今日はつきみ野に住む義弟一家の家におじゃまして、姪っ子のBirthdayパーティーでみんなで昼食を食べ、それから娘は義父、義母に任せて、カミさんと表参道の"Blue Note Tokyo"に、Tower of Powerのライブを観に行った。
年に2,3度は行く義弟の家は、いつもは車でうちの近所に住む義父、義母を乗せていくんだけど、今日はライブがあったのと、前回渋滞にはまってひどい目にあったので、地球環境のこともあるし、電車で行くことにした。
Tower of Powerは意外に数少ないHornセクションバリバリのソウル/ファンクバンドで、今年でなんと40th Anniversaryというから、彼らもきっと60過ぎなんだけど、学生のころ先輩に教えてもらったライブアルバムがとにかくかっこよくて、一度はぜひ 観たいと思っていた。
前にマントラを観に行ったBillboard Tokyoは去年できたばかりだけど、ややジャズよりではあるものの割合似たプログラムを演ることが多いこのBlue Note Tokyoは、88年オープンというから、この手の高級ライブハウスの中では圧倒的な老舗だ。
たまたまそこのサイトを見ていたら、なんとTower of Powerが来るっていうじゃありませんか。もう発売開始後だったんだけど、さすがに日本では超メジャーではないので、まだ席が空いていて、正面はダメだったけど、少し斜めの位置にあるボックスシートを取ることができた。
歳取っちゃったんで、あの圧倒的なパワーを発散するライブは、さすがにできないだろうと思っていたら、とんでもない!ほとんど途切れなくノリの良いナンバーを連発し、正面のアリーナ席の観客は最初から総立ち。誰かがソロを取るとしゃがむというルールができているようで、1曲だけやったバラードとソロ部分以外では、ぼくの席からだとメンバーの顔以外はほとんど見えない。
もっともHornセクション5人とボーカルがフロントに並ぶんで、ドラムやベースは最初から見えない。
彼らのリズムはとにかく8ビートの曲でもシャッフル系の曲でも、ビートを16,24と細かく刻んで感じている。テンポが少し走ったり、ドラムが突込み気味でも、全員が裏を常に感じているので、抜群にノリがよく、気持ちいい。さりとてサンバのような横ノリではなく、あくまでも縦ノリだ。カッコイイ!
知らなかったんだけど、そんなビートを刻むリズム隊2人は、2人とも白人なんだよね。ギター、オルガン、メインボーカルとHornセクションのうち2人が黒人で、あとは白人。その白人ベーシストが、16分を多用したフィンガリング中心の細かいベースラインを刻んでいく。ドラムは見えなかったけど多分左手がHi-Hatを叩いてることはほとんどない--つまり基本8ビートなのだけど、でも16ウラが聴こえてくるんだよね。うーん、いいなぁ。
「Diggin' On James Brown」「What Is Hip」で盛り上げるパターンも、少なくともぼくが知っている25年程前から全く変わっていない。このパターンでもう長いことやってるんだなぁ。今回の東京ライブも約2週間、1日2ステージを同じパターンで盛り上げてるんだなぁ。それでこそプロだよね。
いやいや、わずか75分ほどのステージだったけど、自然と体が動いてしまう、ほんと気持ちのよい良質のエンターテインメントでした。明日からまた仕事、がんばろっと。と、明日は「健康」の練習だった。車に機材積まなきゃ。
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