大学の時、「音感」という名前のサークルに所属してバンド活動をしていたんだけど、その「音感」OBで細々と続けていたメーリングリストが、Facebookのグループに引っ越して数ヶ月、これがなんだかえらい盛り上がっていて、半日見ていないと全然話題についていけないような状況になっている。諸先輩方、なんでそんなに書き込む時間があるんだろう?
卒業して数年後から10年後くらいまでの間には、OBコンサート的なモノを3回ほどやった記憶があるのだけど、それ以来15年ぶりに、またやろうって話が盛り上がっており、なんだか10月ぐらいに実現しそうな勢いだ。
「健康」は、ぼくと、数年前に亡くなったS以外はみんなW大だったから、どちらかというとホームはW大の「MFC」というサークルで、「音感」ではやや外様感があったものの、とにかく学生バンドにとって、練習場所--それも無料の--と、発表の場の確保と言うのは至上命題であり、ある意味ズルだけど、「健康」はこの両方のサークルに所属して活動していた。
今でもそうだと思うけど、楽器をやろうって言う時に、まず誰しも手に取るのはギター、それと、小さい頃から習っていたと言う人が多いキーボード、この2つは人材豊富なのだけど、ドラムとベースって言うのは、地味だし、それなりに歳を取ってから始めるケースが多いから、大体どこのサークルでも比較的やる人間が少ない。
従って必然的に、大した腕でなくてもバンドを掛け持ちすることになる。
そういうことでぼくも常に複数のバンドをやらしてもらっていたし、「健康」のベースみのりんは、腕もよかったので、「音感」でもひっぱりだこだった。
そういう意味ではブーランとかマキゾエとかは、「音感」では「健康」以外をやっていなかったと思うのだけど、フェイスブックでのコミュニケーションでは、そういう過去の状況はあまり関係ない。
というわけで、今回のその催しでは、ブーランが「健康」プロデューサーの勢いを駆って、ハコの情報収集や予約に活躍しているらしい。
一方でこのところ半年に1度のペースになってきた、ブーランの学校の学生による朗読と、「健康」および知り合いのバンドによるライブの方も、そろそろやろうよって話になっていて、今回はハコの安さに負けて、平日ライブを敢行しようと言う話になってきた。まだ最終確定ではないのだけど、ほぼ9/2日の金曜日になりそうだ。
しかしFacebookってヤツは、UIというか性能が悪いよね。「友達リクエストがありました」ってメールが来てサイトに行ってみると、まだそのリクエストは見当たらなかったり、なんだかわけのわからない、「あいさつが来ています」みたいなメッセージとか、アプリを使うと友達みんなに勝手に薦められてしまったり、なんだか訳がわからない。
そういう面ではmixiの方がずっと優れていると思うのだけど、この半年ほどでは、震災の影響と言う特殊事情を除いて見れば、mixiが横ばいからやや低迷気味、Twitterは伸びてはいるものの一時ほどの勢いはないのに比べ、Facebookの勢いはとどまるところを知らない。
冒頭のグラフは「PCでの訪問者数」なので、必ずしもアカウントを持っている人ばかりではないのだけど、1000万ユーザーに届くのは時間の問題だし、早晩mixiが追いつかれるのも間違いないだろう。
確かにぼくも昨年12月にアカウントを取って以来、この半年であっという間に120人近くの「友達」とつながってしまった。当方からはリクエストはほぼ出していないのにだ。
多くが前の会社の先輩後輩や同僚なのだけど、これはもう圧倒的に実名であると言うことのアドバンテージだ。つまり機能的には、というかUIとしてはまるっきりイマイチなのに、この「実名」ということだけで、これだけの優位性を生んでしまう。
Twitterも「140文字の気軽なつぶやき」というアイデアであれだけのユーザーを獲得した。いかに機能や技術ではなく、ほんのちょっとした工夫が勝負かと言うことの証左だよね。こういうのは、機能美偏重の日本の企業にはなかなか真似できないところだ。
でも日本人には機能美を好む性向があるはず。とすれば、FacebookのUIをちょいと整理してスッキリさせたサイトを設計すれば、もしかしたらまだ追随可能なような気がするんだけどなぁ。実名を使うってこと自体で、パテントが取れるわけじゃないからねぇ。がんばれ日本のIT企業。うちの会社もそうだけど。
てことで、とりあえず9/2日になると思われる「健康」ライブ、ちゃんと決まったらまた広報しますので、是非お越しくださいませ。「音感」の方は内輪になりそうだけどもね。
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