十分にあったまって、帰りのいろは坂の下りでは、火照った体が汗ばむほどの温熱効果。
いやいやナイス「中禅寺湖の湯」!るるぶもよく載せたわな、っていう近頃希に見る旅のワンポイントでございました。
帰りはちょっくら道を間違えたりもしたけど、無事さいたま新都心について、とんかつを食べ終わった頃にちょうどうちのかしまし娘が帰ってきて、22時ぴったりに帰り着いて、「歌姫」を見られるという、なかなかナイスタイミングでございました。
紅葉漬けのこの遅い夏休み。幸せだなぁ~。
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