月曜日は妙に暖かかったのに、火曜日以降寒いねぇ。休みをもらったその月曜日は、ブラックフライデーセール&誕生日割引クーポンに誘われて、イオンに行って不足していた秋物のボトムスを買ってきたのに、もう穿ける気温じゃなくなっちまった。
先週の日曜日に行われたOHCDについては、先週のブログにも、Facebookの誕生日お礼メッセージにも書かせて頂いて、一言でいえば大変楽しく、みんなで盛り上がれて、バンドのドラムってのはこの歳にして幸せな趣味だなぁとつくづく思ったってことなんですが、今日はそのOHCDに関係する、細かめの出来事の記録をしておこうと思ってるので、興味のない方は読み飛ばしてくださいね。
まず1つ目はライブビデオ編集の話。その月曜日、イオンに行ったり、娘のために1Fの階段下の物置の一番奥から、この家を建てて以来初めて、昔カミさんが一人暮らししていた30年以上前に使っていたコタツ--そんなに放っておいても、まだ普通に使えるからすごい--を引っ張り出したりしていたら、結構時間を食って夕方になってしまった。
んでOHCD当日の日曜深夜から、実はすでに始めていたのが、出演3バンドのビデオの編集で。編集っつったって大したこたぁないんだけども、ビデオカメラで撮ったビデオのファイルをバンドごとにカットして、別途ZOOM H5で録った音声を重ねる、ってことでね。ビデオカメラで録った音声ってカメラ設置位置近くの音を拾いがちで、客席音や残響音が大きくあまりきれいではない一方、H5は指向性が強く、PAスピーカーやステージ上の音を割合忠実に拾うのでね。
ただま、こう書くと簡単そうだけど、音声を重ねる--ライブ会場の特性にもよるけど今回はビデオカメラの音声:H5の音声=おおむね2:8くらいにした--ってことは、ビデオの始まりと終わりのタイミングに合わせて、H5の音声も正確にカットしなきゃならないし、音ずれが起きないように1/100秒単位で厳密に位置決めしなきゃいけないし、なかなかに骨が折れるのですよ。前にも何度か書いてるけども。
そんでこの重ねるところは、最近は一昨年購入したTMPG Enc Authoring Works6という、とても優秀なBDオーサリングソフトの「BGM機能」ってのを使ってやってるんだけど、今回その前の、ビデオカメラから映像を取り込むSONYのPMBというソフトが、これまでは映像ファイルのカットは問題なくできていたのに、なぜか急に約8分(容量にして約1GB)以上の長さの切り出しができなくなっちまってね。
Netを探してもそんな情報はどこにもないし、なんだよこれー、って状態で日曜深夜は終わってたのね。んで月曜夕方から、SONYのビデオカメラのファイル形式であるm2tsファイルを無劣化でカットできるフリーウェアってないんだっけ?って探して、1つダウンロードしてみたけど出力ファイル形式が変わっちゃったりしてうまく行かず、ってトライ&エラーをし、最終的に、なぁんだ、TMPG Enc Authoring Worksでカットもできるじゃん、この方が全然簡単じゃん、って気づいてね。
このTMPG Enc Authoring Worksというソフトは、無劣化、つまり不必要な再エンコードはしない、というポリシーにかけてはホントに徹底されていて、上記のように音声を重ねるってことは、すなわち元のビデオに入ってた音声を新しい音声に差し替えるってことなんだけど、その場合も映像部分はまったくいじらず、きれいに音声だけを再エンコードしてくれる。従って処理時間も極めて短い。
ビデオ素材の取り込みも当然できるので、こりゃあもうPMBの出番は無しでいいな。ま、カレンダーのようなインタフェースで、いつどのビデオを撮ったか表示してくれるのだけは、ちょっとだけ便利なんだけどもね。
