サザエさん症候群という言葉があるけれども、考えてみれば夕方の6時半から明日は仕事だと憂鬱になるってのは、ずいぶんと悲しい話だよね。
この家に引っ越してきて12年、防音室と言う穴倉を得てから、毎週週末の生活時間がほぼ変わらず続いている。金曜、土曜はだいたい深夜4時くらいまでは起きていて、土日は昼近くまで寝て、というペースだ。歳を取って朝寝ができなくなってきた気はするけど、そして金曜日は1週間溜まった疲れで3時ごろには防音室のデスクの椅子でうたた寝してしまったりするけど、基本的にはまだこのペースは乱れずにできている。
なんでそんなに遅くまで起きてるの?とよくカミさんに訊かれるけど、夜って集中できるって言うか、音楽を聴いたり打ち込みしたり、そういう右脳系のことって、夜の方がやり易くない?いやだからと言って、昼が嫌いと言うわけではないのだけどね。
特にこの季節、夜が明けるのが遅くなってくると、起きててもいつまでも夜で、穴倉感が変わらないのが嬉しい。秋の夜長、気温や紅葉よりも、まずここで季節を感じる。
なので夜の10時半なんて、金曜日で言えば帰ってきて晩飯食った直後、ってとこなので、よーしこれからがオレの週末だって言う時間帯なのに、日曜日の10時半っていうと、まだ起きてから半日経っていないのに、完全に深夜の感覚になる。そういう意味では、確かに日曜日は、他とは時間感覚が異なる。
このブログを書く時間帯も、ぼくにとってはほぼ同じ感覚なのだけど、実際には土曜は大体深夜2時ごろ書いてるし、日曜は10時から11時ごろ書いている。1時半ごろには寝なきゃと思っているからだけど、先週みたいに書き出すのが12時ごろになっちゃうと、「今夜はもう遅いから手短にね」という入りになってしまう。土曜だったらまだ書き出してもいない時間帯なのにだ。
そういう、週末ごとに昼夜逆転した生活をしていて、体の調子が悪くならないのかと、自分でも思うけども、これが意外にそうでもない。もう少し若い頃は、昼夜逆転の後、日曜の夜は寝つきが悪くなったりしたけど、最近はこの日曜深夜感がなんとなく体に染みついてきて、寝られないということはほとんどない。睡眠導入剤の買い置きはしてあるけど、このところほとんど飲んでいない。月曜は少し体がだるい感じはあるけど、頭までボケることはない。
テレビ番組も、時間帯の前後はあれ、日曜夜ってあまり変わってないじゃない?「おしゃれイズム」があって、「堂本兄弟」があって、「やべっちFC」があって、日によってはF1中継があって、って。これらの番組を見てると、自然と体を睡眠に導いてくれるんだよね。
そう言えば昔は、「電波少年」-「ガキの使い」っていう時代もあったな。そういう意味では変遷はしてるのか。
そういう時間帯に、EXILEの冠番組「EXILE魂」が、土曜深夜から引っ越してきた。EXILEの番組って嫌いじゃないんだよね。なので土曜深夜の時には観ていたんだけど、日曜夜となると、睡眠導入効果を兼ねているので、なかなか観る番組変えるのは敷居が高いんだよね。
そういう意味でなのかどうか、娘も、えー、日曜夜かぁ、それだと観づらいんだよな、と言っていた。
「サザエさん」って、もう40年くらいやってるんだよね。だから「症候群」をつけられるほどになったのかな。ホントはもっと遅い時間帯の番組の方が「症候群」をつけられるに向いているとしたら、日曜夜10時から12時ごろにやる番組には、「症候群」の代名詞になることを目指して欲しいよね。
さて今週は、火曜日に飲みに行った時に食べた鳥の半生のような焼き物が当たったのか、珍しく火曜深夜から水曜丸一日、ずっと胃が痛くて、常備薬「ガスター10」すら効かないと言う状態になった。金曜夜に最後の毒(?)が--汚い話ですみませんが--下から出て、何とか直ったみたい。よかったぁ。胃が痛いってのは、ほんとに耐え難いよね。
しかし今日もまた写真が難しいテーマだったな。とりあえず愛用の「インターネットTVガイド」の日曜夜のハードコピーを載せておきますね。
「症候群」って言葉の前は何かキャッチ―な言葉を持ってくればはやる、みたいな世の中のミーハーが先にあるものね。あたしゃ「若年性新うつ」とか「サザエさん症候群」とか話題にしているマスコミみると、「ちやほやするな!」といいたい。ね?そう思いません?
(マキゾエ)
投稿情報: マキゾエ | 2010/11/01 11:59
そうね。流行り廃りで何かのカテゴリーに括られることって、あまり気持ちのいいもんじゃないですな。
ぼくらの時代も「新人類」なんて言葉があったけども、それも同じ類かな?ぼくらの代より微妙に遅かったんで、ぼくらは「新人類」じゃないぞ、なんて心中抵抗してみたりすることも、思えばその流行り廃りに踊らされてるってことで。
結局自分をメジャー側において、その年の新入社員とか、学生とか、マイナーな側を、何らかの形でくくって話題にする。いつの時代も存在する世代間偏見。
そう言う観点で見ると、"ちやほや"もその裏返しで、つまるところ「魔女狩り」精神に立脚してる気がしますけど。
投稿情報: Tacovo | 2010/11/01 14:35