娘の行ってる中学校は変わっていて、普通の学校なら2学期の中間テストに当たる10月中旬のテストが先週終わったんだけど、それから1週経った来週1週間が、秋休みでお休みとなる。その代り夏休みは8月の二十何日かに終わってしまう。
なので娘にとっては今日は思いっきり羽を伸ばせる、しかも珍しくバレエも休みで、決まったスケジュールが何もない近ごろ珍しい日となった。
というわけでカミさんと3人で、メジャー映画の場合は家から最も近いのでよく行く、東武練馬(って、もうちょっとカッコいいネーミングにすりゃよかったの にね。地元の町名「徳丸」のほうがまだマシかも)のサティの最上階にあるシネコン、Warner Mycal Cinemas板橋に、話題の映画「容疑者xの献身」を観に行った。
電車で行くとなるとわずかな駅数なのになぜか電車のことを書きたくなるのは、「半」鉄っちゃんの性でしょうか。でもさ、有楽町線・副都心線直通電車が増えたのはいいけど、朝霞から東上線普通で4つ目の駅である東武練馬に行くのに、地下鉄直通電車に1駅乗って和光市で東上線急行に乗り換え、東武練馬は停まらないので次の成増でまたまた乗り換え、と、4駅で2回も乗り換えなきゃ行けない(もちろん普通に普通列車が来ればそんなことはないのだけどね。タイミングの問題でね)ってどういうこと?
でも最後に乗った普通列車が、東武の最新の型で、普通の通勤電車みたいに左右向きに席がついてるんだけど、その1つ1つがベンチシートではなく独立していて、7人掛けの所を敢えて1人分犠牲にした、全員にヘッドレストのある車両だったのだけど、何度か乗っていたのに今日初めてこの席に座れて、なんだかちょっと嬉しかった。
「容疑者xの献身」は、言わずと知れた福山雅治と柴咲コウ主演の、今をときめく東野圭吾原作の「ガリレオ」シリーズ初の映画化バージョンで、フジTVでやっていたTVドラマシリーズは、我が家では全員好きで、そろって観ることはほとんどなかったけど、1F防音室、2Fリビングの両方のDVDレコーダーで録画して、全員が時間を選んで全編見ていた。
今日は「ホームレス中学生」とか「Center of The Earth」とか、綾瀬はるか主役の「Ichi」とか、話題の映画が封切になった日だったためか、Warner Mycal Cinemasはけっこう混雑していた。その中で、「容疑者xの献身」をかけたハコは多分このシネコンの中で1番目か2番目に大きいハコ。
まぁお昼の時間帯でピークは夕方なんだろうから、満席とまではもちろん行かなかったものの、大体6割くらいの入りで、傾斜のきつい客席の中で比較的見やすい横方向のメイン通路後ろの、両脇の細い列とセンターの列で構成されるそのセンターのブロックは満席、っていう感じだった。
以下ネタバレになるのでこれから観に行こうって人はここから3段落は飛ばして読んでね。
内容的にはなかなか凝った推理物になっていて、原作のデキの良さが偲ばれ、普通の事件ものとして観る分にはなかなか面白い、飽きさせないものだった。あれ?前のシーンではこのベンチに座っていた人がなぜかいない、とか、「献身」というタイトルの意味とか、いろんな伏線やシカケが、謎解きとともにナルホドと納得できる。
だけどちょっともの足りなかったのは、「ガリレオ」シリーズ独特の、超常現象のように見えるジレンマを科学的に解明していく、というのは今回はなかったことだ。従ってTVシリーズでは毎回必ずあった、水戸黄門の印籠シーンに等しい、湯川が何かに思い当ってところかまわず難しい数式を書き散らし、それによって謎が解ける、っていう、現実にはあり得ない定番シーンがなくて、アリバイの謎を解くという、普通の刑事ものになっていた。
これだったら警察も湯川のところに相談に行ったりしないでしょ。普通。そこの設定に、ちょっと無理があったんじゃないの?柴咲コウ演じる刑事が、とにかくなんでもかんでも彼に頼るようになっていた、ってこと?それにしちゃKOH+という彼らのユニットで今ヒットチャート上位にいるこの映画のテーマ曲「最愛」の歌詞で期待を持たされる、彼らのロマンスはほとんどなかったし。
まぁでも面白かったですよ。映画館で見なきゃいけないようなスペクタクルのシーンはなかったから、DVDでもいいかもしれないけど、一見の価値はありかな。
そうそう、さっきセ・リーグの、巨人が優勝しやがったクライマックスシリーズのために40分遅れていたがために偶然見た日テレ、通常なら土曜1:25分からやっている「絶対やれるギリシャ神話」って新番組、これがなかなか面白い。
ホイチョイプロダクション久々の深夜バラエティだけに、あの懐かしの名深夜番組「カノッサの屈辱」に共通する、あるインテリキャラが内容の進行をすることと、それも含めた"くだらなインテリ"なノリと、かなりのエロさと、それをすべて長寿マンガ「気まぐれコンセプト」と同じテイストのホイチョイアニメで表現していく構成と、何をとってもよくできている。
来週からちゃんと観よ、これ。
ということで、今日は都合、たぶん7,8時間は観た各種映像のピックアップレポートでした。
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