毎年この時期になると、紅白効果で音楽のランキングに異変が起こる。昨日のCDTVは去年1年のランキングだったけども、来週レギュラーのランキングに戻ると、きっとまたいきものがかりの「ありがとう」あたりが上位に食い込んでくるに違いない。
過去の例で言うと、中島みゆきの「地上の星」、秋川雅史「千の風になって」、秋元順子「愛のままで・・・」など、枚挙に暇がないってヤツ。
んでもう一つ、最近では氷川きよしも勢いが衰えて来て、日常の音楽番組やランキング番組ではほとんど見かけることのなくなった、なのに紅白では多くの時間が割かれる演歌ね。前にも書いたと思うけど、地方の高齢者中心に人気はあるんだろうけども、なんであんなに時間を割くかね。昔よりは減ってきてるんだろうけども。しかしなんなんだろうね、この演歌ってヤツは。
日本には歌謡界ってのがあって、最近は境がなくなりつつあるけども、やっぱしサディスティックミカバンドとか、YMO系の人々がルーツなのかな?そういうJ-POPと言われる系譜と、歌謡曲の系譜は異なる。そういうジャンル分けって言うのはそもそもナンセンスなのかもしれないけど、ジャニーズとかハロプロとか、秋元康さん系の音楽は、歌謡曲の流れを汲んでおり、そのルーツはやはり演歌だ。
アメリカではカントリーとかが演歌に当たるのかな?そういうソウルミュージックは、どこの国にもあるのだろうし、韓国も例外ではないのだろうけど、でも日本の歌謡界と韓国の最近の音楽業界を比べると、明らかに韓国のほうが健全な感じがしない?
解散した東方神起にしろ、昨年ブレイクした少女時代にしろKARAにしろ、歌唱力や音楽性、ルックス、プロポーション、どれをとっても、日本の歌謡曲発ポップスよりはレベルが高いでしょ?そういう意味では韓国の音楽シーンって、正統派と言うのか、まっとうな業界だよね。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのAKB48は、「クラスで10番目にかわいい娘」をコンセプトにメンバーを集めたそうで、だから秋葉のオタクどもからも親近感を持たれ、人気が爆発してるってのはわかるんだけども、やっぱアイドルとかスターってのは、手が届かないほどの何かを持ってる人がなるもんじゃないの?ってのは感覚が古いのだろうか。
昔のアイドルは、ほんとにかわいかったと思いませんか?歌の方は歌謡曲色がより濃かっただけにうまくはなかったけれども。
そう、これはきっと、文化的には進んじゃったってことなんだよね。日本は、アジアのカルチャーリーダーの位置を、やっぱり保ってるってことなんだよね。でもこの進み方って、なんか進化したって言うよりは熟したって言うか、爛熟ってカンジ?江戸時代で言うと元禄文化みたいな。衰退期だよなぁやっぱ。この国は。
その東方神起、少女時代、KARAのすべてでマスタリングエンジニアをしているのが、ジョン・フン氏(写真左)だ。彼は「健康」のボーカル&ギターであるブーランが副校長を勤める、音響技術と声優の専門学校の卒業生で、押しも押されぬ韓国No1エンジニアでありながら、ブーランのことを今でも先生と呼ぶ。
そんな関係で、「健康」が3年前に作ったCDも、実は彼にマスタリングをしてもらっている。いやいや、先生と言えば親も同然ということで、これも爛熟しちゃった日本よりも家族や親を敬う気持ちの強い韓国の方の国民性に、うまいことつけこまさせていただいちゃった、超ラッキーなお話ですわ。
ブーランは去年の暮れ仕事でソウルに行った時に、彼のスタジオSonic Koreaを訪ね、KARAの全員のサインが入ったCDをもらったりしたらしい。これはそのときの写真だそうだ(ブーラン、ちょいと拝借したよ)。うらやましい話だ。でもぼくはブーランみたいに、『つまりこれは、少女時代もKARAも、われわれ「健康」の妹分だってことだ』なんて僭越な発言は、とてもとてもできませぬ。
そんなわけで、我々「健康」の今年最初のライブが3月13日(日)に決まり、みのりん強化部長の号令のもと、今月末からリハが始まることとなった。そろそろ鍛え始めるかと、今週後半から、また足ふみ器&ダンベルのトレーニングを始めましたとさ。
ライブのことは、細かいことが決まったら改めて広報しますんで、みなさん、是非お越しくださいませね。
最近は、Bruno Marsばっかり聞いてますー。いいっすよ。
投稿情報: まーこ | 2011/01/10 20:40