暑いねぇ、と言っていたら午後から雨で急に気温が下がる変な天気だった今日。家の中の気温だけが高く、外はいいカンジに涼しい午後だった。
なんだかこのところ、春ってないよね。18度じゃなければ28度。明日の最高気温は18度なんだって。今週一週間はわりあいいい感じだったけど、来週は梅雨っぽい天気だという。昨日も書いたけど、ホントに今週のような天気が続くのは貴重なことだよね。
そんな天気の中、いかな寒がりのカミさんもついに、冬の厚い布団をやめて、昨日から春布団に切り替えた。あまりの暑さに長ズボンも脱いでTシャツ1枚で寝坊をしていたら、その冬布団をクロゼットにしまうのに、一番上のしまいにくい場所しか空いてないので、なんとかして、と言われた。
確かにここんとこ、ぼくが1ヶ月以上前に取り替えた冬布団も、寝室の入口のところに畳んで置いたままになっていたのが、さらにカミさんのと娘のが積み重なって、かなり邪魔な状態になっていた。
んじゃ一発片付けるかと、寝起きに脚立を取り出し、布団をしまって、ふと見ると、その山の下に、3人分の電気敷き毛布が、やっぱり積んだままになっているのが現われた。
こうなると乗りかかった船だ。性分として、この山をきれいにしてしまわないと気がすまない。ところが電気敷き毛布ってヤツは、ダニの巣窟らしい。おととい、昨日と、カビやダニによる悪臭や、ぜんそく、アトピーなどの情報を伝えるTV番組をなんとなく目にしていたのも手伝って、よっしゃ、そんじゃダニ退治からやりましょうかと。
三洋製のこの電気敷き毛布、高温でダニを退治する機能がついているのだけど、マニュアルを読むとこれがけっこうめんどくさい。まず敷き毛布を電源の取り付け位置を中心に小さくたたみ、ビニール袋に入れて、ダニ退治のスイッチを入れる。
そして待つこと3時間、ビニール袋から取り出し、ダニの死骸を取るために表裏全面に掃除機をかけ、それから陰干しをして乾燥させ、しまいなさい、と書いてある。
しょうがない、言われたとおりやってやる、と、まずたたんでビニール袋--小さくて使っていないゴミ用の袋を転用--に入れ、電源プラグを挿して、ダニ退治のスイッチを入れる。まだ天気のよかった時刻、これだけの作業で、けっこう汗だくになる。
昼食を食べて、映画を1本観てから、熱くなったこの毛布を取り出し、順番に掃除機をかける。こういう時は、息子がいなくなった部屋が使えて便利だ。すでに天気はうってかわって結構激しい雨が降っており、窓を開けると涼しい風が入ってくるのだけど、それでもまたこの作業で汗がポタポタたれる。
天気が悪いのでとりあえず息子の部屋に3枚の敷き毛布を干して、ダニの死骸が残っていると思われるビニール袋を処分する。ついでに寝室のそのもと山があった場所に掃除機をかけ、作業完了だ。うむ、まぁまぁの達成感だったな。
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今日はその作業の後にも1本、比較的短い2本の映画を観ることができたのだけど、そのうちの1本、「ヒックとドラゴン」というアニメ作品が、悪くなかったので書いておきます。
TSUTAYAの店頭でも、「あまり期待せずに観たら意外によかった」的な珍しい宣伝コメントが入っていたこの作品、話の内容もわかりやすく、比較的シンプルなサクセスストーリーで、しかも情けない主人公がその評価を覆す活躍をする、というのがいい。原題は「How To Train your Dragon」、アニメならではの、人間と多数のドラゴンの戦い、という設定もいい。
敵と目されていたドラゴンと親しくなり、その背に乗って主人公が飛ぶ場面のスピード感もたまらない。ジブリ作品の中でぼくが最も好きな「天空の城ラピュタ」で、主人公が海賊たちの小型飛行艇に乗って、悪者からヒロインを救いにいく場面、このスピード感と同様の感覚を、久しぶりに感じることができた。アニメはこれでなくちゃね。
この作品の監督、クリス・サンダース&ディーン・デュボアは、宮崎駿の大ファンだそうだ。なるほど、主人公とドラゴンが、言葉が通じないまま心を通じていく場面は、トトロや「ラピュタ」のロボット衛兵とのコミュニケーションに通じるものがある。
しかも最近のアメリカのアニメは、ジブリ作品よりもはるかに緻密な髪の毛やいろんな仕草の表現がいいよね。この作品はDreamWorksが手がけているのだけど、Pixerが手がけた「モンスターズ・インク」を観た時と同様、びっくりするほどだ。しかもその頃よりもさらに進化しているのが光の表現。太陽光が明るく当たっている設定の場面とかは、ホントにこれ、実写じゃないの?っていうほど見事な描写だ。
この作品はブルーレイで観ることをオススメします。観る価値あると思うよ。
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