もう遅いので手短にね。今日は娘の受ける大学をピックアップするため、Netと格闘した。
大体こんなの自分でやれよって話なんだけど、そういう自分の将来とかのことを調べたり考えたりするのってイヤなんだと、まぁあの年頃にありがちな反抗期と言うか、ひねくれた心理状態は、なんとなく自分もそんな感じだったと記憶に残ってるので、仕方ない、ここは親父が出張るとするか。うーむ、娘には甘い。
とは言えぼく自身もそうだったけど、高校2年で将来やりたいことが確定しているなんて若者は、そうそういるもんじゃない。娘ももちろん例外ではなく、一応漠然とは方向性はあるみたいだけど、絶対ってわけでもないようだ。
バレエを生業にするのをあきらめたわけではないらしいのだけども、大学の授業でそういう舞踊とかがあるところは極めて限られていることはわかっている。一方でちびっ子好きの娘は、保育士の資格は取りたいと言う。だけど保育士って言うのは、それだけを目指すなら短大や専門学校でもカリキュラムが用意されている資格--若いおねえさんが多いもんね--なので、4年制大学の単位取得で資格が取れるところってのは、意外に少ない。
そしてもう1つの要件は留学したいと言うことだ。しかも短期留学に行ったシアトルのホームステイ先の一家には先日の修学旅行の際にも会って来て、今でもけっこう気にしてくれているらしいので、シアトルに行ければ住むところに困らないと言う計算もあるようだ。
だけど幼児教育と留学ってそもそもあまり関連がないよね。そんな大学あるのだろうか?
それからこれは基本的要件だけど、通うのに無理がないかどうか。これは娘はまったく、カミさんもかなりの地理オンチなので、通えるのかどうかをチェックしていくのは、我が家では父にしかできない技だ。
てとこで、まずはこれは先週やってあったのだけど、進学情報サイトで児童教育と地域で検索をかけ、候補大学を約40校ピックアップする。
そして代ゼミのサイトで偏差値を調べ、あまりにも低い(45以下)ところは候補からはずして、必要な情報を、それぞれの大学のサイトに行って調べていく。
しかし学校系のサイトって、どこもかしこもあんまり整理されておらず、欲しい情報がなかなか取れないよね。卒業するだけで保育士の資格が取れるのか、それとも資格取得に向けてカリキュラムは用意されているけど自分で受験するのかとか、留学時の単位は卒業単位に組み込めるのかとか、授業料はその間留学元の大学に払えば済むのかとか、そもそも対象の学部がどこのキャンパスにあるのかとか、そういう情報を調べていくのはかなり骨が折れる。
悪戦苦闘の末、17の大学をピックアップし、保育士資格取得、アクセス、留学制度の良し悪しで、○×の一覧表にまとめ上げたら、都合4時間ほどかかってしまった。まぁもっとも、こんな情報が自宅で、手元で調べられるようになっただけ、世の中大きく進歩しているんだけどもね。
昔は偏差値ランクで候補大学なんて大体決まっていて、漠然と○○学部行くならここかここ、みたいな選び方しかしてなかったもんね。あと、あそこはイメージが悪いとか、あそこに行くなら中学受験のとき最初から行ってればよかったから行きたくないとか、そういう感情的な好き嫌いみたいな。それってぼくとかぼくの周りの人間だけなのかな?
意外にも我が家からチャリンコでも10分もかからない場所にある東洋大学が、すべての要件を備えていることがわかったり、いざとなれば行けばいいと思っていたところが、学部の所在地が遠くてとても通えそうもない場所だとわかったり、けっこういろんな発見があった。
明日から2日間試験の娘は、今日はその一覧をじっくり吟味する余裕はなかったけども、あとはこれで総合評価がそこそこのところにまとめて資料請求して、その中からよさげな大学を実際に見に行くだな。
少子化時代、超有名校を除いて、私立大学はどこもかしこも学生募集のための制度充実に躍起になっている。そんな時代の大学選びは、まぁこんなカンジなのでしょうね。入試のやり方もすごく多様化してるし。
ま、そんなに無理目の大学は選んでない--というか上記条件だと候補に挙がらない--んだから、余裕で受かっちゃってくださいね。ヨロシク。
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