夏休み明けの月曜日、7月末に行った人間ドックの結果が返ってきた。今回は中性脂肪もコレステロールも尿酸値もすべて問題なくA判定。おー、よしよし、と思っていたら、ここだけはもうここ数年、ずっとC判定だった「視神経乳頭陥凹拡大」が、精密検査が必要、のD判定。
視神経乳頭云々ってのはつまり、眼球の奥の視神経が出てる部分の真ん中の凹みが大きくなってますよ、ってことで、多くは同時に視神経の一部が欠損していることが多い。つまり「緑内障」と言われる病気で、放っておくと失明する危険がある。
数年前に初めてこの判定が出たときに、視野検査をした方がよいと言われ、近所の眼科に行ったが、その時は問題がないと言われていた。しょうがない、また検査してもらうかと、火曜日に同じ「福島眼科」に行ってみたら、本人には自覚症状はまったくないのだけども、わずかに見えていないエリアがあるという。
先生が言うには、緑内障のごく初期だけれども、もうちょっと精密に検査しないと、治療を始めてよいものかが判断できないと。んでこの病院には検査機器がないので、飯田橋にある東京逓信病院ってところの先生に診てもらって、ってことで、紹介状を書いてくれた。
この緑内障、調べてみると、一度損傷した視神経は現在の医学では再生することはできず、これ以上損傷が進まないように抑えるというのが、治療の主眼になるらしい。昔は罹ったら即失明、みたいに言われていたけど、今は薬も治療方法もだいぶ進化しているそうで。
原因は主として、眼球の中の圧力、「眼圧」が高いことだと言われ、人間ドックでも眼圧ってのは必ず測ってると思うけど、ぼくの眼圧は日本の平均値程度だ。つまり本人にとって高いかどうかが問題なわけで、日本人にはこの「通常眼圧緑内障」が多いらしく、ある調査によると、40歳以上の日本人の緑内障有病率は、5%にも達するそうだ。
なので治療っていうのはもっぱら、この眼圧を下げることを行う。薬のほかに手術やレーザー治療も行われるけど、その目的はいずれも眼圧を下げることなんだそうで。薬(点眼薬)も10種類ほど開発されており、症状の出方や進み具合によって使い分けるんだって。これをサボらず地道に差すことが肝要だと。
ぼくは生まれつき目はずっと良くて、視力は両眼1.5だった。10年ほど前にありゃ、老眼が始まったかな、と感じ、6年ほど前から、本やPCを裸眼で見るのがしんどくなり、初めて老眼鏡を作ったときは、けっこうショックだった。せっかくスマホ時代が来たのに、裸眼じゃ見えないんだもんねぇ。
今では乱視も進んでしまい、車の運転の時や、老眼で見えない距離ではないTV画面を見る時も、乱視のみ矯正する眼鏡をかけている。でも乱視の矯正さえすれば、今でも視力は1.2~1.5はある。そのぼくが、眼に病気を持つことになろうとはねぇ。困ったもんだねぇ。
木曜日に東京逓信病院に行ってみると、予約してた割に結構待たされて、午後からの会議にちょっと遅刻しちゃったんだけど、けっこうなオジサンの福島先生が紹介してくれた割に、意外に若い--つっても40代と思しき--美人の女医さんが診察してくれる。なんか虹彩が開く薬を塗って--その後夕方まで世界がやけに眩しくて困ったんだけども--網膜の痛みを調べたり、その他ぼくにはよくわからない検査をいろいろしてもらう。
結果、これはすぐに治療を始めた方がいいですね、と。来週中に届くように報告書を送っておきますからってことで、来週後半か再来週の頭にまた福島眼科に行って、点眼薬をもらってくることになる。これで症状が進まなくなっていただければね。ま、一種の持病ってことだな。
ちょっと怖いけども、まぁもともと進行の遅い病気だし、本人そんなに落ち込んだりってことではないので、FBにもリンク貼ります。「いいね」はガンバレって意味に解釈しますので、ご遠慮なくどうぞ。
さて、今日は月頭の朝霞市のお祭「彩夏祭」よりはずーっと規模は小さいのだけど、朝霞駅南口駅前の、本町一丁目から三丁目を範囲とする「富士見町内会」のお祭があった。市役所の駐車場を会場に、イベントが行われていくんだけど、その一部で1時間半ほどの時間を取って行われるよさこい大会では、娘が参加する町内会主催のよさこい集団「武州武蔵」は、この日ばかりはしょっぱなとトリを務めるという特別扱いを受ける。
しかし暑かったね今日は。トリの方を観に行ったんだけど、わずか5分ほどの踊りを、観てるだけで汗だくになった。踊る方は大変だわなぁ。若者は元気だね。
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