てことで3バンド分の映像のカット位置を決め、それに合わせてこっちは音声編集のフリーウェア、Audacityで音声をカットし--ちなみにその前に、ライブ録音って音のダイナミクス(つまり大きな音と小さな音の差)が大きいので、リミッターとかいくつかのエフェクターで調整して全体の音圧を上げてある--、これを「BGM」として取り込んで、正確に位置を決め、音量バランスを取る作業を、3バンド分繰り返していく。
なんとか月曜日深夜0時をチョイ過ぎた頃には、3バンド分の演奏の入った自分用のBD作成と、YouTubeへのアップ、それから「Radical Party」ではABちゃんから圧縮前ファイルも欲しい--YouTubeはアップ時に勝手に圧縮しちゃうのでね--とご要望があったので、TMPG Enc Authoring WorksのOutputとして作られた、2GBちょっとある巨大なm2tsファイルを、Google Driveで共有することができた。
さて、2つ目の話は譜面台について。OHCDの前日、スキー道具運搬用のいつもの巨大バッグに、必要なスタンド類や着替えやもろもろを詰め込む作業をしていたら、なんと、ぼくのライブ時の必需品、譜面台が見つからない。
えー、どこ行っちゃったんだよ。あの譜面台は、学生のころからもう約40年近くずーっと愛用していて、とにかくコンパクトにすっぽりはまって畳めるのが気に入っていたのにぃ。3月に「健康」ライブやった時に、新中野の「弁天」さんに忘れてきちゃったのかな?
しょうがないので、V-Drumsの横に練習用に置きっぱにしている、こっちは多分5,6年前に買った譜面台を畳んで持ってくことにした。譜面台っていろんなのが販売されてるけども、どこが違うかっていうと、最大の高さ、素材≒重さ(アルミかスチールか)、いろんな場所を固定するやり方やネジ形状、あと畳んだ時の大きさの4つくらいでね。この練習用の方は、買ってから気づいたんだけどコンパクトに畳めない。50cmくらいの長さがある。その愛用の奴は写真の通り36cmにできるのに。
まぁでも普通に使う分には特に問題ないのでライブ自体はつつがなく終えたんだけど、なんと今度はこの譜面台と譜面台ライトを、今回の会場「六本木ケントス」に忘れてきちまってね。ブーランが持って帰ってくれたんで、今度会う時持って来てもらうようお願いできて助かったけど、撤収時ってたくさんのものを畳んだり外したりしてしまわなきゃいけないので、最初に譜面台を畳んでドラム用のモニターの上に置いたときに、これヤバいかな、忘れるかな、とは思ったのよね。
てことで今現在我が家には譜面台が1つもなくなってしまい、ま、当面ライブの予定はないからそれでもいいんだけども、その愛用の品のコンパクトさが忘れられないのと、もうだいぶ錆が出てきたりしてたこともあったので、Amazonで探して新しいのをポチッてしまった。2,000円そこそこのモノなので、どうっちゅうことはないのだけどね。
やっぱこれだけコンパクトに畳める製品は、このウィットナーというメーカーの961D--今回買ってみて改めてこのメーカー名と型番を知った--ってのしかないのよね。しかも届いたそいつは、ネジの形状から何から、40年前のものと全く変わっていない。ふーん、これだけライフサイクルが長く、しかも何も変わらない商品ってのも珍しいよねぇ。
てことで今回のOHCDにまつわる2つの小事件でした。
ちなみに前回書かなかったけど、「Radical Party」のボーカル、高校の1年後輩のMは、30年以上ステージに立っていなかったばかりか、3人のお子さんたち--今はもうみんな成人--にも、かつてバンドでボーカルをやってたってことは一切言ってなかったらしく、今回は26歳の長女--美人さんだったなぁ--だけが来てくれたんだけども、我が母親の声と歌唱力に、目を丸くしてびっくりしていた。ぼくが共有したビデオを、あと2人のお子さんにも見せて、母の威厳を取り戻してね~。
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