寒くなってきたねぇ。今週は今年はじめてデスク下の足元ファンヒータをつけた。部屋全体の暖房はぼくはまだ使ってないけど、寒がりのカミさんはリビングのエアコンをつけている。
そんな今年第4クールのTVドラマは、なかなか悪くない。大体我が家では、毎クール初月の月刊のTV誌を買ってきて新番組をチェックし、良さげなやつをそれぞれピックアップし、BDレコーダーで録画予約する。カミさんは段階をつけてチェックし、イマイチと評価したものは、録画はせずに洗い物なんかをしながら生で観ることにしているらしい。
ぼくも大体、週に3,4本をピックアップして、とは言ってもドラマだけをじっくり観ることは滅多になく、たいていPCとか何かをしながら観ている。中でも面白いものはスタジオの大画面で他の事はせずに観ることにすることもあるし、何度か観てつまらなければ辞めたりすることもある。
んで今クールは、とりあえず観始めたものがなかなか良くて、6本ものドラマを観続けることになった。まぁそんなに際立ってクォリティの高いという感じのものはないので、全てながら観なのだけどね。中でもそういうことは今まで多分一度もないのに、火曜日の2本--いずれもフジTV--がいいのよね。
9時からの「遅咲きのヒマワリ」は、舞台が高知のはずれだっていうだけで、まぁ普通にいわゆるトレンディドラマの流れを汲んで、ドラマとしてのクォリティはそんなに大したことはないと思うのだけど、真木ようこがいいのよね。去年の大河ドラマで龍馬の妻お龍を演じた頃は特に注目もしてなかったのだけど、今年の前半にやったドラマ「運命の人」--このドラマは話があまりに昭和っぽすぎて、途中から観るのをやめてしまったのだけど--に出てた時に、綺麗な人だなぁと。
そんなに美人ってわけでもないし、お肌ツルツルでもないし、声はハスキーで低めなのだけど、なんか独特の、ぶっちゃけたというか投げやりなというか開き直ったというか、何の役をやってもそういう感じをどこかで醸し出しているのがいい。
今回の役はまさに、意志に反して地元の病院に飛ばされるという屈託を抱えた女医役なので、これがまたぴったり。主人公の生田斗真とのテンポの良いやりとりも楽しい。あまりトーク番組とかには出ないので、本人のキャラはよくわからないのだけど、Wikipediaによると、仲代達矢の「無名塾」で仲代達矢とケンカして飛び出したきり、彼とは挨拶もしていないとか、公の場で歯に衣を着せない発言をして顰蹙を買ったりというバンカラさを持つらしい。
「A-Studio」とかに出てくれないかなぁ。「運命の人」はTBSで、主役だった本木雅弘は確かゲストで出てたのにね。
そして10時からの「ゴーイング マイ ホーム」、地味で、伝説の小人"クーナ"なんて言うのが出てくる思えばTVでは珍しいファンタジーなのだけど、これが今クールでは一番ハイクオリティなドラマかもね。カンヌで主演男優賞を取った「誰も知らない」の監督、是枝裕和が脚本・監督をやっていて、その演出も大変にユニークだ。なんかホントに映画観てる感じ。独特のボソボソしゃべるセリフ回しと、生々しいのにユーモラスで、とにかくものすごく自然な会話が際立っている。
山口智子が何年かぶりでドラマ出演というのもあるし、これは昔から大ファンの宮崎あおいも出ている。さらに子役の蒔田彩珠ちゃんという女の子、この子は名優だね。今の子役ブームの子達よりもちょっと歳上なのかもしれないけど、ブーム世代でも本田望結ちゃんなんてかなり大根だと思うけど、この子は芦田愛菜ちゃん級なのでは?
あとは、テレ朝の金曜11:15枠に、あの「特命係長・只野仁」以来の、高橋克典主演で帰ってきたプチエロドラマ「匿名探偵」、これも「只野仁」のノリとそっくりなバカバカしさと、なかなかに凝ったミステリータッチの作りで楽しい。この時間帯は裏に「A-Studio」と「僕らの音楽」があるので、我が家のBDレコーダーは大活躍。観るのも大変だ。
その他、キムタク主演の中ではイマイチ感のある月9「PRICELESS」、水曜はレギュラー枠を獲得した武井咲の、最近の中では当たり役と思われる「東京全力少女」、日曜は慎吾ちゃんと山ピーの「MONSTERS」、これらはまぁどうしても観ないとという感じでもないものの、まぁ観続けるかということで、都合6本になっちまったということで。
平日では唯一、木曜だけが空いているのだけど、火曜の2本を録画しといてここに回せばいいやと思っていたのに、火曜の2本が面白くて、これまでは少しくらい遅く帰っても2本とも火曜のうちに観てしまっている。
あと、ちょっと前に連ドラとしてやっていた「最後から二番目の恋」のスペシャルが、11月2日に放送されたけど、この中での中井貴一と小泉今日子のやりとりが秀逸だった。やっと2人が一緒にホテルに行こうということになり、探しに探したけどどこも満室、というようなシチュエーションの作りも楽しいし、彼らが酒を飲みながらしている会話は、「僕らの音楽」で言ってたけど半分くらいアドリブでやっているそうで、中井貴一はキョンキョンを天才と評していた。
てことでこのクールは毎晩ドラマ漬けの状況になっております。
さて今日は、年末調整の書類書きをやりました。もうそんな季節になったんだねぇ。そろそろ年賀状の心配もしなきゃね。来週はカミさんと紅葉を観に行く予定です。
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