夏休みに入るって時に、2つのBadなメッセージが。1つはスタジオのメインの空気清浄機で、加湿ユニットの汚れランプは何度か点いたことがあったので、対処法はわかってたんだけど、はじめての「メインユニット1」のランプが点灯。これは調べてみたら、前のふたを開け、1つ目のフィルターを外したところにある、金属とプラスチックのユニットを中性洗剤で洗えばいいってことで、まぁ大したことはなかったんだけどもね。
んでもう1つが、我が家の電子ドラムV-Drumsくんの音源ユニット、TD-10が、「Backup Battery Low」とかっていうエラーメッセージを出しやがってですね。この家を建てた時に買ったものだから、もう17年経ってのこのメッセージ。しかも調べてみると、これが出たらメーカーか販売店に預けて交換してもらわないといけない模様で。
もう、めんどくさいなぁ。まぁ別にこのメッセージが出ても使えないことはないんだけども、しかも自分で作った音色キットなんて3つくらいしかないから、そのバックアップのためにわざわざねぇとも思うんだけども、プリセットされてるキットだと、やっぱ満足できるのがないんだよね。
なにしろV-Drumsは、単なるピッチの高さや音の長さだけでなく、シェル(ドラム本体の主として木の部分)の材料とか深さとか、ヘッド(皮)の材質とか、ヘッドのミュートのタイプとか、その他なんだかんだものすごくたくさんの項目をシミュレートして調整できるのが特徴で、そうやってこだわって作った1つ1つのシンバルやタムなどの音をセットにしたものが音色キット。これを保存できないとなると、これはこのマシンを使う意味が半減するってことでね。
17年使ってきて、確かに少し調子悪いところも出ていた。一番わかりやすいのが、液晶画面の下の方に、時々横に筋のようなものが出てしまうこと。その他、ヘッドの中心とリム部分(ドラムの周りの輪っかの部分で、本物のドラムだとこれでヘッドを締め付けて張る)と、本来は別々の音色を割り当てられるのに、スネアの音が時々誤動作して、ヘッドを叩いてるのに、バラードなんかの静かな部分で使う、いわゆるサイドスティックの「カッ、カッ」って音が出ちゃったりしていた。
でもまだまだ使うつもりでいたんだよね。長く使って愛着があるってこともあるけど、なにせこのV-Drumsの音源ユニットは、今ではもうTD-10の5世代くらい後のものになっており、もし買い替えないといけなくなったとすると、最上位機種TD-30は、最安でも20万前後もする。
前に一度、Hi-Hatがただの平面パッドじゃなくて、実際にシンバルそっくりの形をしたゴムパッド2枚を組み合わせ、本物そっくりに演奏できるようになったってことで、買おうかどうしようか検討したことがあったんだけど、その時も、同時に音源ユニットも買い替えないとこの新Hi-Hatは鳴らせないってことで、この値段の高さで諦めたことがあった。
だけど大体そんなに経ってる機械の部品交換なんて、まだできるんかいな?できないって言われたらやだなぁと、最近行きつけのイケベ楽器渋谷ドラムステーションに問い合わせてみたら、普通の修理は部品がなくてできないことがあるけど、バッテリー交換はできるとのこと。でもいったん預けて2週間くらいかかり、しかも6~8,000円程度はかかると。もう。なんだよそれ。バックアップバッテリーなんて、市販品で自分で交換できるようにしとけっつーの。
なにしろ各パッドから接続しているケーブルと、その他にも音声OutやらMIDIやらなんだかんだと20本以上のケーブルが接続されているので、これを外したりまた接続したりするのが、超めんどくさいんですよ。仕方ないので荷造り用の透明ガムテープで、抜いたケーブルを順番通りに貼り付けておき、夏休み明けの17日に、渋谷まで持っていって預ける。
それから見積額が出たって連絡があって、ほぼ最初に言われた金額だったので、仕方ないんでしょと進めてもらって、さきおとといに戻ってきたという連絡があったので、取りに行ってきた。
おとといこれを元の場所にセットし、さぁケーブル繋ぐかとテープに貼ってあったプラグの束を持ち上げてみたら、あ゛~っ、持ち上げた拍子にいくつかのケーブルが外れて、順番がわかんなくなっちまったじゃないか!くっそー。しょうがないのでまずスネア、次に左のCrashシンバル、と順番にパッドから出ているケーブルをたどって繋いでいく。
パッドと一部のパッドのコントロールのための、全部で12本のケーブルは、途中まとめてあったりラックに固定してあったりするので、とにかく辿るのが大変だ。きれいに並べて固定してあれば簡単じゃん、って思うんだけど、直径5mm程度のケーブルが10本も並んでると、指でなぞってても間違えて隣のやつを辿っちゃったりするんだよね。
苦労して全部繋いで、昨日になって今度は音作りだ。バックアップバッテリーの交換、初期化ってことで、残念ながら前にセットしてあった音色は全部クリアされている。まぁこの作業は割合楽しいからいいんだけども、それでもパッド(シンバル類の単純なゴムパッドと、スネアやタムを模した布製のヘッドが貼ってあるタイプ)が合計9つあり、しかもそのうちいくつかはヘッドとリムに別の音を割り当てなきゃいかんので、この作業はかなり時間がかかる。
都合2時間ほどかかって、やっと普段練習する用の音色セットが出来上がった。もう大変だったんスから。
だけどいいこともあって、修理伝票にケーブルを挿すジャックの接触不良を一部修正した、って書いてあったんだけど、実際叩いてみたら、パッドを叩いてリムの音が出ちゃう現象はなくなった模様だ。液晶ディスプレイ下方の筋も、これは何も直してくれてないはずなんだけど、出はするもののその頻度が下がったみたいで、ほこりや汚れを取ってくれたのもあって、新品同様とは言わんけども、なんかけっこう若返ってくれた感じだよ。
さてさて、毎年の恒例行事、大学時代の音楽サークル「音感」の、各バンド入れ替わり立ち替わりの超ロングライブ、"音感Home Comings Day"の開催が、10月の頭に迫ってきた。今年は「健康」だけでなく、4年ぶりにまた1コ上の先輩西センセと組んだバンド、「Nisshie's Street Band」でも出演する予定で、やっと曲も決まったので、そろそろコピーを開始しなければならない。
復活なったV-Drumsくんで、今回は直接打ち込みでスコア作ってみようかな。めんどくさいかなぁ。
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