いやー、とにかくテレビがきれいだ。これぞもう2年も待ち焦がれていた地デジの実力なのね。幸せ。
2転3転した我が家悲願の地デジ化が、ついに今日実現した。思えば前の会社を辞めたおととしの3月から2ヶ月半のプータロー時代、もう一度戻りたいあの時期に、必ずやろうと決めた2大テーマの1つ、片やの退職金その他での住宅ローンの返済手続きと、こなたがついに果たせなかった地デジ化なのですよ。
しまった、あの近所の3店ほど支店は出してるものの、あくまでローカル企業の電気屋の兄ちゃんが言うことを、もっと早く疑ってりゃよかったよ。「6チャンネルから下が、映らないですねぇ。これはケーブルを待つしかないですね」、だとぉ?まったく!屋内配線を疑いやがるんで、わざわざこの家を建てた業者の下請けの配線業者に来てもらって、屋内は問題ないことを確認してもらったりしたのよ。
経緯をご説明しますとですね。
先週の記事で書いたとおり、この地域のケーブルTV業者が、撤退するTEPCOからJCOMに変わって、にわかに実現に近づいた地デジ化、だけどケーブル業者は、うちはアナログだけどCSを入れてるからほとんど必要のないセットトップボックスを契約しないと、家の中の他の場所でも地デジを受信できる「パススルー方式」の電波を送ってくれない。
まぁ腹が立つけど仕方ないか、と月約4,300円の出費は覚悟していたんだけど、先週ビックカメラで買った寝室用のシャープの20型液晶TVを届けに来たおじさんが、カミさんに、こんだけ近所で地デジアンテナが立ってるんだから、お宅が受信できないってことはないはずだと言い置いたために、ちょっと様相が変わってきた。
仕事中に携帯に電話してきた彼女は、電気屋のおじさんがそう言ってるから、もう一度テストしてみたほうがいいんじゃないの?お金もったいないじゃん、と、その時点でのぼくの心理では、めんどくさいなもう、という主張を繰り広げる。
なにせその前日、先週の日曜日に、すでにJCOMに申し込んでおり、工事日はラッキーにも今日7/4日を予約できていて、そのために使用中のものでは我が家で最後のデジタルチューナー非搭載の、防音室のデスク上のサムスン製の15インチ液晶テレビを、16:9の画面比のSK NetのSK-DTV154GLという機種に買い換えようと、Netで手配してしまっていたのでね。
だがカミさんの言うことはどう考えても正しい。めんどくさくはあるけど、まずその地元電気屋に電話し、エアコン設置で忙しくてアンテナ工事は3ヵ月後になっちゃうとかアホなことを言われたので、次にビックカメラに電話して寝室用TVの伝票番号を伝え、ビックの下請けのアンテナ業者さんに今日来てもらうことにして、JCOMの工事をキャンセルし、と電話をかけまくった。
12時から2時の間に来る、と昨日連絡が入ったのだけど、今日になって学校で娘が具合悪くなったってことで、急遽14時に学校に行かなきゃいけないことになったので、ビックカメラに電話して連絡をとってもらい、なるべく早く来てもらうように手配する。
やってきた「石井設備」という個人電器店のたぶん若社長の石井さんと言う兄ちゃんは、地元電気屋とは違ってアンテナ専業だから、やっぱ全然動きが違う。地元電気屋は言を翻して登ってくれなかった屋根の上に真っ先に登り、「そんなに電波がいいとは確かに言えないし、観れないチャンネルが出ちゃうかもしれないけど、この程度ならケーブル引くのはもったいないですよ」と言う。
地デジの電波ってのは、ホントに微妙で、1歩動くと映らないチャンネルが違ったりするそうで、3Mほどしか離れていない隣家の地デジアンテナで受信できていたとしても、こっちで受信できるかどうかはわからないんだって。そういう意味では寝室用テレビを届けに来たおっちゃんも、結局は素人だったってことだよね。
見積もりもさっくり作って、値段は地元電気屋の見積もりと変わらない39,900円。ならお願いします、って言ったのが12:10ごろ。いつ工事するかって話になって、13:30には出かけないといけないと言ったら、1時間あればなんとかしますよ、というプロの発言。
ホントにその1時間後には、屋根に足をつけ、4隅に針金を引いて固定し、配線してブースター調整し、という作業をカミ技のような速さでこなして、2Fのテレビで映るかどうかテストして、ホントに全チャンネル問題なく映ることが確認できた。
なんのために2年も待たされたんだよー。やっぱ大手量販店が信用して使っている電気屋さんは違うね。感服つかまつりました。
その後、迎えに行ったらケロッと治っていてなんじゃお前は?の娘の世界史の試験勉強の面倒を見ながら、家中のTVとHDレコーダー、計7台のセットアップを行った。
先週日曜に発注していたテレビ、SK-DTV154GLも、タイミング良く夕方届き、なんだかんだで23時過ぎになっちまったけど、こいつのセットアップまで終了。機器によって、地デジアンテナとアナログアンテナのプラグが分かれてたりしたので、何度か「あれ?映らない」事件が起きたけど、最終的には、あーー、家中のテレビがきれいになった。
唯一デジタル化するとちょっとした問題が置こる予定だったお風呂TVも、既存のアナログ電波も受信可能なようにしてくれたので、これまでと設定を変えずに使える。
いやいや、よかったよかった。電気屋って言っても、最近は専門が細分化してるんだね。同じような悩みを持つ人、ってそんなに多くはないかもしれないけど、電気屋は疑ってみた方がいいみたいですよ。
はじめまして。「我が家の地デジ化」をテーマにしています。家電量販店が指定する電気屋さんは信頼できる、というのは参考になりした。
投稿情報: 頑張る父さん | 2009/12/20 09:38