この週末は寒の戻りだって言うけども、なんか2週間ほど前に比べたら、すっかり暖かくなって、ここんとこ続いた春の嵐もあいまって、ソメイヨシノはあっという間に散り始めちゃったね。
うまいこと週末のタイミングが合わない今年の桜まつりだけども、とりあえず我が家の近所の黒目川と言う川の、東上線のガードを挟んで500mほどの川岸でやっている桜まつりに、カミさんと行って来た。2年前に行った時には、天気も曇りだし超寒かった記憶があるけども、今日は寒さもそれほどではなかったし、何より日差しと青空がよかったね。
出がけにカミさんのチャリンコの空気が抜けていて、先週末に空気入れたばかりなのに、って言うんで、こりゃパンクかな、自転車屋さんに行くしかないかなと一時は花見も諦めかけたんだけど、見てみると虫ゴムを締めるネジが緩んでいたようで、これを締め直して空気を入れたら復活した。
なにしろ息子が高校の時--つまりもう10年前--に、埼玉北部の本庄と言う町で、寮から学校まで約4,5kmの距離を通っていた、その1台目のチャリを今ぼくが、2台目をカミさんが使っていて、特に2台目の方は1年の3学期頃から3年の1学期まで毎日ハードに使われていた一品なので、かなりボロボロだ。これをカミさんは今でも買い物チャリとして使っている。いい加減買い替えてもいいんだけどね。
我が家のそばにできた大きなパチンコ屋の敷地内を通り、裏道を巡って、途中にある公園で桃の花(?)が咲いていたので寄り道したりしながら、最近は時々ジョギング路として通る黒目川沿いの遊歩道に着くと、その両岸には、ちょっと葉が出てきてしまったけども、まだまだ見頃のソメイヨシノが、ずらっと並んで咲き誇っている。
しかし2年前にも書いたけども、どうしてこう日本の花見は、メシを食ったり酒を飲んだりがメインなんでしょうかね。桜がそれほど密に咲いていなかろうが、関係なしに河川敷に防水シートみたいなのを敷き、たくさんの人が集まってお弁当を広げ酒を飲んでいる。
桜の木に電線を巡らせ、縞々模様の提灯をかけて、祭の中心地に据えられたステージでは、わけのわからないインド調のダンスを、薄着のおばちゃんたちが踊り、川に浮かべた長さ7mほどのボートに子供たちを乗せ、川を地味~に30mほど竿で上り下りする。うーん、なんだかなぁ。
日本的な花見の美意識って、日本中にこれだけの本数が植わっていながら、あっという間に散ってしまうそのはなかなさ、川を流れていく、もしくは盃にはらりと落ちるその花びらの風情、そういうもんじゃないの?それは、こんなわさわさ騒がしい中ではなく、静謐な中にこそ感じられるものなんじゃないの?
そもそも大人数での飲み会って好きじゃないんだよね。2時間とかそういう長い時間を、たくさんの人との表面的な会話に費やすのって、金と時間の無駄だと思わない?しかも周りがうるさいから大声で話さないといけないし、時には聞こえなかったりしてもそのままにしたりして。
花見とどんちゃん騒ぎがどうしてもセットになっちゃうノリが、これって昭和的なんじゃないの?って思ってたのに、なんかそういう年代的なことではないっぽいじゃん?日本固有の、いつまでも続く文化なのでしょうかね。てか、静かな少人数の飲みってのもあるんだけど、花見の場合場所が限られるから、どうしても大勢集まらざるを得ない。必然的に大声で話さざるを得ない。
なのでホントは、自分ちの庭に咲く満開の桜の大木の下で、静かで少人数でやればいいってことだよね。てことはぼくには一生叶わない夢なのかもしれないね。実家に植えたはずの、こないだ買ってきた河津桜の苗が育って、花がたくさんつくようになったら、やってみようかな。
てことで数十分間川の両岸をそぞろ歩きして、帰りの急坂を、ジョギングで鍛えた脚力でチャリを降りずに立ちこぎで克服し、3時のサッカーの試合に間に合うように帰ってきた。
いやー、しかしサッカーも野球も始まりましたなぁ。今年はジュビロがJ2だから、まぁ勝って当然なんだけど、でも実際勝てばそれなりに嬉しく。去年は確か1年で1度しかなかったジュビロと阪神が両方勝つって日も、今年はもっと期待できそうだ。今日はその初回になるかと思ったら、阪神が12対11で逆転負けって言う。なんじゃそのスコアは。ラグビーか?
まず先月からのJリーグセット、そして今月からのプロ野球セットと、スカパーに金を払う季節がやってまいりました。
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