1日遅れのレポートですが、昨日10/4日は、年に1度の恒例となった学生時代のサークル「音感」のHome Coming Dayライブが行われた。
何度か書いてるけども、今回は我々「健康」が事務局ってことで、ステージ上のセッティングやPAとの調整と司会進行をブーランとマキゾエが担当。ぼくは会計係ってことで、11時半の開場から、正規枠トリの「健康」とその前のNisshie's Street Bandの出番まで約6時間ちょっとの間、ほぼずっと受付カウンターに座って、各バンドから交替で出してもらった受付担当のメンバーと共に、参加費を頂き、お席をご案内する役を務めていた。
なにせ正規枠19バンド、非正規(宴会)枠7バンド、計26バンドが、昼の12時から夜9時ごろまでほぼぶっ続けに演奏するという長丁場だ。例年、出番が遅い時間帯だと、それまでの数時間でけっこう疲れてきてしまうこともあったから、特に始まってしばらくして以降は、そんなに大勢の方が来られるわけではない受付で、時々仕事しながらライブを観るってのは、それほど悪くはない。
2年目から会場にさせて頂いている六本木KENTO'Sの受付カウンターからは、大分距離があり障害物もあって全体は望めないものの、ステージで何をやっているかは概ね観える。お、こいつぁおもしろそうだと思ったら、カウンターを潜って出て、5mほど客席方向に近づけば、客席は1段低くなっているので、ステージ全体がよく観える。
9/12日の記事の通り、会計係ってのは1か月くらい前から、参加費の事前振込みをお願いして、入金チェックをし、リストに記入して、「音感」のFacebookグループで報告していくんだけど、当日前の下準備としては、このリストを最終化し、参加意思表明をしてる方や、出演者がお連れするご家族などで、当日精算の方がどなたか、金額はいくらか等を一覧化する。
またそれらゲストの方に座っていただくお席を大体決めて--これは同期E子にやってもらってしまったのだけど--、それもリストに記入して、これを50音順とお連れする出演者の名前順で印刷する。
今回はお席のご案内をするために、これまでもあった会場図面を見やすく修正。席のブロックごとに振った番号で色分けして、100均で買ったA4サイズの透明カードケースに収める。またテーブルに貼って番号を示す、紙製筒状のサインを、図面と同じ色で、色紙を使ってこれまたE子に作ってもらう。さらに、受付を担当してもらう各バンドのメンバー用に、受付マニュアルを作る。
もうリストを印刷し終わってるのに、この期に及んで参加費を振り込んでくる人とか、やっぱり行きますと参加表明してくる人とか--いやいや、ありがたいことなんですけどね--、なかなか対応に大わらわだ。
前日の昼間に「Nisshie's」のリハ2回目が渋谷のNoahであって、この日ばかりは渋谷近辺のNoahはどこに行っても「音感」メンバーに会える状況になるのだけども、それからまっすぐに帰ってきて荷造りだ。ドラムの機材も例年、ぼくが持ち込んで、まぁぶっちゃけ自分が叩きやすいようにさせて頂いてるんだけど、この荷物が、スタンド類や10インチタムとかも含めて、結構な量と重さ--ウィンタースポーツ用の超大ぶりのローラ付バッグにめいっぱい、多分30Kg位はあると思う--になる。これを持ち上げてKENTO'Sの階段を下すことができなくなったら、おいらも引退かな。
当日10時ごろ行くと、既にかなり多くの人が集まっていて、さっそく汗だくになってドラム機材をセッティング。それから全体的な注意をマキゾエが説明した後、受付担当のみなさんにマニュアルを配って説明、そして受付にリストとか図面とか、我が家から持って行ったノートPC、Lavie Zをセッティング。
PCには印刷したリストの元ファイルを入れておいて、手書きでリストに記入してもらった入金や出欠の状況を、清書していく運用にした。このため、事前にちょいとExcelをいじって、入金や出欠を入力すると、自動的にその時点での参加人数や売上、お釣り用に引き出した現金と併せた出納管理ができるようにしておく。
リスト印刷のついでに、マキゾエが作ったフライヤーを、A4の紙4枚にポスター印刷してテープで貼って持ってったら、受付そばのショーケースに貼り、付箋で「今やってるのはこのバンドですよ」って表示するようにできて、これはなかなかヒットだった。
まぁ一度に大勢のゲストが来られるとバタバタはしたし、事前振込してるってことで受付をスルーする方もいたし、事前登録のない方のお席はハンドリングが難しかったけども、そんなに大きな混乱はなかったんじゃない?
