ここんとこ本当に書くことがなくて、先週もこのブログをサボった上、今週もこまごまとしたことをいくつか書くことになっちゃうんですが(その割に長くてスミマセン)・・・
まず1つ目は、前回書いた大坂なおみちゃんの全豪オープン決勝戦の裏に当たったため、いつもはランニング後の風呂の中でほぼリアルに近いタイミングで観ている「ミュージックフェア」を、先々週は観れずに、先週の同番組の放送直前くらいのタイミングで観たんだけど、その最初にやった名曲「Story」の、AI本人とDISH//の北村匠海のデュエットでのパフォーマンスが素晴らしかったって話。
北村匠海という人は、昨年の「猫/The First Take」の大ヒットで、すっかりボーカリストとしての活動がクローズアップされてしまったけど、ご存じの通りかなりの実力派俳優で、ぼくが最初に強く印象に残ったのは、浜辺美波ちゃんとともに初ダブル主演した2017年の映画「君の膵臓をたべたい」だった。終盤近くで、彼女が亡くなった後に家に訪ねて行って、彼女のお母さんから「ありがとう。あなたのおかげであの子はしっかり生きることができた」と言われ、「もう泣いていいですか」と涙をボロボロ流すシーンをはじめ、全般に秀逸な演技だった。
この作品で2人はそろって日本アカデミー賞の新人俳優賞を取ってるんだけど、彼は実は子役として2000年代から、「ブタがいた教室」とか「重力ピエロ」とかに出てたんだね。観たはずなのに全然気づかなかった。
最近はちょっと翳やクセのある若者役としてひっぱりだこで、今クールも木曜9時の「にじいろカルテ」でいい味を出してるけど、「猫/The First Take」では、ボーカリストとしての実力を遺憾なく発揮した感じだよね。すごく説得力がある。「ミュージックステーション」でこの曲を初めて歌った時、歌詞が一部飛んじゃって、作曲者のあいみょんは「感動した」と言ってくれたけど、本人は悔しい思いをしたらしく、その後リベンジを果たしたのもよかった。
その彼がAIと共演した「Story」、冒頭の写真のリンクで聴いてもらえばわかるけど、Dメロと言うか大サビの「時に人は・・・」のところも、その後の転調後のサビの後半も、観る人に訴えかけてくるものがある。声は男性としては細目だけと、AIの声とは逆にうまくマッチした感じ。その後の対談では、AIも、この曲を男性で原曲キーのまま歌えるというのがすごい、才能にあふれていて、私も負けていられないと火がまた点いた、と絶賛していた。
音楽番組がらみで言うと、ついでに2つ目は、今週水曜日、ひな祭りの日に放送のあった「関ジャム」のゴールデン2時間スペシャルで発表された、"2000~2020年プロが選んだ最強の名曲ベスト30"が、なかなか興味深かったって話。
もともと「関ジャム」は、音楽に関連したいろんなプロの観点をわかりやすく解説するという、今放送している音楽番組の中でも独特の立ち位置を占めている番組で、ぼくのようなアマチュアミュージシャンにも、一方で「これは知ってるぜ」って嘯く目線もありながらも勉強になることが多く、日曜深夜の「サザエさん症候群」ピークの中、欠かさず観ている。
今回は、アーティスト、作詞家、作曲家、プロデューサーなど音楽のプロ48人が、「J-POP史に残したい!」という観点で、20年間のヒット曲の中から各自のベスト30を選出し、それを30点から1点に点数化して集計して、ランキング化するという企画。それぞれの曲に対して、いつもの「関ジャム」のように、そのプロたちのコメントがいろいろと挿入されるのが楽しい。
結果のベスト30すべてを掲載しているのは、価格comの「TV紹介情報」だけのよう--このサイト、番組内容を最初から全部書き起こしてるんだね。我が関連会社ながら意図がよくわからん--だけど、とりあえずベスト10を拾っておくと左の表の通り。例えば「天体観測」とか「白日」「夜に駆ける」「Jupiter」あたりがこんなに上位にランキングされるのね、っていうプロ目線の意外感も多少はあるものの、全体としてはかなり、一般人が作るであろうランキングに近い感じなのね、というのが感想かな。
11位以下でも、椎名林檎「ギブス」(12位)、キリンジ「エイリアンズ」(16位)、ゲス極「私以外私じゃないの」(22位)、ピコ太郎「PPAP」(29位)あたりに多少の意外感はあれ、割合普通だ。プロにもいろんな好みがあるから、1人1人の感性は尖っていたとしても、48人分もの感じ方を平均するとこうなっちゃうのね、ってことかな。
