結局こうなることはわかってたんだよねぇ。やっぱなぁ。って話から。
先週、2つのミニドラムセットを構築したって書いた。だけど、常設用ってことで、昔から持ってたSPD-8っていうドラムパッド&音源を、ClipHitと組み合わせ、Mixer経由で鳴らすようにするってことは、新しく買ったSPD-30の方が、ライブで使うんでもなければ遊んじゃうことになるじゃん?これってバカだよねぇ。
てことでまずSPD-8をSPD-30にすげ替え、SPD-8の方は元しまってあったブースラックの一番上の一番奥にお帰り頂くことに。
そうすっとね。やっぱおもちゃであるClipHitとSPD-30では、そもそも音源のクォリティに差があるし、いろんな使い勝手、例えば共鳴りしないように他のパッドを叩いた時の振動に反応しないようにするとかの細かい設定が、全然違うんだよね。V-DrumsシリーズのPadを外付けすれば、Padの淵と上面で別の音をアサインできたりして、スネアのヘッドとリムショットとか、トップシンバルのCrashとレガートとかの使い分けができるってのも大きい。
てことでV-DrumsのPadっていくらくらいなんだろう、って調べてみたら、普通のPadタイプもシンバル型のタイプも、最近の高機能版は高いけども、必要最低限の機能を持つ比較的古いやつは、6,000円そこそこで買える。そっかー、とまず、トップシンバル用にシンバルタイプのものをサウンドハウスで発注。こないだ気づかなかったけど、サウンドハウスって9月からついに、クレジットカードが使えるようになったんだね。素晴らしい!
んでさらに、スネア用とハイハット用--実際には少し大きさに差があったりするのでV-Drums本体との間ですげ替えをしたんだけど--のPadは、6,000円台とはいえ安くはないので、ヤフオクで探す。よしよし、1,000円~2,000円程度で出物があるぞ。安いものから2つ入札。この手のニッチな、しかもセットでなく単品の出品って、ほとんど入札がないので、一発で競り落とし可能だ。
昨日今日と届いたこいつをセットし、さらに常設用ミニドラムセットを、ブースデスクチェアをぐるっと回転させて叩ける向きではなく、音楽用PCの椅子をぐるっと回せば叩ける位置に向きを変える。ブース前TVを観たまま叩けるのと、ブースデスクチェアは肘掛が邪魔で叩きにくかったのとあってね。
こうすると音楽用PCにドラムを打ち込む時のインプット機器としても使えることになる。これまでV-Drumsからもできるようにはしてあったんだけど、先週書いたようにV-Drumsは気合の壁が高かったのでね。
Padを取り付け、SPD-30の感度とか音色とかなんじゃかんじゃを調整する。そして打ち込み用にMIDIのセットアップ。ついでにV-Drumsの方も、最近のライブでやってるシンバル構成--センター低い位置にSplash、左Crashとハイハットの間にミニチャイナ--には全然合わなくなってたので、位置を変え音色その他を調整する。
てことで一応満足すべき状態が出来上がった。ミニドラムがブースデスクチェアのすぐ後ろに迫っているので、普段座ってる場所がちょいと狭くなっちゃったことだけがちと残念なのだけど、音楽用PC前の椅子がほぼ300度囲まれた穴倉状態。いいでしょこれ。
結局、ClipHitを鳴らすことにしていた3つの音を、すべてV-Drums用Padで代替してしまい、ClipHitは遊んでいることになってしまったんだけどね。当初の目的から大はずれだ。予測できたよなぁこの状況って。SPD-30をポチった時点で。
さてさて本日2つ目の話題は、今はやりの「音楽聴き放題サービス」。各社月1,000円前後で何万曲が聴き放題みたいな宣伝文句で今年前半から続々とサービスが始まったこいつは、いよいよ本命のAppleと、しんがりでGoogleがサービスを開始し、役者が出そろった。
ちょっと興味はあったものの、得意な音楽分野に差があったり、洋楽・邦楽の数が偏っていたり、特定のレーベルの楽曲が提供されてなかったりで躊躇してたのね。まぁぼくは、行き帰りの電車の中や道を歩いてる時までずっと音楽漬けってことはなくて、聴くのはほとんど車の中かランニングの時かなので、そういう意味ではそれほど強いニーズがあるわけでもなかったしね。
ところが最後に登場したGoogle Play Music、こいつがなかなかすごい。3,000万曲提供、邦楽にも強く、これは他では無料提供しているところがないのだけど、5万曲までの手持ちの楽曲をタダでクラウド保存できるというのが画期的だ。
しかも10月18日までに申し込むと、通常月980円のところが780円、最初の30日間は試用期間で無料なんだけど、その後有料になっても、この780円が永遠に続くという。まぁ780円でも毎月ってのは安くはないけどもね。てことで試用期間の最終日が日曜日になるように、先週の土曜日に申し込んでみた。
おいらのような昭和の音楽ファンは、どうもアルバム単位で聴くということが普通になっていて、基本的には買ったCDを--最近はDL販売のものもちょっとは買ってみたりはしてるけども、それもあくまでアルバム単位--MP3でリッピングし、スマホにコピって、または車用のミニUSBメモリにコピって聴くってのが普通だ。
だけどなかなか新しい音楽を開拓する時間も根性もなくなって来てるので、どうしても何度も聴いているものを繰り返し聴くことになる。特にランニングの時に、この状況からの脱却を図れるかな、ってことでね。
最初に好きなミュージシャンをざっと登録し、表示される「ラジオ」でお気に入りのミュージシャンのを選び、類似の楽曲を「いいね」していくと、そのおススメの精度が上がっていく、という仕組みだ。モバイル端末にはオフラインでも聴けるように、ダウンロードも可能。ただしアカウントがエクスパイアされると、ダウンロードしたものも聴けなくなるようになっているらしい。
まぁ3,000万曲って言うけど、古めの曲は結構入ってないのがあったり、このおススメで、誰々に似てるので、って表示されるミュージシャンが、え?似てるか?ってこともままあるんだけども、でもこういう音楽の聴き方ってのも悪くはないなぁ、ってのが1週間たったところでの感想かな。
例えば大好きなNora Jonesだけど、類似のミュージシャンってあまり知らなかったのをおススメしてくれたり、「寝る前に気持ちを落ち着ける」的なラジオなんかは、ホントに聴いてて気持ちよくて、過去数十年にわたってぼくにとってその地位を占めていたPaul Simonの「Still Crazy After All These Years」に、ついに取って代わるものが出てきたか、って感じ。
こうして今の若者は、アルバム単位で音楽を聴くってことがどんどん減ってっちゃうんだろうなぁ、ってのは残念に感じるものの、これはこれでアリだね。自分の好みや気分を、Googleの検索テクノロジーがScanしてくれてる感じ。深夜TVでそこそこ面白いのが終わってから寝るまでの数十分間に、この「寝る前」ラジオを聴くってのが、新たな習慣になるかも。780円払い続けるかどうかはまだ決定はしてないけどね。
てことで音楽系の話題2つでした。
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