まず娘がらみなんだけど、先週の半ばに娘からLINEで、おとーちゃん、また曲の編集お願いしたいんだけど、いい?とメッセージが来た。
このブログにも書いたことあるけど、娘からのこの手の要望は過去何度かあって、大体はよさこい踊り集団「武州武蔵」のクリスマス会--書くたびに「よさこい」とクリスマスとの間に違和感を覚える--で、若手女子が披露する踊りの出し物で使う曲の、一部長さを変えて繋いだりとか、そういう編集だ。保育士をやってた時には一度だけ、子どもたちのお遊戯会で使う曲のテンポが速すぎるので、もうちょっと遅いの作ってくれない?ってのもあった。
そのくらいのことなら、いつも使っているWAV編集のフリーウェア、Audacityを使えば大したことはないので、いいよ、と軽く返事をして、今週水曜日に帰ってみると、玄関の靴入れの上にCDが1枚置いてある。マジックで書かれたタイトルは「ドン・キホーテ」。ん?ひょっとしてバレエ用の曲の編集しろってか?ってことは・・・とんでもない曲数なわけ?
娘は保育園をやめてから、よさこいに復帰し、さらには以前通っていたバレエ教室の、今年の夏の発表会にも出ることにしたらしい。大体バレエ教室って、ウチもそうだったけど、子供がチビの時から通わせて、概ね中学か高校に入る頃には、本人が他に部活とかやりたいことを見つけて辞めていっちゃうんものなんだけどもね。
ウチの娘はその中でも珍しく、同学年や近い年齢の娘たちがいなくなっていく中、大学を卒業するまでバレエを続けていた。清瀬にあるその教室に自力で通うため--だけではないけどかなり大きな動機として--に、近頃の若者はあまり興味を持たない運転免許を、早々に取ったりした。
このような都下の弱小バレエ教室は、近年の少子化の傾向で、子供たちも集まりにくくなってきていて、経営的にはかなり苦労しているのだけど、とは言え親たちのためにも、幼稚園や小学生の娘が踊る発表の場ってのはどうしても必要だ。そのために会場を借りたり、ソリストやプリンシパルには外部の、有名とは行かないまでもある程度実力のある踊り子さんを、知り合い関係のツテで呼んできて踊ってもらったりしなければならない。
んで少しでもコスト削減したい流れの中、娘のように長く通っていた生徒は、別にそんなに際立って上手いわけでもないんだけども、子供たちより多少はマシなので、外部から呼ぶのに代わって、プリンシパルを務めたりすることがある。んで今年は、先生から頼まれたらしくてね。発表会は8月13日だという。
夜10時過ぎに帰ってきて、ねぇ、このCDなんだけど、と。何曲入っているか聞いたら、なんと19曲。そのほとんどを、オリジナルのテンポではやや速いので、ポータブルCDラジカセのテンポチェンジ機能で、マイナス7とかにして踊ってるんだけど、ピッチも変わっちゃうし、本番でそのCDラジカセを使うわけに行かないので、テンポだけを変えたCDを作って欲しいと。
いつまで?、って聞いたら、できれば今週の土曜日の練習に行くまでだと。おまえなぁ、父は何でもキミの言うことは聞いてくれると思ってるだろ。いや、事実聞いてくれちゃうんだけどもね。んでラジカセのマイナス7ったってわかんないだろうから、実際に踊る時に使った音声を録音した奴と細かな要望は別途LINEでまとめて送るから、と。
そのLINEメッセを見てみると、マイナス7だけではなく、一部はテンポをもっと遅くしたり、逆に速めたりするのもあったり、ある曲は途中のココで切ってほしいとか、何曲目と何曲目は曲間を短くしてすぐ始まるようにしてほしいとか、言いたい放題だ。さらに、全体的にもうちょっと遅くしたパターンも作って欲しいという。ラジカセのマイナス7が何の数字かは全くわかんないので、これは1曲1曲、原曲とラジカセ調整後のテンポを測って、それに合わせて編集するしかないじゃないか!