なにしろ今回は、去年還暦をお祝いしたって書いた、早稲田のナレオの正ドラマーだった大先輩Mさんが、このライブを持って引退する、って宣言をされており、その頃のお仲間がかなりの数いらっしゃったこともあって、事前登録のないゲストが、予想外に15名ほど来られたのでね。なんとトータルの参加者は出演者58名も含めて140名。
この人数はもちろんずっとおられるわけではなく、入れ代わり立ち代わりになるので、途中で帰る方とか席を移動しちゃう方までを管理することは至難の業なのだけど、特にE子は、席の空き状況を把握し、受付に誘導先を伝え、さらにゲストの方を観やすいお席に誘導するとか、素晴らしいホスピタリティを発揮してくれました。
そんなことで売上も予想外に伸び、原価のほとんどを占める箱代その他を差引いても、かつてない収益が上がることとなった。去年からの繰り越しと併せ、箱代のほぼ半額に相当する額を、来年に繰り越しだ。来年は参加費を少し下げても大丈夫かな?
さて、そんなことをやってる中で、自分の演奏時間が近づいてくるわけだけども、やっぱちょっとおかしなテンションになるんだよね。仕事中にちょこっとライブやりに来ましたみたいな。
Nisshie'sは、前日まで結構不安だったコーラスがかなりちゃんと決まったので、全体にはとても気持ち良く、評判も良かった。でも何度も書いてきた24丁目バンドの例の激ムズ曲はそこそこごまかせたものの、他の曲のある個所で、わけわかんなくなって、ブレークを完全に1拍長く間違えるというミスを犯す。周りがうまいこと合わせてくれたので、曲を知らない人にはわかんなかったとは思うけど。
「健康」は、他のメンバーのテンションがどんなだったかわかんないんだけど、途中これまでにはあり得なかった構成ミスをやっちまった。まぁ今回は観てる人が全員知り合いみたいなもんだから気楽なもんで、リズムは止めずに1・2・3・4で間違ったとこからやり直し、なんて対応ができるのも、長年やってるし4人になったからこそなのだけどね。
アンコールは「健康」の長い歴史の中でも最悪にお下劣な「お父さんから生まれたい」だ。ある先輩からの、あの曲をやれ、ってご下命で。リードボーカルをマキゾエがやるんだけど、途中に中でも輪をかけてお下劣なセリフ部分があって、ここが以前マキゾエがやったひどいセリフと違うじゃないか、あれが気に入ってたのに、って後でその先輩--某上場企業会長--に文句言われましたけど。
その後宴会枠にマキゾエ、ブーランがいくつか出演し、その間、最後に家から持って行った金庫代わりの鉄製の道具箱に入れた現金を数えてみたら、Excelの管理数字とみごとピッタリ。素晴らしい!そして何人かに必要な返金をし、KENTO'Sにこの現金プラスクレジットカードでお支払いする。
今回は正規枠のあるバンドで完全にギタリストとして登用されたブーランが、終始16分のカッティングをやってのけたのが収穫だったな。ウン十年の付き合いで、そんな演奏をする彼を初めて観た。マキゾエ君、ぜひそんな彼が思い切り活躍できる曲を作ろうじゃないか!
宴会枠のトリで、Mさんの最後の演奏をご披露頂くために急遽組んだバンドの演奏を堪能する。9時過ぎごろに演奏がすべて終わって、Mさんにお願いした締めのあいさつに、我々は引退は認めません、来年もぜひ、と司会進行役のブーランが仕切る。最後に、残っていたみんなでステージに上がって写真を撮り、お開きとなった。
今回はうちの家族は来てくれなかったので、酒が飲めなかったのだけど、ブーラン一家を送ってから家に帰り、風呂上りに飲むビールのうまいこと。いやいや、なかなか疲れましたけど、まことに楽しい1日でございました。
本当にご苦労様でした。頭が下がる思いです。とても 拙者には真似のできない緻密な仕事ぶり。素晴らしい!
ありがとうございました。
投稿情報: Yellow 松井 | 2015/10/06 04:00
師匠、ちゃんとお体を労わっていただいて、来年も必ずご出演くださいね。
投稿情報: Tacovo | 2015/10/06 15:02