ホントに夏も終わりになっちゃったねぇ。最近のこの世の終わりのような空模様は何なのでしょうか?今日なんか娘をバレエに送って行く時、すっごい土砂降りで、初めてマジでこりゃ車が止まるかもしれないっていう深い水たまりを通ったぞ。映画「Day After Tomorrow」の世界が現実になって来ちゃったんじゃないの?
経済原則と合わないと例えば太陽光発電パネルも電気自動車も普及しないのは仕方ないんだけど、経済原則とタイミングが合わなければCO2削減ができないなんて言ってたら、その前に世界が滅んじゃうかも。こういう時こそ政治であり税金の使い方なんだけど、その前に景気は悪いわ、株価は下がる一方だわ、困ったもんだよね。
なんて世の中を憂えるのが今日のテーマじゃなくて--ってほどきちっとテーマを決めて書き始めたわけでもないんですけどね--急に涼しくなって風邪気味な中、今週はいよいよモバイルノートPCを買おうかと、ちょっと真剣に検討してみた。
EeePCに始まった低価格モバイルノートの時代が、そろそろ本格化しつつある。台湾メーカーだけでなく、世界のHPが2133というノートを59,800円/79,800円で6月に発売、その後、7月にMSIというマザーボードメーカーがWind Netbook U100を59,800円で出し、先週8/23日にはACERがAspire Oneというノートを54,800円で発売した。EeePCも901という最新機種で対抗している。
Wind Netbook、Aspire One、EeePC901は、期待の新CPU、Atomを搭載している。パフォーマンスの良さと低消費電力を両立したこのCPUに、これら3機種はWindowsXP搭載なので、そのレスポンスは期待できる。
ウチには、早すぎたモバイルノートとも言える、もう発売中止になり、予想通りPC製造から撤退してしまったVictorが6年前に出したMP-XP7210というマシンがある。ただ、CPUはPentiumⅢの800MHz、USBは1.0という代物で、今でも使えはするけどかなり重たくなってしまった上、USBのスピードが遅くて外付けドライブを着けてもまともに使えない。なのに当時、型落ちでたたき売りに入った時期に買ったにもかかわらず、12万以上もした。去年くらいからこいつを買い替えたいなぁと思っていたところに、この低価格モバイルノート時代の到来だ。
ということで、個人的にはMSI Wind Netbook U100が本命だったこともあり、こいつを展示している秋葉原のツクモに見に行ってきた。製造数も販売店も限定されているこの機種は、今予約してもいつ手に入るかわからないという人気ぶりだ。
ツクモではU100とAspire Oneを並べて展示しており、両方を比べて触ってみることができた。この2機種は上記のようにCPUとOSは同じで、メモリー容量も同じ1GB、重さもほぼ同じ1.2Kg弱、EeePCと違ってHDDを搭載しており、Netbookと言いながら、MP-XP7210に比べたら格段のパフォーマンスであり、MS Officeくらいならサクサクと使える。
U100のアドバンテージは、10インチという大きなディスプレイのため、一回りサイズが大きい分、キーピッチが17.5mmと広くて、普通のノートPC同様のキー入力が可能なところと、クリックするためのボタンがタッチパッドの手前についており、押し易いところ、そしてメモリーを2GBに増設できるところだ。
一方でAspire Oneは、8.9インチながら解像度は同じ1024×600で、映りこみは激しいけど見やすい光沢ディスプレイ、そして値段と、U100より40GB多い120GBのHDD、さらには、デザイン的に美しいトップパネルだ。
並べて触ってみてわかったのは、0.5mmキーピッチの狭いAspire Oneのキーボードの使い勝手が、U100とほぼ変わらないこと、そして、U100のディスプレイのヒンジ部が弱く、画面がぐらぐら揺れてしまうことだ。
これならAspire Oneの方がいいかもなぁ。クリックのしにくさは、タッチパッド上でタップすることでカバーできるしなぁ。XPならメモリー1GB積んでれば十分だし、なにせ5,000円安いしねぇ。ビックカメラでも売ってるから、ポイントも着くし。
EeePCの901も並べてあったんだけど、こいつのキーピッチはMP-XP7210と同じ16mmで、これはもう格段に使いづらい。ただ、EeePCはHDDではなくSSDというメモリーの一種を使っており、容量が前機種と比べ格段に増えたとはいえまだ小さいのでぼくの選定対象にはならないんだけど、その代わりにバッテリーの保ちは素晴らしい。
バッテリーだけは、未だにPanasonicの技術が断トツで他の追随を許さない。会社で使っているLet'sNote CF-W5は、普通に使っていても実測で5時間くらいは十分に保つ。U100もAspire Oneも、日本では3セルバッテリーの機種しか出してないので、実測では3時間弱しか保たないらしい。
うーむ、これは、もうしばらく待ちだな。なんて忍耐強い私。Aspire Oneの6セルバッテリー機、台湾ではすでに売っていて、デカくてカッコ悪いらしいんだけど、でもこれを待ちますよ私は。買ってもいないのにこんなに詳しい比較記事を書くなんて。単に自分のための比較記録だったりして。
でも我慢するときはするのよぼくは。なんて言いつつ来週にはもう買ってたりするかもしれないけど。6セルバッテリーは後から買えばいいや、って理由づけることが強く予想される。
検索ポータルから来た方、すいません。買ってもいないのにレビュー記事みたいにしちゃって。でも全然役に立たないわけでもないでしょ?
いやーしかし、こんなマシンが5万円台で手に入るって、いい時代になったよなぁ。でも最近、世の中良くなったよな、と感じるのは、PCや情報機器の値段だけだな。残念な話だ。
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