3年ほど前に、7インチ画面のお風呂TV、TwinbirdのVW-J708Wを買ったと書いた。お風呂TVは、娘はTV観てると長風呂になるからと自分を戒め使わないんだけど、ぼくとカミさんは--息子もたまに帰ってくると--、必ず使っている。我が家ではもう、地デジ化よりずっと前から何台も買い替えている、必須のアイテムだ。
我が家は埼玉で、しかも東京との県境から2kmほどしか離れてないはずなのだけども、通常のワンセグ電波は、特にお風呂みたいな密閉された場所ではほとんど届かなくてですね。家を建てたときには、今時は普通なのかも、のあらかじめ風呂壁に埋め込み式のモニターなんかもまだ出てなくて、なので家の中で他の機器の映像を電波を飛ばして受信するタイプのを買うしかない。
ところがですね。半年ほど前に、2FリビングのDVDレコーダーが壊れたため買い替えた、PanasonicのDIGA DMR-BRW500なんだけど、この機種に限らず、最近のBDレコーダーって、出力がHDMI端子しかついていない。
TwinbirdのVW-J708Wは、発信機とモニターがセットになってるんだけど、この発信機の入力は、アナログコンポジット端子--昔ながらの映像=黄色、音声左右=白と赤の3本のピンジャック--と、がんばってD1端子まではついているものの、HDMIには対応していない。つまり、DMR-BRW500で受信したTVや録画した映像は、お風呂では観れないってことになってしまったのね。
2Fに置いてあるもう1台のBDレコーダー、DMR-BW680は、もう5年ほど前に買ったものだけど、こいつにはコンポジット出力がついており、なのでお風呂ではもっぱら、こちらからのアウトプット映像を観ることになってしまった。カミさんにとってはただでさえ、同じPanasonicとはいえ、操作に慣れないDMR-BRW500よりも、旧機種の方が使いやすい--と思い込んでる--ってのに、この状況が加わってしまって、結局旧機種ばっかり使うことになってしまう。まぁDMR-BW680のHDDの中身は、がんばってDMR-BRW500の外付けHDDにかなり移したから、当面HDDがカツカツって事態にはなってはいないんだけどもね。
ってところに持ってきて、やっぱ3年間毎日充電を繰り返していると、電池がヘタってくるんだよね。まだ危機的ではないとはいえ、たいてい後から風呂に入るのはぼくなのだけど、時々体を洗ってるくらいの時に電池が切れて消えてしまうようになってきた。もっとももしかしたら、カミさんがトイレにも持って行った時だけだったのかもしれないけど。なにせ女性の大きい方(かあちゃんゴメン)は時間かかりますんでね。
ならどっちにしてもいずれ旧お風呂TVは使えなくなっちゃうんだし、次どうするか考えてみなきゃと、ちょいとネットを当たってみた。Twinbirdはもう後継機種を出すのは諦めたらしく、あらま、もうお風呂でTV観れなくなっちゃうのかな?と思ったら・・・・・ありましたありました。Panasonicが、どこのメーカーもやってる囲い込み戦略の一環なのか、家の無線LANのネットワーク経由で受信できる、 「ワイヤレスモニター」シリーズってのを出している。
しかも2013年に発売されたこのシリーズ、もう今はHDDとセットの「プライベートビエラ」シリーズに移行しつつあるらしく、ネット上の在庫も残りわずかになっている。UN-DM15C1という15インチのタイプが、1つのショップでだけ底値で残っていて、その値段が26,500円。今のVW-J708Wは7インチで29,750円、それでもかなりお得だと思ったのに、これは行くしかないと、速攻でポチる。
届いてみたら、やっぱ15インチはデカい!これは老眼にはかなり優しい。リビングの無線LANアクセスポイントに繋ぐ設定をしたら、DMR-BRW500にあっさりつながる。いろいろ試してみると、DMR-BRW500側で2番組録画してるとさすがに、同時にほかのことはできないとか制約はあるけど、DMR-BRW500を使ってなければ、本体の電源が入ってなくてさえ、もうこのUN-DM15C1のタッチパネルからリモートで自由に操れる。
その時にやっているTV番組はもちろん、録画したもの、録画中のものも自由に観れるし、DLNA経由で、家じゅうの対応BDレコーダーに録画したものも観れる。直接Webサイトにアクセスできるのはまぁあまり使わないのでいいとして、DMR-BRW500で観ていたものの続きを再生したり、お風呂でUN-DM15C1で観ていたものの続きを、ドラッグ操作でリビングのTVで観れたりする。これはなかなか便利だ。
ただ、我が家の2Fの無線LANアクセスポイントは、少し古い機種で、5GHz帯に対応してないからなのか、たまに受信できなくなって画面が止まったりする現象が起きる。まぁ前のVW-J708Wでも時々起きていたんだけどもね。
だけど独自ネットワークのVW-J708Wと違ってこっちは普通の無線LANネットワーク経由なので、改善する術はいろいろとある。我慢できないほどの状況ではないけども、術があるなら対策したくなる。
てことでさらに調べて、BuffaloのWEX-733DHPっていう無線LAN中継増幅器を追加購入。これがなかなか、うまいこと増幅するための置き場所のトライ&エラーが大変だったんだけども、結局2Fのアクセスポイントと風呂を結んだ直線上の、風呂に一番近い和室の壁の、天井からちょっと下の桟に置くのがよいということになった。
これでも1回だけ画面が固まったりしたのがなんで?なんだけど、その時以外は安定して受信できるようになった。2Fのアクセスポイントからの他の場所での電波の受信も改善したし、まぁ7,000円弱の投資としては、置き場所に苦労はさせられたけど、それなりだったのでは、と。
ところがですね。カミさんはもともと超近眼でね。近眼が老眼になった状況ってのが、ぼくにはよく理解できていないのだけども、風呂ではコンタクトレンズも外し、眼鏡もつけてないので、完全に裸眼の状態。つまりもともと、少しでも離れていると画面はほとんど見えていない。
なので超接近して見ていたんだけども、そうなると7インチぐらいの大きさがちょうどよかったって言うんですよ。15インチだと大きすぎて全体で何が起きているのかわからないと。なんだよ~それ。家に帰ってきたら真っ先に外したいのがコンタクト。なのでコンタクトを着けたまま風呂に入るのはあり得ないと。なら眼鏡をかけることを検討してみてくださいな。
てことで結局現在は、前のVW-J708Wがカミさん専用になり、UN-DM15C1と並行で使うことになってしまった。カミさんは相変わらず、ほぼ旧レコーダーのDMR-BW680ばかりを使っている。まぁ個人的には、DMR-BRW500の外付けHDDに、普段観るドラマやバラエティーを片っ端から録って、これを自由に観れるので、ラッキーではあるんだけどもね。
まぁとりあえずいいか。VW-J708WかDMR-BW680が壊れたり使えなくなった時に、またカミさんに対応を考えてもらうってことで。
しかし今年はこの手の投資が際限ないな。ヤバい。既に来週のネタもまた、この手の買い物がらみだし。
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