きっかけは前にもちょっと書いたブースデスクのメインPCのモニタLG2370の不調だ。不調と言っても色がおかしいとか表示系の問題ではなく、電源系のどこかに問題があり、時々画面表示が消えて電源ランプが不規則に点いたり消えたりするようになると言うものだ。
電源プラグが下向きに出ており、ここに挿したコードが根元に近い位置で直角に曲げられた状態で使用していたので、その影響かと、L字型の電源プラグを購入してこれを挿してみたら、いったんは症状が出なくなったのだけど、しばらくしたらまた同じ症状が。なので我が家にあった古いモニタの3ピン電源コードと交換し、またしばらくは持ったのだけど、やがて同じ症状が、というのを繰り返していた。
どうもモニタ本体の電源部のトラブルか、本体電源プラグに挿した部分の接触が不安定になっているようだ。今はL字プラグを強く挿し込んだ状態で、2週間ほど安定しているが、もしかしたらこのモニタを買い替えなきゃいけなくなるかも、そうなると、このモニタは高機能で、特にPicture In Picture機能が便利で、それが失われるとなると痛いなぁと。
まぁP in Pを使う機会ってそんなに多いわけではなくて、右にモニタアームを使って隣接して設置しているPC拡張モニタ兼用TV(22インチ)で観たい番組や録画したものを観て、左のこのメインモニタ(23インチ)でPC作業をしつつ、P in Pで例えばスポーツ中継とか、得点場面以外はそんなに真剣に観なくてもいいものを映し、みたいなケースだけなんだけどね。
んで、いまP in P機能のあるモニタって売ってるのかな?って調べてみたら、やはりそれほどニーズがないのか、価格comには4機種しかなく、その中で比較的まともな価格のものでも45,000円もする。一方で通常の23~24インチのモニタは、応答速度などの性能が比較的高いものでも、2万円行かないくらいの価格帯で売っている。これだと2台買えちゃうじゃん、ならモニタを追加しちゃった方が安いじゃん、ってことでね。
そう思いついちゃったら、まだメインモニタは壊れてないんだからすぐにはどうこうする必要はないのに、やりたくなっちゃうのが悪い癖でね。ついAmazonで検索し始めちゃったらもう止まらない。完全な機器道楽。まぁこれもリタイア生活の楽しみの一つってことで。
ぼくがいつもいる部屋--ブースと呼んでますが--にはメインPCと音楽用PCの2台と、それぞれに2台ずつのモニタが設置されていて、さらに隣のスタジオに置いてある電子ドラムV-Drumsの横のモニタにも、両方のPCからの映像を表示できるように配線してある。
これに放送系の映像ソースとして2台のBDレコーダーがあって、それぞれからいくつかのモニタに映像を出力できるようになっている。今回のモニタ追加を機に、あまりに複雑になったこれらの関係を、一度図面化して整理しておこうとは思ってるんだけど、まだできていない。
で、デスク右に少しスペースがあるので、モニタを追加するならここになるんだけど、デスク右には近々対応が必要な郵送物とか、財布とかマスクとか外に出るときに持ち歩くものを置いている金属の缶があり、ここから長3封筒分の高さのものが立ち上がるので、その上のスペースを使うしかない。
そのためにはモニタのサイズは15インチ程度、それをモニタアームでデスクから立ち上げるのがよかろうと。モニタアームを新たに買うとなると数千円かかるが、考えてみれば音楽用PCのサブモニタはPCラックからアームで立ち上げているが、実際にはその下にキッチンから流用した金属製ワゴンを置いていて、結局これを動かすことはないので、これにスタンドで立てれば、高さは少し高くなってしまうが、ほとんど使い勝手は変わらない。
んじゃこのアームを流用しよう、ってことで外して取り付け直してみたら、デスクの天板の上側の角が削ってある分、支柱のクランプの挟む部分が多少安定しないが、そんなに重いモニタでない限り、十分に使用に耐える。まぁこれも今後もう少し安定するように工夫してみよう。
てことでAmazonでbowayという中華ブランドの15.6インチモニタ(15,000円ほど)をポチって設置してみた。当初の目的からすると、通常モニタ兼用TVの映像ソースにしているメインのレコーダーではない方のレコーダーの映像が映れば十分で、それは実現したのだが、そうなると欲が出て、ついでにメインレコーダーの映像や、PCの出力もできるようにしたいなぁと、複雑なので細かくは書かないけど、HDMIスプリッターとか切り替えスイッチとか、PCアウトをモニタのType-Cソケットに接続できるようにするケーブルとかを追加購入して接続してみた。
