今週から、震災直後ライブ以来半年振りの9/2日ライブに向けて、「健康」が始動した。
今回のライブは、メンバー妻たちの、「また同じような曲ばっかやるんでしょ?」という厳しいお言葉にお応えし、ぼくが勝手に決めた合言葉は「変わり映え」。新曲1曲、20年くらいやってない曲のリニュアル版1曲、前回30年ぶりくらいにやった曲1曲、前回はやらなかった前々回の時の新曲1曲、という、なかなかチャレンジングなラインナップになりそうだ。
一昨日のリハでは、その「20年くらいやってない」ヤツを、マキゾエ口伝により練習。20年前にやったときは、Ko太郎、みのりんの2名が一応プロだったため、この曲はぼくとブーラン、マキゾエに、ベースは今は亡きバカ上が担当していたので、サポートメンバーのABちゃん、主審も含めて、4人にとっては完全に新曲だ。
にも関わらず、マキゾエがデモ音源をアップしたのはリハ当日の午前中。んなもん聴いてる暇あるかっちゅうの。忙しいってのはわかるけども、なんでそうチャランポランかねぇ。同じ血液型とは思えん。てかぼくがO型人間としては異端児なのかも知らんけど。
でも仕上げてきたその音源は、ホントに腹が立つんだけど、ところどころで思わずプッと吹いてしまうバカバカしさだった。曲名とかコンセプトとかはここでは内緒だけど、マキゾエの"バカバカしさ""くだらなさ"のセンスはすごい。バカなことに真摯というか、くだらな大王だね、彼は。
さて、もう1曲の新曲は、先週ボーカロイドソフトと格闘したと書いたぼくの曲が採用される運びになった。先週の日曜にはこの曲をスコアに落とし、月曜にはリハで配るためにパート譜を作り、そして今日はいよいよドラム譜を、と、今週はCubaseのスコア機能と格闘する一週間となった。
何度か書いたと思うけど、ぼくはアマチュアドラマーとしては多分珍しく、スコアに落とさないと、演奏中もスコアを見てないとなんだか落ち着かないタイプだ。コピー曲の場合は手書きで、オリジナルの場合はシーケンサーのデータをスコア機能でスコアに落とし、ライブでも必ず横に置いている。
ドラムの譜面って言うのは、決まったルールってのがなく、多分ヘ音記号で下のAの音符がバスドラで、Eの音符がスネアで、Gの×印がHi-Hatのクローズで、これに○印を重ねて書くとHi-Hatオープンで、ってあたりまでは共通だと思うんだけど、タムとかシンバル類の5線譜上の位置や、普通の音符記号を使うのか×印を使うのか、っていうのは、各人それぞれ自分の見やすいように勝手に決めている。
タムの数、シンバルの数や種類は、ドラマーごとにバラバラだから、そういうことになるのもある意味当然だ。
ぼくがぼくのルールを何を見て決めたのか、今や全く覚えてないけども、ドラム譜を新たなソフトで作るためには、まずこのルールを設定する必要がある。多くのシーケンサーではこれを「ドラムマップ」と呼んでいる。
これまで使っていたLogicでも、その前に使っていた、今はなきVisionのシリーズのスコアソフトでも、そういう設定をして、かつぼくの見やすいように譜表間の幅とか、一段あたりの小節数とかを設定していたので、まずこれに近づけるのが大苦労だ。
今日は都合5,6時間かけて、これらのいろんな設定を、CubaseをインストールしたAspire3820を立ち上げて、その上のディスプレイにメインマシンDell 530Sに入れたCubaseマニュアルのPDFを表示し、マニュアル首っ引きで行い、新曲のドラム譜を何とか仕上げた。
5月に教会バンドを一緒にやった高校時代の友人Iも、LogicとCubaseの両方のスコア機能をいじったことがあるようで、彼によればやっぱLogicのほうに一日の長があると言っていたんだけど、うーん、確かにそうかもしれないな。
やりたいことをできないってことはほぼないようなんだけども、なんだかその設定が、ちょっと直感的じゃないんだよね。
ドラム譜を見やすく作ろうと思うとき、例えばAメロとかBメロとかサビとか、そういう構成要素の最初の小節が譜表の一番左に来てくれるとありがたいのだけど、そのためには譜表一段あたりの小節数を段ごとに自由に変えるってことが必要になる。区切りごとの小節数は、段ごとの小節数の倍数とは限らないからだ。
そういう操作をしようと思うと、Logicではあるツールをクリックし、シフトを押しながら次の段に持って行きたい小節をドラッグするとできたんだけど、Cubaseでは段あたり小節数を、それ以降全てのスコアに影響するように変えて、次の段でまた元に戻して、っていう操作になる。
いや、いじりきれてないだけかも知れないんだけども、そもそも印刷イメージに近いページ表示で操作することが基本になっていないところが、なんだかスコアを作る-つまり演奏のために印刷するという-目的が、優先されてない設計思想のように見える。
あと、ドラムってのは他の楽器と違って、シンバルとか以外は音符に長さってものがないわけですよ。つまりドラム譜には白玉(つまり2分音符とか4分音符とか)ってのは存在しないわけ。なのにCubase君は、例えば16分で食って入るところを、次の1拍目にも音符を表示し、食った16分との間をタイ記号でつなぐ、ってやり方がデフォルトになっているらしい。
これってぼくにとっては超違和感なのね。だって16分以上の長さはないのに、なんでわざわざ次の1拍目を表示するわけ?そういう表示されると、タイ記号が細くて見づらいだけに、1拍目も間違えて叩いちゃうおそれがあるんだよね。叩きながら見るってのは、けっこう判断時間が短いのでね。
1つ1つ手作業で直すことはできるのだけど、こういう設計はいただけないよね。ドラム譜と真剣に向き合ったことのない人が設計してるとしか思えない。
印刷した譜面も、なんかイマイチ雰囲気が違って、スマートじゃない気がする。まぁこれは僻目かもしれないけど。
とりあえずそのマキゾエの20年ぶりリメイク曲も、もうちょっと慣れて操作を覚えられるように、Cubaseでドラム譜作るチャレンジをしてみようと思うけど、それでも不全感が残ったら、ドラム譜だけは今後、MIDIファイルでExport → Importして、Logicで作ることにするしかないかもしれないな。
ただ、曲の区切りごとに入れたマーカーにコメントを書くことで、構成要素の属性、例えば「A=Intro(8)」--パターンA=イントロで8小節、って意味ね--をスコア上に自動表示してくれる機能は捨てがたいなぁ。フォントの調整ができないようなのがイマイチなのだけど。Logicにもこの機能あるのだろうか?探してみたことないなぁそう言えば。
しかしマキゾエよ、出張は仕方ないけど、なんで再来週にリハがあるって言うこのタイミングでそんな仕事を入れる?調整不可で27日に予定されていたリハがなくなってしまったので、次回は8月中旬、しかも本番まであと3回しかリハがない、って状況に陥ってしまったじゃないか。新曲&ニアリー新曲が、4曲もある予定なのにぃ。
ま、一昨日のリハでぼくの新曲以外のニアリー新曲2曲は思い出せたから、大丈夫だとは思うんだけどね。
てことで皆さん、チケットも入手できたので、ぜひとも9/2日の"変わり映え"ライブにお越しください。私に個人的に連絡をくれた方には、先週も言ったとおり、リーズナブルなお値段でチケットをお分けしますのでね。
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