この週末、2004年に発売された2枚組みのオムニバスアルバム、「the Piano Songs」をずっとBGMにしていた。Vanessa Carltonという人の「A Thousand Miles」という曲を使い、この手のアルバムとしては珍しく、当時けっこう金を使ってプロモーションをしていた一品だけど、買ってしばらく何度か聴いた後、ラックに立てたままになっていた。
これがしかし、Elton JohnとかChicagoとかChristopher CrossとかHall&Oatesとか、80年代に青春時代を過ごした我々世代には、けっこう泣ける曲が多いのですよ。どの曲にも美しい、あるいは印象的なピアノのリフが入っていて、そういうコンセプトでアルバムを、しかもユニバーサルとワーナーがレーベルを越えて作るというのは、なかなかすばらしい。この手のベスト物を買うことはめったにないぼくが、これを買う気になったってのが--上から目線で申し訳ないけれども--その証拠だ。
なんでこのアルバムにまたはまることになったかと言うと、今週、急に気温が高くなった4月1日、ちょっと風が強かったんだけど、行われた会社の花見で、趣味でDJをやっているTという社員が、これをかけていて、うっわー、懐かしいと、とても評判がよかったってことがあって。
ぼくも「おお、いい選曲だねぇ」って言ったら、このアルバムですよ、と言われ、あれ?これ俺も持ってるじゃん、ってことになったって言う。
この花見は、会社が富ヶ谷にあったころから、もう十数年続いている伝統の行事で、代々木公園の、公園本体から原宿~富ヶ谷を結ぶ都道413号をはさんで向かい側にある、小中学校のころ時々体育の授業で来た陸上競技場の脇で行われる。
今年は総務担当のぼくは、この花見の実行責任者として、毎年これを取り仕切っている優秀なメンバーKとともに、何日か前から視察に行ったり、当日もいろんなケータリングの準備をしたりした。失敗すると社長に何を言われるかわからない、総務としては重要な業務のひとつだ。
前日まで気温が低く、今年は早いといわれた桜の開花が、今週に入ってからはなかなか捗々しくなくて、前々日に視察に行ったときには、いつもの場所の主要な2本の桜は、一方は5分ほどだけど、もう1方は3分ほどしか咲いてなかった。だけど4月1日は、予報によると対前日5度アップの20度と言う予想だ。
金曜は天気が今ひとつのようだし、よし、決行だ、と社長に了解をもらい迎えた当日は、確かに気温は高いけど風がちょっと強く、去年が超寒くてやや盛り上がりに欠けたこともあって、現地を朝から押さえているKに、心配した社長から何度も直電が入る。
でも桜はこの2日でがんばって開いてくれて、8分と5分くらいにはなってくれた上、幸い強く吹いたのは南風だったため、この場所は比較的影響を受けない。宴が始まり現場に来た社長も、終始上機嫌で、今年は過去何年かの中で、もっとも盛り上がった花見となった。よかったよかった。
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さて、半年に一度の番組改変期のこの時期、ぼくが週末に観ている番組が、ほぼ全部金曜日に集中すると言う異変が勃発した。元々金曜深夜は、「A-Studio」があり「ぼくらの音楽」があり、「タモリ倶楽部」(ほぼ"空耳"しか観ないけど)がありさらに前週日曜に録画しておいた「Music Lovers」を観て、という忙しいスケジュールなのに、ここに「恋のから騒ぎ」と「スーパーサッカー」が集まってきてしまった。
しかし最近のこのサッカー番組への風当たりの強さは何なんでしょう。よっぽど人気が落ちてるのかなぁ。ワールドカップイヤーなのに、あまり盛り上がらないしねぇ。「スーパーサッカー」も、木下優樹菜がレギュラーになったのはひとつの努力だけども、深夜2時近くからっていう時間帯設定はどうなのよ?あとは「やべっちFC」しかないじゃない。
Jリーグ発足前にがんばってやっていた「ダイヤモンドサッカー」、あれを土曜の夕方6時と言うゴールデンタイムに放送していた当時の東京12チャンネルの勇気と言うか心意気を、見習って欲しいなぁ。いやまぁだけど、テレ東にとっては大した勇気でもないのかもしれないけどね。なにせこの春にはなんとあの、「ぷっすま」よりさらにグダグダの、日本一ゆるーい番組「もやもやさまぁ~ず」を、日曜7時のゴールデンに持ってくるという、ちょっと頭のおかしい局なのでね。
まぁ金曜にってことは早くやってくれるわけで、その分には録画しといて観ればいいだけだからいいんだけどね。
さてさて、またこの深夜番組の大改編、慣れるまでに時間がかかるんだよね。TV雑誌でも深夜枠の情報はあまりないからね。実地で検証するしかない。面白い番組が出てきてくれるといいんだけどねー。
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