けっこう長期にわたったプロジェクトになった洗面所のリフォームが、今日完成した。
築17年の我が家、去年外壁と屋根を修復した時に来た業者のお兄さんに、「次は水回りが来ますよ」と言われていたのが的中。今年の初めごろから洗面台の周りに水が少し漏れてくるようになった。
しばらく放置していたのだけど、夏になってさすがにこれはと、この家を建てた開成コーポレーションと言う工務店の人に来てもらったら、洗面台下段の、水を取り込んでいる上水道側の金属ホースから、ポタッ、ポタッと、ゆっくりだけど水滴が滴っていることが分かった。しょうがないのでそこに風呂桶を置いて、さぁどうしようと。
カミさんはこの洗面台、割合新しいころに何か重いものを落としてシンク部分にヒビが入って--ヒビだけで水が漏れたりはしてなかったんだけど--いたり、止水栓のレバーがしょっちゅう取れてしまって、接着剤で直してしばらく持たせるような状態になっていたりしていたのがずっと気に入らなかったらしく、取り換えようよ、ということになった。
どうせ洗面台を取り換えるなら、洗面所の床のクッションフロアも、なんか変色しちゃったり、黒いシミがついちゃったり、くぼみに汚れがたまって茶色いブツブツみたいになってるのとかもなんとかしたいってことになり、開成さんから見積もりを出してもらったら、これが結構高くて、ウチはメーカーからの仕切りが高いので、リフォーム専門の業者に頼んだ方が安いですよ、と。
それならとネットで調べ、3社ピックアップして、見積もりに来てもらうことに。それと並行して、TOTOやLIXILのカタログを調べ、洗面台の選定を進める。最近の洗面台って、この家を建てたときよりも高さが7cmほど高い1,900mmのが普通になっており、旧洗面台の上棚部分はまだまだきれいなので生かすことにすると、その高さに制約されてあまり選択肢がない。TOTOのラウンドシリーズってやつがほぼ唯一だ。
んじゃ見に行くべ、ってんで、9月のNisshie's Street Bandのリハに行く前の時間に、カミさんと新宿のTOTOのショールームに寄ってみた。実際に見てみると、今年新しく出たオクターブってシリーズの方が、収納とかいろんな機能も含めてよさげだ。
我が家の洗面台は幅が結構広く、1,200mmあるんだけど、その並びの左側に、洗濯用の--靴下とか特に黒い奴をあらかじめゴシゴシこすったりするための--シンクがあり、カミさんとしてはこれを洗面台から隠れるようにしたいと。そうすると洗面台自体は1,000mm幅にして、左側に同じシリーズで上まで同じ奥行きのラックを立てればよいのだけど、これの250mm幅のがあって、計1,250mmならぎりぎり入る。
洗濯シンクの左側に窓があるので、このラックを立てるともしかして洗面台部分が暗くなるかもと気になって、家に帰ってきてから段ボールを立ててみる。確かにちょっと暗くはなるけど、まぁどうせ洗面台のライトはつけて使うので、気にしなくていいんじゃね?ってことになって、なら上棚を少し上にずらしてもらって、1,900mm高のやつにしようよ、と、やっとシリーズと、その中のどの部材を組み合わせるかが決まった。
ついでにショールームのお姉さんに、洗面所をリフォームするなら、棚とかいろいろ置いてあるものをいったん避けないといけない、そんな機会ってまた設けるのは大変だから、どうせなら壁紙もやってもらった方がいいですよ、と言われる。確かに手拭きタオルの裏っ側とか、黒くなっちゃってるんだよね。上棚をずらした跡が見えてしまうかもしれない問題もクリアできる。そうだね、どうせならそこまでやってもらうかと。
