今週はとにかく、ぼくの人生でも実際初めてづくしな、大変な一週間であった。おかげで今、すごく変なテンションだ。去年9月2日、初の平日Liveをやって、リハと本番の間に会社に戻って仕事したら、すっかりオカシくなってしまった時以来の、いや、もっと変なテンションだ。
だってもうとにかくいろんなことがあってね。
そもそも、日曜日には寝るまで全然普通だったのに、月曜日に朝から体がぞくぞくするんで医者行ったら、インフルエンザ「擬陽性」ですねと言われ、悪名高きタミフルほどではないけど、こっちも同じ噂のあるリレンザを処方され、関係者の皆様にお詫びを言って即刻帰宅し、ってとこからして人生初めての経験でして。
なにしろこれまでのサラリーマン人生27年で、1回も病気では会社を休んだことがなかったのよ、わたくし。それはそれで自慢しても怒られないでしょ?まぁ基本的に体も丈夫なんだろうけども、これまで熱が出たり風邪をひいたりってことはあっても、いつも週末に寝込んで月曜朝には回復しちゃうと言う小市民ぶりだったわけですよ。
それが今回は、月曜に始まって金曜夜にはほぼ回復って、俺っていつからこんなに脱小市民化してしまったんだろう?なんかこれも、最近感じる体質変わった感の一環かなぁ?
熱が下がってから2日は自宅待機ってことだったので、木曜には熱が下がったんだけど、金曜も会社に出る訳にはいかない。そこは小市民ぶりを発揮して、最初は金曜には会社に出ますなんて言ってたんだけど、結局火曜からまるまる4日間、会社を休むことにしてしまった。いやはや全く、人生初めての経験だ。まぁ居直っちまえばどうってことはない。
リレンザって吸入式の薬だって知ってた?なんか4つの出っ張りのある空飛ぶ円盤みたいな奴のその出っ張りの中に、粉末状の薬剤が入っていて、これに簡易吸引機で穴を開け、口から気道に直接吸うんだよね。なんかヤバいヤツみたいじゃん?
しかもこれが、その吸引機の針状のプラスチックにいっぱい薬剤の粉がついちゃうわ、吸入器の中にも残っちゃうわ、とにかく体に吸収できる率が異様に低い--ように感じてしまう--ラフなシステムなのね。なんかこういうの我慢できないのよね。つい1粒残さず吸い取ることに血道をあげてしまう。
発病した時点で娘はまだ受験生だったので、ぼくは完全に隔離され、1Fのスタジオと1Fの元カミさんの部屋・現物置に無理やり布団を敷いて、ほとんどその間しか往復しない生活を、金曜夜まで余儀なくされた。メシはお盆に載せて持ってきてくれる。まるっきりブロイラー状態だ。おかげさまで階段から飛び降りたりしようにもできなくて、それはよかったのかもしれないけども。
まぁでも8度9分の熱が出たのは発病当日の夜だけで、あとは微熱は続くもののうなされるほどでもなく、のどや鼻も、まぁ普通に鼻水も咳も出るけどそんなにキツイ状態でもなく、金曜夜には最後まで残っていた体のむずむず感って言うか、病気した時の変なぞくぞく感も取れて、っていうくらいで済んだのは、やっぱり早めにリレンザを投薬したからだろう。発病してから8時間くらいは、インフルエンザ試薬に反応しないこともあるらしいので、そういう意味ではラッキーだった。
んで、じゃあこの4日間、どうやってヒマを潰してたの?と思われるかもしれないが、これがまぁ全く、することなくて困ったなぁって言う時間はなかったのよ。
もっとも毎日平均10時間くらいは寝てたので、--なんかたまってた疲れが一気に取れたのかな?金曜日の深夜である現時点ではまだあまり感じないけど--それも当然かもしれないけど、このところ週末やること多くて、映画が何本もたまってたのと、読む時間なかった業界本の読破と、自動車保険の比較検討&申し込みと、娘の卒業記念スキー旅行の予約と、「健康」のわがままボーカリストに振り回されてこないだ書いた新曲の2度目の移調バージョン(F#mバージョン)を作ったりと、ずっとすることがあったのでね。
しかもあたり前かもしれないけど、普段の平日よりも酒を飲むってこともないし、深夜まで起きてるってこともないし、今日まで基本、一歩も外に出ることなく、パジャマ代わりのフリースを着たまま、ちゃんと療養生活をしていた。
しかし自動車保険って不思議なもんで、「未婚の別居の子」が運転する場合は、年齢制限の範囲に入れなくていいんだって。よくわかんないけどこれで、我が家の自動車保険料は一気に下げることができた。娘が免許取るまでの間の話だけども。
そしてこの週の我が家最大の出来事が、娘の大学受験の合格発表だ。昨日木曜日が第二志望の、今日が第一志望の発表で、ネットで確認できるんだけど、これがまぁそりゃ数打ちゃ当たるってことなんだろうけども、なんと奴はいずれも合格していた。いやはやめでたい。
本人は合格したことよりも、これで受験から解放されることが何より嬉しいらしく、飛んだり跳ねたりの大はしゃぎだ。まぁ人生今後こんなこともそうないだろうから、あのすごい勢いで階段を下りてくる音も、ハイタッチも、現場にいて、聞けて、相手してやれたってのは、よかったんだろうね。
今日念のため近所の医者に行ったら、相変わらず気が弱く人の眼を見て話せないT先生は、眼を見ないまま、これなら来週の月曜からは絶対大丈夫と太鼓判を押してくれ、まだちょっと残る鼻水と痰の薬を処方してくれた。
最後に夜になって、息子が納車されてまだ2日の人生初の自分で買った車、ダイハツ ミライースに乗って帰ってきた。どうせ女どもは興味を持たないと見切っているのか、でも親父には自慢したいらしく、縦並びに我が家の車庫を敷地ギリギリまで飛び出して停めるのを、映画のクライマックスだったのに呼び出されて、手伝わされた。
娘のために茨城移転時の当面のつなぎ用に持って行った元ぼくの、4:3の液晶小型TVと、デジタルチューナー代わりの初期のハイビジョンレコーディング可能なDVDレコーダーを、持って帰ってきたという。そんなことしたら娘の部屋のアンテナ引き込み工事を、この週末やらされる羽目になるじゃんか?
まぁ体もよくなったし、明日は寒いかもしれないけど、娘に大学までチャリで行く道を教えてやらねばならん。とにかく「超」が5回ほどつく方向音痴の娘は、これまでわが家からわずか2kmの第一志望大学のキャンパスに、無駄に電車1駅乗ってしか、自力では行ったことがない。
母親の方向音痴の上に、父親の無鉄砲さも受け継いでしまった娘は、ちゃんと教えとかないと危なくてしょうがない。アンテナ工事はやるとしてもそれからね。おっと、分配器の余り、あったかなぁ?調べとかないと。
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