去年の年明けに撮ったんだよネこの写真。2年近くも温めるほどのネタでもないんだけども、なんだかつい書きそびれて、デスクトップ付箋紙のネタ帳にずっと書いてあったのを、なんだか書く気になった。
去年から我が家に発布された新しいルール、予定欄が家族分ついたカレンダーへの、予定の書き込みだ。直接的には放蕩息子が毎晩帰ってきやしないから、いつ家でメシを食うのか、何時に起こしてやればいいのか、自分でちゃんと申告しろって言うことなんだけど、裏の理由はカミさんの記憶力の低下だ。
最近は明日メシいらないから、って口で言うと、忘れちゃうから書いといて、と言われる。明日のことくらい憶えてて欲しいんだけどなぁ。なんかダンナサマってものへの彼女のなかでの優先順位が低いってことだよね。
もう2年以上も放蕩してるくせに、このカレンダーへの予定の書き込みだけは、奴は律儀に続けている。ちゃっかり者の娘なんか遠の昔に書くのをやめちゃってるのにね。ぼくもメシ食わない時くらいしか書かないので、要は息子とカミさんの交換日記みたいになっている。
さて。
例の鶴瓶の「A Studio」、昨日のゲストはAIだったんだけど、最後に名曲「Story」を唄う前に、あの鶴瓶ひとりコメントのコーナーで、そもそもI Love youが合言葉になっていると言う、さすが国際派のある意味スゴい家らしいんだけど、とにかく彼女の両親がいかに彼女のことを愛しているか、というエピソードを語り、それだけでAIは、そんな話するなんてずりーよ、という顔をしている。
歌も終わって最後に観客の多くが涙を流している中で、目にいっぱい涙をためながら、最後まで決してこぼさなかった彼女に、鶴瓶が、「エーで自分。エーで自分。」とほめていた。
彼女が少し売れてから、故郷の鹿児島でやったライブの打ち上げに、父親がたまたま出席したことがあって、その時にAIとスタッフが、少しきつく聞こえる言葉でやり取りしているのを見て、つい殴ってしまったと。それを父親が後ですごく反省してたら、AIも父親に、あんな言葉遣いしてゴメン、と謝ったと。そのお父さんの気持ちが、娘がいる立場としてものすごくわかると鶴瓶が言っていて。
これはすごく共感するなぁ、と思って聴いていて、ウチの娘ともそういう話も近々できるようになるのかなぁ、と考えてしまった。そういうぶっちゃけたと言うか、ちょっと人生深いとこの会話って、意外とお互い照れて娘とはしたことないよね。
酒飲みながらとか?自分の恋バナとかも、「ねぇ、お父やん...」--娘はぼくをこう呼ぶのだけどね。あと「パピぃ」とか--と包み隠さず相談するみたいな。
なんか想像もつかんな。携帯電話の機種変更の話とか、そういうわりあい即物的と言うか皮相的な話はよくするけと。
つーか我が家では、昨日は息子が「外付けハードディスク余ってない?そーか、買うか。生協で売ってんだけど、1T1万円くらいなら安いよね」って言ってくるし、今日娘のバレエの送り迎えの合間に行ったカミさんの実家では、電子レンジのこととか冷蔵庫のこととか、いろいろ調べるのにコンサルやらされたりして。
おいらはサポートセンターか?白物家電までフォローしてないっちゅーの。
母と息子、父と娘。しかもそれが長女と長男、次男と長女だけど妹。なんかその交換日記に嫉妬するって言うのとは違うと思うんだけども、どうも張りあいたくなってしまう。
説教調じゃなく、会社の部下女子と飲みに行った(いや、その時も説教調かなオレ。うーむ、オヤジだもんなもう)みたいな、大人同士の会話ができるのかなぁ。やっぱ無理だよなぁ。つーか想像できないよなぁ。
高校の頃自分の父親に居酒屋とかに連れまわされて、あれは娘自慢をしたかったんですねきっと、と言った女子がいたけど、我が家の場合あのガキンチョではそんな連れまわしたりする気にはならんからなぁ。
大人になって欲しいような、なって欲しくないような。バカ父。
上京してから手紙を一度だけ、まじめに書いて父あてに渡しました。高校時代は土曜ワイド劇場を父の布団の中で見るような娘でしたが(笑)、まじめな話はしませんでした。手紙には将来への不安、大学を続けたい気持ちとか‥。今考えると恥ずかしいけど、母にはいえない気持ちです。娘さんもきっと独立されたら書きますよ。
投稿情報: まーこ | 2009/11/01 19:21
そうかそうか。ありがとう。そう言われるともうちょっと待ってみるかって気になりますな。まあでもあなたはまっすぐな人だからねぇ。うちの娘のほうが少し屈折してるかもだから。
どうでしょうかねぇ。
投稿情報: Tacovo | 2009/11/02 00:45