渋滞どピークが予想された5/3日~昨日5/5日で、家族4人そろって伊豆高原に行ってきました。
去年は震災と娘の受験を控え遠出はせず、おととしは4人で猪苗代湖に行ったんだけど、その前まではほぼ毎年、伊豆にでかけていた。3年前は西伊豆へ、4年前は中伊豆・湯が島、5年前は熱川温泉、6年前は今回と同じ伊豆高原、その間は息子がサークルの現役だったので、ずっと娘と3人で出かけていたから、伊豆へ4人で来るのはずいぶん久しぶりだ。
ここ数年はなんだかみんな節約精神が働いて出かけなくなっちゃったのかなぁ、ってほど道が空いていたのだけど、去年の震災の外出控えの反動と、少しでも景気高揚に協力しようと言う思いからか、3日が木曜日で4連休と言うカレンダーも手伝って、今年の3日の東名高速の下りは、何年かぶりでとんでもない混雑だった。
天気も悪かったから、まぁ夕方までに宿に着けばいいやと、10時くらいに家を出て、環八を用賀に走るところまでは特にいつも通りだったのだけど、東名に乗ったとたん、これがもうほぼ動かない。大渋滞の上に用賀から厚木までで事故が4か所も起きており、時速は5km/hも出ないありさまだ。
横浜青葉に着くころには、もう1時過ぎになっており、トイレに行きたいわ腹は減ってきたわで、いったん降りようと言うことにして、青葉台のそばのイタ飯屋さんに入って昼食にする。ここを出たのがもう2時半ごろだ。
横浜町田インターからまた乗ろうとしたら、このインターがこれまた大渋滞。それでも我慢して乗ればよかったんだろうけど、こりゃだめだとあきらめて、そこから一般道を走って西湘バイパスに向かう。いつもの渋滞回避ルートなら、小田原厚木道路の二宮インターから一般道を走って来る、西湘バイパスの有料道路部分に乗れたのがもう4時半ごろで、到底宿に5時に着くなんてことは不可能だ。
そこから先は渋滞を避けて、小田原から箱根新道--永久無料になったんだね--を登り、伊豆スカイラインに入ると言う、いつもの「どんなに混んでもほぼ渋滞なし」ルートに乗る。ところが伊豆スカイラインの亀石峠から先が、豪雨によるがけ崩れで通行止め。仕方なく宇佐美の海際まで出て、国道を南下、宿に着いたのは18:50頃になってしまった。
ということで1日目は車で移動するだけになってしまったけど、当初の予報より早めに天気が回復してくれたのが--4日までは東京は雨だったようだけど--なによりだった。2日目の4日は朝から快晴で、一般の観光客がほとんど寄りつかない「池」と呼ばれる地域の、このあたり唯一の水田地帯にハイキングに向かった。
なにせこのハイキングコースは、伊東市のホームページからリンクされた先に載っていた、他のどの観光案内にも地図にも書いていないもので、Googleマップにも道はなく、Navitimeにだけ唯一道が書いてあったのを頼りの冒険だ。
地元のおじさんによると前日の豪雨でこの水田の半分が水没していたそうで、畔道はぬかるんでおり、道路もすごい勢いで雨水が流れている。水田脇の菖蒲園は、まだ花は咲いていなかったけど、雨でできた大きな水たまりの中に、おたまじゃくしとめだかがうようよと泳いでいた。
この水田から伊豆スカイラインの末端に向けて、里山に入ってみると、これが思いの他のサバイバル行になる。一応道はあるのだけど、木は倒れて道を塞いでるわ、地面は折り重なった笹でふわふわして歩きにくいわ、途中で道が何度もわからなくなるわ、なかなかスリリングなハイキング。
それから蕎麦屋で昼食にして、今度はメジャーな大室山のリフトに乗る。ここはものすごい混雑で、こんなことは初めてだったのだけど、リフトに乗るのに30分ほど待たされる。
大室山山頂の外輪山を一周し、前に一度やってみた火口窪地でのアーチェリーにチャレンジ。昼間はTシャツ1枚でも汗をかいたのに、夕方になり風が強くなって、2枚着ても寒い寒い。
5時半過ぎに宿に戻り、貸切露天の温泉に飛び込む。今回止まったピーウィットという宿には、内風呂には温泉がなかったので、この露天温泉に、朝夕4回も浸かった。1日目の夜は寒かったけど、2日目、3日目は気温が高く気持ちよい。
3日目の昨日は渋滞が予測されたので、早めに帰途に着き、またがけ崩れを避けて宇佐美から伊豆スカイラインに登り、一度行ってみたかった途中の玄岳(くろだけ)という標高800mほどの山に登る。スカイラインの駐車場に止めて、15分ほどで登れるのだけど、ほぼ笹山なので日蔭はなく、もう汗だくになる。
頂上もカンカン照りなんだけど、じっとしていれば風が吹いて汗が引いて行く。ここはとにかくものすごい絶景だ。北を向くと富士山が見え、右を見れば熱海市街と相模湾が、左を見れば沼津の街と駿河湾が、そして近くの草原の坂からテイクアウトした多数のハンググライダーとパラグライダーが、気持ちよさげに青空に浮いている。
ここでおにぎりのお弁当を食べ、結局1時間くらいいて、それから箱根湯本の立ち寄り温泉に向かう。3時過ぎに温泉で汗を落とし、帰途に着くと、なんと、あれだけ行きは混んでいた東名が、厚木の合流でちょっと混みあった以外、渋滞なしだ。なんで?
何年か前から、連休の最終日はみんなゆっくり休みたいのか、たいてい道が空いているという現象が起きていたけど、昨日登りの渋滞があれだけ報道されていたのに、今日はガラガラ。みんな1泊で帰ったの?それとも2泊の予定を急遽1日短縮したの?不思議だなぁ。
予定外に7時頃には家に帰ってきて、近所にあたらしくできたお好み焼き屋で夕食にしました。
てことで初日の渋滞と豪雨の他は、初夏を思いきり満喫した休日になりました。
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