冬場はストップして、春から秋のシーズンにかけて契約復活することにしているスカパーe2。無論、サッカーと野球を観るためなんだけど、そのプロ野球セットで観れるはずのチャンネルの一部、300チャンネルの日テレ+と、301チャンネルのTBSチャンネルが、ブロックノイズがやたら出るようになった挙句、最近ではまったく映んなくなってしまった。
先週なんて、阪神戦を日テレ+、ジュビロ戦をTBSチャンネルでやっていて、どっちも全く観れないじゃないか!たまたまスカパーオンデマンドっていうサイトが、Jリーグのライブとアーカイブを、サッカー関連のセットを契約しているユーザーにタダで観れるサービスを始めてくれたので、ジュビロの方は観れたけど、これは困った問題だ。
3Fのバルコニーに出て、電波チェッカーもない中、寝室のTVをアンテナ受信強度の画面にし、BSアンテナの設置位置との間の7,8メートルを行ったり来たりしながら、向きを調整し、苦労して最大強度の状態にしたのに、この2つのチャンネルだけはまったく映らないか、ブロックノイズだらけでほとんど何が行われているのか分からない状態だ。
BSや、CSでも他のチャンネルならちゃんと映ってるのに、どうしてこういうことが起こるんだろね?いくつかの周波数帯を利用してるため、周波数によっては受信しづらいってこと?スカパーe2のサポートに電話してみたら、ちゃんとした理由は説明してくれなかったけども、そういうことはあり得ます、と。
そしてやはり、ぼくが思ってた通りの原因候補を挙げてくれた。すなわち、BSアンテナが古いタイプだと、コンバータの性能も全然違うし、ということだ。確かに我が家のBSアンテナは、記録を取り始めた2000年よりは当然前、多分この家に引っ越してくる前から、15年以上は使っている年代物で、当時110°CS放送なんてなかったから、BS専用だし(それでもe2の多くのチャンネルは受信できるんだけどね)、お皿の大きさも小さく、金具類はサビサビだ。
そういえば前に、まだe2ではないスカパーを、CS専用アンテナ経由で観てたころ、BSアンテナとCSアンテナをあろうことか取り違えて調整し、どっちも映らなくなって、仕方なく電器屋を呼び、来た瞬間に、あ~そうだった、アンテナ逆じゃん、って気づいた時は遅く、確か8,000円だか取られたことがあったのだけども、この時に電器屋から、このBSアンテナ、よく今でも映ってますね、と感心されたことがあった。
そんなことで、BS・CSアンテナを購入し、交換することにした。調べてみると、東芝が出しているBCA-453という機種が、Joshin Webで3,980円という破格のお値段で売っている。いやぁ、安くなったもんだねぇ。憶えてないけど今の骨董品アンテナを買った時は、少なくともこの5倍~10倍はしていた気がするぞ。しかもJoshin Webは先日お風呂TVを買った時のポイントがあるので、そいつを使えばなんと1,000円の追加費用で買える。
我が家のバルコニーは鉄柵ではなく壁なので、取り付けるための金具が必要になるんだけども、これも買うかと調べてみると、本体より高い。う~む。それじゃあと、上記の今は使ってないCSアンテナ、こっちの方が少し新しいのだけども、これの取り付け金具をよく確認してみると、作りがいいのかサビがほとんど出ていない。よしよし、これを流用すれば新たに買う必要はない。
こんなに安く買えるならと、ついでに先週も含め過去何度か苦労してきている方向調整のために、電波チェッカーを調べてみると、他の機種が軒並み1万円以上、中には20万もするものがあるなか、数値やメーター表示ではなく、わずか5段階のLED表示と言う廉価版ではあるものの、なんとAmazonで3,510円と言う破格値で売っている、日本アンテナのNL30Sという機種がある。BS、地デジ両対応だ。
よしこれも買いだと発注し、アンテナの方は在庫がないってことだったけど、おととい入荷して、今日届いた。てことで今日はアンテナの設置作業だ。
まずCSアンテナを外し、壁取り付け金具の、板を当てて取り付けてあったその板がボロボロになっているのを交換して、しっかりと壁にネジで締め付ける。これで多少の台風くらいならずれることはなさそうだ。
そしてBSアンテナの方向を参考に粗々に方向を決めた後、BSアンテナを取り外す。金具が錆びており、ネジを回すのに苦労する。
それからBCA-453を金具に緩めに取りつけ、電波チェッカーを使って方向調整だ。LEDインジケータは5段階しかないとはいえ、このNL30Sは無段階で感度調節ができるようになっており、まず感度を強くして5つのランプを全部点灯する状態にした後、感度を弱くして、ランプを2つほどにし、微妙な方向の調整を行っていく。おぉ、これはなかなかよいじゃないか!まぁ5段階しかないので、微妙な強弱がわからないのがもどかしいけどもね。
ところが方向を決めてからハタと困った。チェッカーを使うため、アンテナのコンバータにケーブルを接続し、反対側をチェッカーにつなぎ、チェッカーに電源を供給するために、家の中から出てアンテナに接続されていたケーブルを、チェッカーのもう一方のプラグに接続していたんだけども、最後にこの家の中からのケーブルを、直接コンバータに接続しなければならない。
ところが壁取り付け金具ってのがけっこう長さがあるため、バルコニー側から見るとお皿の裏側にあるコンバータの位置まで、手が届かないじゃないか!我が家のバルコニーは、周りの壁の上に金属の手すりがついており、この上から手を伸ばすと、どうしても届かないのだ。
仕方ないので、いっちょ試してみるかと、壁と手すりの間に頭から体を入れてみたら、おお、何とぼくの大きな頭でも入れるじゃんか。既に汗だくの状態だったから、壁上部と手すりの汚れを、着ていた7分袖のTシャツで思いきり拭きとることになっちゃったのだけども、これでやっとコンバータに手が届いた。
ホントは先々ずれちゃった時にまたチェッカーをつなぐため、途中で接続ポイントを作っておいた方がいいかな?とも思ったんだけど、壁取り付け金具はきちっと固定できたし、アンテナの方向を固めるネジも十分に締めたから、まぁ当分は大丈夫でしょうと、手間を惜しんでしまいました。
さてそうしてさらに汗かいて、やっとTVをつけてみると・・・・やった!日テレ+もTBSチャンネルも映ったぞ!寝室のTVのアンテナ受信強度を確認すると、CSの一部弱かったチャンネルの受信数値が、以前は100ポイント中50ポイント行かなかったのが、60~70ポイントをコンスタントに出している。
なるほどね、この手の技術って日進月歩なのね。アンテナが1つになってスッキリしたし。しかもこの値段でやれるなら、もっと早くやっときゃよかったよ。
作業時間約1時間。この値段なら十分な費用対効果の、BS・CSアンテナ交換顛末記でございました。
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