ところが、PCアウトはUSBポートから繋ぐことを目論んだんだけど、このモニタに映像を表示するためには、USB3.1以上への対応が必要で、メインPCはもうだいぶ古い機種なのでUSB3.0だ。しょうがないのでUSBをHDMIに変換するアダプタを買って、これで接続してみたけど、そのドライバがどうにも安定せずやはりダメ。別のアダプタに買い直してみたら、同じ製品を送ってきやがって--こういうところがAmazonマーケットプレイスは信用ならんのよね--、結局両方とも返品した。
さらに、メインレコーダーからのHDMI信号も、同じ信号をスプリッターで分けている、V-Drums横のモニターには映るのに、今回買ったモニターにはなぜか映らない。HDMIおよびそれがらみの製品って、昔よりはだいぶ安定してきたとは思うものの、どうもまだまだ発展途上感があるよね。最初から中華メーカーが噛んでるからかもしれないけど。
以上の過程で、メインPCの映像アウト端子のうち、追加で取り付けたNVIDIAのグラフィックカードではなく、もともとオンボードで着いていたアウト端子の1つ、レガシーインタフェースであるD-Sub15ピンの端子が余っていることは発見--って言うのも変だけど--していた。
まぁ当初目的は果たしてるんで、ここで諦めてもよかったんだけども、再度Amazonで検索してみたら、15インチクラスで数あるType-Cインタフェースのみの機種の中で1つだけ、D-Sub15ピンのインタフェースを持つ機種を、WHOLEVという中華ブランドが出している。
Amazonに掲載された時期はそんなに昔ではないんだけど、やや古い機種なのか、ベゼル幅は少し広いし、D-Sub以外にもレガシーであるコンポジット端子も付いていたり、HDMIも今主流のミニタイプではなくフルタイプなんだけど、モバイルモニタと銘打っている他の機種とは違って、PCモニタと明記しているだけあって、厚みがあって持ち運びには向かない分、端子がモニタの横ではなく背面の下の方に付いていて、挿したケーブル類が本体からはみ出すことがなく、周りにいろいろと物が多い場所への設置なので、これはありがたい。
これでもうひとあがきしてみるかってことで、約18,000円で発注して、取り付けて接続してみたら・・・なんと、PCの出力も、2台のBDレコーダーの出力も、全部問題なく映るじゃあーりませんか。画面はフルHD表示で、色温度調整に難があって隣のTV兼用モニタと少し色合いが違っちゃうんだけど、十分に高精細で美しい。
レビューを見ると、付属しているって書いてあるリモコンがないんですけど、みたいな書き込みもあって不安はあったんだけど、それもちゃんと付いている。もっともあまり使い勝手はよくないし、本体の切り替えボタン等の操作もちょっとスマートじゃないんだけどね。てことでbowayのモニタは返品。
実際に使ってみたら、メインモニタとTV兼用モニタにフルサイズで映像を映しつつ、今回買ったモニタでPC操作をするみたいなこともできるようになって、P in Pで画面の一部が欠けてしまうよりは、だいぶ使い勝手がよくなった。もっともかなり右に首を振らないといけないけどね。
いやいや、道楽にしてはいろいろ手間がかかったけど、かけたお金なりの満足感はあった、リタイア老人向けのサブモニタ追加の顛末でした。
さて、今日この記事は実は日立市からアップしている。嫁が少し具合が悪くなって入院してしまい、息子も今はリモートワーク中心とは言え、孫の相手をずっとしてるわけにもいかないし、比較的近くに住んでいる嫁のお母さんも仕事があって毎日は来られないので、カミさんと息子の家にヘルプに来たってわけでね。カミさんもリモートでほぼ大丈夫とは言え仕事があるので、孫の相手はぼくが中心になるしかない。
状況にもよるけどしばらくはこっちにいるかもしれない。まぁこれもリタイアしたからこそ可能な技でね。というわけで今回は出演予定がない明日の、学生時代のサークル音感のホームカミングデイには、観客としても出席できなくなってしまいました。関係者の皆さん、スミマセン。
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