てことで、木曜の夜から昨日深夜にかけて、やってやりましたがな。ちゃんと一覧表作って、メトロノームDr.BEATを使ってbpm(1分間のビート数。一般に120が普通の速さ)で曲ごとに2つのテンポを計測して記録し、何%違うか計算して、テンポチェンジのエフェクターを掛けていく。ところがこれがね、バレエの曲っつーかクラシックって、曲の途中でテンポは揺れるは、リタルダンドとかやたらあるわで、テンポを測るのが超大変なのよ。
娘が送ってくれたラジカセ調整の音声は曲の一部だけなので、そこで測らないといけないのだけど、その短い1分とかの間にもテンポが揺れる。ま、そんなに厳密にやることはないか、って言うのと、そのラジカセのマイナス7ってのは、概ね7%を指しているってのがわかってきたんで、途中からの作業は多少はスピードアップできた。とは言えこんだけの曲数があると、1曲ごとは短いけども、編集作業だけで都合3時間ほどかかる。音量レベルがやたら低かったのでそれも調整してやったりしたのでね。もう至れり尽くせりだ。
最後に音楽CD形式でCDに焼いたやつ--要望の奴とさらに遅くした奴の2枚--に、ラベル印刷までして、玄関先に用意してあったバレエ用バッグの上に置いといたら、黙って持って行って、帰ってきてから、ありがとー、先生もよくお礼言っといてだって、と、まぁヤツにしては上出来の礼を言ってきた。
さて、2つ目の話題は、Google Mapとかの地図サイトに載っている情報の話なんだけどね。我が家は以前に地元のNPO法人の仕事として、カミさんが主催して、子育て支援情報誌を、(ほぼ)隔月で近所の主婦たちと作ってたことがあって、下に書く事情で今も検索できちゃうので名前は明確には書けないんだけど、表札、というかポストの下のところに、ラベルライターで「○○編集室」ってラベル作って貼ってたのね。恐らく15年くらい前から。
んで特に他のところに届けるとかそういうことはなく、唯一市役所のこの手の市内NPO法人一覧のpdfに今でも残ってるのはあるものの、単にそのラベルの18ポイントほどの文字表記だけだったのに、そういうのってちゃんといつの間にか地図サイトに反映されるのよね。
反映したのはGoogle Map、ゼンリンの「いつもNAVI」、Yahoo!地図の3つ。ちゃんと確認したわけではないんだけど、MapionとかMapFanとかNavitimeは、多分最初から反映されてなかったと思う。
で、去年宅配ボックスを導入した時に、そのもうとっくに活動をやめた「○○編集室」のラベルを剥がして、宅配便屋さん向けのメッセージに貼り替えましたと。そしたらなんと!その3ヶ月後には、Google Mapからは見事に、「○○編集室」の表記が消えているじゃあーりませんか。
さすがStreet Viewのために日夜、撮影カーをくまなくしつこく走らせているだけある。その情報の正確性が、改めて確認できた形だ。一方でいつもNAVIとYahoo!地図からは、いつまで経っても表記が消えず、いまだに残っている。Yahoo! 地図に至っては、「○○編集室」で検索かけると、我が家がきっちり検索できてしまう!
ゼンリンとGoogleは、去年のどこかの時期まで提携関係にあったから、Googleが拾ってきた情報が反映されて、いつもNAVIにも載ってたんでしょうね。でも提携解消しちゃったから、削除の方は追いつかなかったと。Yahoo!は今でもゼンリンと提携してるみたいだから、きっと同じ状況になっちゃってるんだね。
てことでこの2つのサイトに、今週の水曜日に表記の削除申請をしてみた。調査員が確認して云々って書いてあったけど、どのくらいで修正されるんだろうか?ゼンリンはホントに調査員来そうだけど、Yahoo!は恐らくゼンリン任せだろうから、一番遅いのかな。ちょっとした社会実験になっとります。いやしかしGoogle Map、機能的にはいろいろと不満はあるけど、さすが志が違うなぁ。大したもんだ。
さてさて、3つ目の話題は今週リコールが発表された、息子の勤める会社の、まさに息子が設計部署にいる掃除機の話。水曜日夕方のNHKニュースでそう言ってたとお袋が言うので、検索してみると、読売や朝日のNetニュースにも確かに出ている。バッテリー部に発火のリスクがあり、対象はあるスティッククリーナーだと。
スティッククリーナーと言えば、今年発売した最新型は、まさに息子がメイン担当になって設計したはずで、まさかそれがリコール?LINEで息子に聞いていみると、いや、それではなくて1つ前の機種とのこと。ならとりあえずよかった--よかぁないか--、ってことなんだけど、先週今週はその対応でテンパっているという。
これまでに5万台近く作ったうち、お客さんに売っちゃったやつはサービスマンに対応してもらうしかないが、店頭在庫やメーカー在庫の修理は、設計部署に回ってくるんだって。それだけでも1万台近いらしい。それを交代で対応していると。まぁ本人は、今回は直接電話の対応とかないから、まだ楽な方だと言ってましたけど。
てことで、息子がメインで設計した方の「ラクかるスティックPV-BFL1」は問題ありませんのでね。発売から半年経って、我が家が買った時から較べると半額近い3万円台前半まで価格がこなれてきてるようですので、そろそろご購入を検討されてみてはいかが?息子の大学&学部の先輩、M子さん?
買った。かみさんが感激しています。
親バカだね。
投稿情報: Taco兄 | 2019/07/14 23:59
おお、ありがとうございます。
投稿情報: tacovo | 2019/07/15 00:54