個人的には「Everything」「白日」「TSUNAMI」がベスト10に入っていたことと、11位以下で言うと元ちとせ(25位)、Superfly(26位)あたりが入っていたのが嬉しかったかな。曲はそれぞれ「ワダツミの木」「愛をこめて花束を」で、ぼくが一番好きな曲ではなかったけども。
さて、3つ目は全然話は変わって花粉症の薬の話。2008年に発症に気づいて以来--このリンクの記事読むと、あの頃はまだ緑内障も高尿酸値も薬飲んだりしてなかったし、アレルギーなんて惰弱なもんになぞなるものか、みたいな気概に満ち満ちていたのね--、まぁそんなに症状が重いというわけではないんだけど、鼻水鼻詰まりが定着してしまった。
実際にはけっこう年がら年中鼻のコンディションはあまりよくはないので、多分スギ花粉だけでなくハウスダストとかにも反応しちゃってるんだろうけど、とりあえずこの季節は少し症状が際立つので、スギ花粉がアレルゲンの1つであることは概ね間違いないようだ。目に来ることはあまりないんだけど、近年は、日によっては目元にかゆみを感じることもあるようになってきた。
んで、大体この季節は、つっても3年に2回くらいのペースでだけども、上記リンクの記事に書いた近所のつのだ耳鼻科--「アレルギーの原因は調べてもいいけど、調べたところでやることは同じですからね~」って言っちゃう、気弱でやる気ない、いい感じのノリの先生がやってる--に行って、薬を50日分くらい処方してもらって、これを症状が強い日には飲み、無くなったらまたもらいに行くという感じで過ごしてきた。
だけど次第に症状が出やすくなってきているのと、今年は去年に比べてかなり花粉量が多いそうで、先月後半くらいから毎日飲むようになったのね。そしたら前から処方してもらっていた「セチリジン塩酸塩」(「ジルテック」のジェネリック薬)が、どうも眠気を誘うことに気づいてね。
ちょうどその薬がなくなったので、つのだ耳鼻科で、「コロナ下のため同じ処方でよければ診察しなくても処方箋を出します」と書いてあるのを後目に、もうちょっと眠くならないのないスかね、と頼んで「効き目はちょっと弱いけど眠くなりにくい」という、「ロラタジン」(「クラリチン」のジェネリック薬)という薬を90日分、処方してもらった。ちなみにこの二言三言、約30秒ほどの会話だけで、診察的なことは一切せず、自己負担1,070円、つまり病院側の実入りはその3.3倍という、まぁ町の開業医ってのはいい商売だよね。
ちなみに話は逸れるけど今週、ジェネリック医薬品の最大手メーカー日医工で不正があり、製品回収騒ぎになっているというニュースが出た。これを受けた二子玉辺りのおばちゃんたちへのインタビューでは、「やっぱり安いってことは、どっかで手を抜いてるのよね」とか、「私はジェネリック飲みますけど、子供にはちゃんとした薬を飲ませます」みたいな、またまた迷信めいたナイーブな反応が出ている。
ぼくはジェネリックが安いのは、先発医薬品の膨大な開発・治験コストが基本的にはかからないからだってことは理解しているし、ジェネリック薬が出ていれば絶対そっちを選ぶ派だ。調べてみると、確かに主成分は同じでも一部基材や添加物などの副成分が異なることで、先発薬と違いがないとは言えないらしいけど、「生物学的同等性試験」を行うことが義務付けられているし、そんな安かろう悪かろうみたいな、中華メーカーとかの無許可模造製品なんかとは訳が違う。
なのに最大手メーカーがこういう事を起こして、業界全体ががんばって作り上げてきた信頼を損なうというのは、あってはならないことだ。政府が日本の財政健全化施策の一環として、医療費削減の目玉とすべくジェネリック比率80%を目指して進めてきて、やっと昨年末に78%ってところまで来たというのにだ。日医工には猛省と根本的な体質改善をお願いしたい。
話を戻して、その「ロラタジン」、90日分でも自己負担1,370円だから、さすがジェネリック、市販薬よりはだいぶお安いのはいいとして、確かに前の薬よりは眠くはならないかもしれないけど、やっぱりちょっと眠気が来る気がするよ。あと少し便秘気味になった気もする。まぁ抗アレルギー薬としての効き目は、そんなに弱い感じはしないからいいんだけどね。前の薬の時だって飲んでても日に10回くらいは鼻かんでたし。
まぁこうして今後もますますいろんな症状や薬と付き合って行くんでしょうなぁ。仕方ないことですわ。
さてさて、1都3県の緊急事態宣言は延長されちゃいましたが、来週は孫の「お食い初め」ってことで、また茨城からお送りする予定です。そんな儀式があるなんて、息子や娘の時は全然知らなかったんですけどね。
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