今年も残すところわずかになってまいりましたなぁ。我が家の近くの朝霞中央公園の陸上競技場前も、例年のごとく電飾で飾られた。
この季節、我が家で始動するのが「年賀状プロジェクト」だ。てか、ぼく以外の3人は、単に集まって写真に写るだけなんだけどもね。
ところがこの集合写真のスケジュール合わせが大変だ。息子が茨城日立市に職を得て以来、特にね。しかも今年は、息子の会社が満を持してロボット掃除機を発売した直後だってこともあり、掃除機の設計を担当する部署にいる息子は、今まさに目が回るような忙しさなんだよね。
てことでたかが写真1枚撮るのに、今年はスケジュール調整サイト「伝助」の力を借りることにした。11月上旬に、休日の午前・午後で「伝助」を作り、LINEでメッセを送って、○×を入力しろと指令。まるでバンドのリハ日の調整のようだ。
その結果、唯一12月4日、日曜の午前中が、奇跡的に全員○ってことで、この日に決定。前日意外に早く帰っては来たものの、蓄積疲労で寝坊する息子を叩き起こし、全員前の年と着る服が被らないようにして、玄関前で撮影だ。今年は去年買ったPentax用互換リモコンが活躍する。このリモコン、なんとAmazonで397円(最新価格は237円!)。ぜんぜん普通に使える。オドロキだ。
先週日曜は午後から親父の見舞に行ったので、これを使った年賀状文面の編集は昨日から今日に実施。このところ毎年、基本的なレイアウトとかは楽をして変えてないので、そこは頭を使うことはないんだけど、今年出かけた各地や、我が家のイベントの写真を、メイン写真の左右にレイアウトするので、その7~8枚の写真の選定になかなか骨が折れる。なにせ今年これまでで、今数えてみたら1,600枚以上も写真撮ってるのでね。
そして毎年頭を悩ますのが我が家の年賀状の定番になっているクイズのネタだ。去年は娘が保育士になるというので、待機児童数の県別ランキングをネタにしたんだけど、全員社会人になっちゃうと、子供ネタが難しくなってくるのよね。ロボット掃除機ネタにしようかとも思ったんだけど、機能比較みたいなことをしても、持ってる人とか真剣に検討した人以外はなんのこっちゃ?になっちまう。
なので、たまたま来年は結婚30周年を迎えるってことで、これにちなんだネタが何かないかとネットを探してみたら、我々が結婚した1987年を含め数年おきに行われた結婚がらみの統計があったので、これを使わせてもらうことにし、Excelでグラフを作って、具体的なクイズ内容と、その説明のためのキャプションを考える。
そしてグラフを、メイン写真を撮るときに持っていたホワイトボードに、ペイントソフトの技を駆使して嵌めこむ。これを年賀状作成ソフト「筆まめ」に移し、周りにイベント写真を並べ、キャプションを入れて、写真との重なりを調整する。毎年やってるんでだいぶ慣れては来たけど、やっぱどうしてもトータル5,6時間はかかっちまう。
さっきいったん仕上がったのだけど、グラフに細かい要素を詰め込みすぎて、こりゃ虫眼鏡がないと見えないな。ここはやり直しだ。この後作業して、今日深夜中にはなんとかできるかな。
あとは年賀状を出す先を決めて個別のコメント書きだ。ぼくの方は天皇誕生日の連休までにはできそうだけど、毎年問題なのは尻の重いカミさんの方なのよね。何百枚も両面印刷するのって大変なんだから、早めにお願いしますね。それにしてもやっぱこの歳になると、喪中はがきが多くてね。残念なことだよね。
さてさて、今週は毎週水曜日にNHKで放送している「ファミリーヒストリー」という番組で、倉本叔父がゲストになった。「ファミリーヒストリー」は、ゲスト本人も知らなかったような、祖先の歴史を紐解く番組で、つまり彼がゲストってことは、我が家の歴史が放送されるってことだ。
倉本叔父は今81歳、5人兄弟姉妹の3番目で、長兄である親父が88歳という年齢層だから、当然その上の代は全員鬼籍に入っており、従ってその兄弟姉妹が取材ターゲットになる。親父もお袋も含め、現在存命中の叔父叔母のほぼ全員がインタビューに登場すると言う、しかもぼくの苗字がTVで連呼されると言うのは、かなり不思議な状況だ。
ウチの実家にも何度も来たって聞いてたけど、この番組のディレクター氏、かなりしつこくちゃんと取材してるなぁ。父方の祖父は若くして亡くなったため、ぼくは会ったことがないので、一族の故郷が岡山だってことや、その太郎さんと言う祖父が出版社をやったものの倒産してしまった、とかってざっくりした話は聞いていたけど、いろんな記録や関係者の記憶から、祖父も含め、曾祖父や、そのまた先祖がどんな人で何をしたってのを解き明かしていくその内容は、ぼくにとっては「へぇ~、そうだったんだ」の連続だ。
しかしNHKも、倉本叔父がかつて大河ドラマ「勝海舟」の脚本でNHKとトラブルを起こし、それがきっかけで北海道に移り住んだってことも、さらっと番組内で紹介するという、なかなか洒脱なとこあるよね。
放送しちゃった番組のことを言っても仕方ないけど、個人的にはかなり珍しい体験ができたので、書いてしまいました。
親父の話が出てきちゃったんでついでに書いときますが、3週前に入院した親父は、肺炎はほぼよくなったものの、腰椎の圧迫骨折からくる腰痛が、コルセットは作ってもらったもののまだ収まらず、これから実家近くの施設に転院して、自然治癒を待ちつつリハビリの毎日になるようです。明日また見舞に行く予定だけど、一人でトイレに行くことはできているようなので、とりあえずはよかったよかった。
てことで年も押し詰まっての例年行事と、貴重な体験のお話でした。
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