見積もりに来た3社にこれらの条件を提示し見積もりを出してもらったら、確かにメーカーからの仕入れ品は半額になっているところがある。中でも「ゆとりフォーム」という会社が、条件をそろえても一番--4万円ちょっと--安く、またメーカー品の見積もりも一番安い半額に合わせてもらえたし、おばさんの営業マンがなかなか対応がよかったので、ネットでの評判は今一つだったんだけど、お願いすることにした。
我が家の洗面所は洗濯機とかも置いてあるので多分3畳分強くらいの広さがあり、洗面台本体もオクターブって結構高いシリーズだし、幅も広い上に、すぐにお湯が出るようにするポットをつけたり、鏡をドア状に開くだけでなくさらに手前に引っ張り出せるようにする奴にしたり、床も壁もやってもらって、棚の移動とかも全部やってもらって、税込み53万ちょっとで収まったので、当初の開成さんの見積もりから比べたら格段の安さだ。
ただ工事は1日半かかり、これを土日でやるスケジュールは取れないと。なので金曜日1日お休みをもらって、金土でやってもらうことにし、昨日今日でやる、ってことに決まった。
3日の文化の日、ブーランのバンドのライブがあったんだけど失礼させてもらって、洗面所にあるいろんなものを、捨てるものは捨て、取っておくものは段ボールに詰め、また下着とかが入った引き出しはそのまま抜いて、カミさんの勉強部屋になっている和室に移動する。まーぁいらないもの、古くなって使えないものが出るわ出るわ、木曜日の燃えないゴミの日、ゴミ用の黄色い大籠が、ウチのゴミだけでいっぱいになってしまった。ご近所の皆様、スミマセン。
最後に前日の一昨日、風呂に入るときに脱いだものを置くキャスター付きの籠とか、バスタオルラックとか、歯ブラシとか、毎日使う必需品も移動。和室だけじゃ収まらなくて、リビングやダイニングにもあふれかえる。
昨日今日、実際に来てくれたのは、工事屋さんが2人、水道屋さん、内装屋さんが1人ずつ、彼らが入れ代わり立ち代わり対応してくれる。営業のおばさんも何度も見に来てくれる。
昨日は8時半からまず上棚を外し、下着やタオルが入っている大きな棚をバラして、緩衝用のプラ板を敷いてその上に移動し、古い洗面台を外して撤去、それから洗濯機をどかして、内装屋さんが壁をはがして新しい壁紙を張り、床をはがして新しい床を張っていく。終わったのが夕方5時ごろ。ちょっと不安だった、洗面台から漏った水で床板が腐ったりしてないかは、大丈夫だったので一安心。
今日は新しい洗面台を設置、移動したものを戻して固定、終わったのが2時半ごろ。
ネットで結構酷評されてた割には、仕事は丁寧で仕上がりはきれいだし、気づいたところは他にも--例えば洗濯機の上水道もパッキンが古くなって少し水が漏れていたのとかも--いろいろ直してくれるし、ついでに洗面所の前の廊下の巾木が割れちゃってるところも直してほしいと言ったら気さくにやってくれるし、全然問題なかったよ。よかったよかった。
それからカミさんと避けてあったものを戻す。かなりモノを捨てたのと、収納が増えたので、少し離れた棚に置いていたボディソープやシャンプーの在庫とかをいろいろ移してくる。カミさんは洗面所に置きたかったいろんなものを余裕で置けて大満足だ。 ずっと床に置きっぱなしだった体重計も、洗面台最下段のローラ付きの引き出しに収められる。こいつは、引き出してそのまま乗っても使えるようになっている。
手拭きタオルを掛けておくのは不衛生だし壁が汚れるので、代わりにペーパータオルを置くことにしたり、ティッシュやうがい薬も、センターのミラーの後ろにも収納できるようになったのでここに収めたり、新しいルールもいくつか決めて、ぼくの仕事は終わったので、もうかなり遅い時間だったけどロヂャースに行って、そのペーパータオルとかを買ってきたりした。
いやいや、とにかく洗面所がすっきりきれいになったのが嬉しい。50万ちょっとでこれなら、いいんじゃない?満足満足。
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