人との比較でなくてもいいんだけど、自分のここだけは自分で自信あるってとこって、大体誰しも持ってるもんなんでしょうか。見てくれでも、能力でも、心持でも何でもいいんだけどね。そういうのプライドっていうのかな。ちょっとニュアンスが違うか。日本語の「矜持」って言う方が近いのかもしれない。
昨日ふと思ったんだけど、ぼくは自分の集中力に自信持ってるよね。仕事でもバンドでも何でも、もちろん集中しているときには集中してるなんて自分では意識してないんだけど、集中している時間からふと醒めたときに、いちばん爽やかな心持になる。
だけど最近、それが保てない時間が多い気がする。
それってこのところメインでやってる仕事が、いろいろと多方面に気を使わなきゃいけない、ちょっと億劫な奴なのでっていうのもあるけど、残念ながら正直、年取ったせいで脳ミソ が緩んできて、保てないんだよね。そういう気力が弱まってるからなんだよね。
そんであまつさえ、そんなプライドの崩壊みたいな大事件なのにも関わらず、それすらどうでもよくなっちゃってる部分もあるんだよね。
歳取るってのは恐ろしいことだよね。そう思うと。そういう、緩んでくるってことなんだよね。肉体的にも精神的にも。よく言えば丸くなってくるって言うか、固いとこやとんがりがなくなってきちゃう。下世話な話だけど、シモの固さも持続しなくなってきちゃったしね。肉体と精神は不可分だってことにも気づかされる。
あと、大人になるってことと、歳を取るってことも、あたりまえだけどすごく似ていることだってのにもね。
そう言えばいまや2児めがお腹にいて臨月を迎えているかつての部下"ちろ"は、まったく自信ってものを持ってないやつだった。賢いし、根性もあるし、こうしたいって気持ちもあるし、他人にはできないできることをいっぱい持ってるのに、いつも自分はダメダメだって思ってるやつだった。何度彼女に「もっと自信持っていいんじゃないの」って言ったことか。でもそれだけはどうにも変わらなかったね。
暗さってそういうことなのかもね。自分に自信を持ってる数が多いヤツが明るいヤツ。経営者とかアーティストなんかにありがちな、ものすごいポジティブで何に対しても自信満々のタイプって、明るいでしょ。明るすぎてウザいっつーか、人種が違う感に、お前のある部分でのデリカシーのなさは何とかしてくれって思いと劣等感とを同時に感じるタイプ。
あんまし関係ないけど、今井美樹の「プライド」の歌詞で、「だけど今は あなたへの愛だけが 私のプライド」って一節があるでしょ?あれってどうもぼくには しっくり来ないんだよね。イメージできないっていうか。誰よりもあなたを愛していることに自信を持ってる、って意味なの?ならまぁわからんでもないけど、 他には何も自信はなくて、ってこと?
話を戻すけど、そういうことで言えば、ぼくはほどよく明るい人なのでしょうか。悪く言えば中途半端。でも集中力以外に自信持ってるとこってあるかなぁ。なくはないけどそんなにたくさんはないなぁ。
その集中力が衰えてるのに、まぁいっか、ってなってる。
歳取るのって...って話がループしてるって。これも老化現象だな。
でもその「まぁいっか」も、根が楽天的だって言う、これは何も考えずに自信にしてしまってはいけないかもしれないぼくの生来の性格が、衰えていないってことで、それはそれでいいことだと思うことにしよう。そうでないと年齢を重ねていくなんて怖くてできないし。
肉体と精神がからみあって老化していくのって、それもひとつの生きるための無意識の智恵というか、人間、うまくできてるよなぁ。
これまた関係ないけど、なんだか今日は、深夜になって外はえらい風ですな。
(画像はよこすか女性泌尿器科のページから拝借しました。いろんな意味でスイマセン。文章も散漫つーかゆるゆるだし)
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