昨日の金曜日、朝10時過ぎに嫁が退院し、息子と孫が迎えに行ったが、我々は夕食まで一緒にいて、朝霞に帰って来た。
前日の木曜日は休日なのに息子の会社はなぜか出社だったが、カミさんは休みだったので、午前中たっぷり孫と遊んだ後、昼寝の間に、食器の片づけと買い物に行った他は息子の家をかなりじっくり掃除する。
今週は、帰るとかどうするとかいう話を孫の前でもしていたためか、孫も何かを察知したらしく、やたら甘えん坊かつイタズラ小僧がひどくなった。ママが帰ってきたらなかなかそうもできないということがわかっているらしい。
息子の家は、建物から隣の敷地に向けかなりの登り傾斜があるものの、そこそこの広さの庭があり、先週から今週は、天気がいい日はこの庭に出て、ボール蹴りをしたリ後ろ押し三輪車を押す練習をしたりした。
ボールを蹴り上げてやると、冬場で茶色くはなっているがそこそこの長さの芝生にボールが止まり、これを孫が取りに行って坂の上から蹴り下ろすのだが、自分の方が勢いがついてしまい、転びそうに駆け下りてきてカミさんに抱きついてケラケラ笑っている。
孫は色のどれが何色かはほぼわかっているが、発音できるのは3つだけで、「あお」と、あと2つはなぜか英語で(英語教育雑誌の教材ビデオを見ていて覚えたようだが)赤と白を「レッ」「オワイ」と言う。1Fの掃き出し窓の外にはウッドデッキがあり、その外側に白い石を敷き詰めて、さらにその外が芝生という形になっているのだが、この白い石を「オワイ」「オワイ」と言って、その石を拾ってウッドデッキに並べて遊んでいた。
金曜日はこれもなぜか息子の会社は休みだったが、朝から片付けモードで、息子と孫が病院に向かうまでは、誰かが孫の面倒を見てその間片づけをする。ぼくらが生活するのに便利なように持ち込んだものやルールを元に戻すとか、布団の処理とか、息子は息子で結構やることがある。
病院に向かってからは、家では必要ないが、孫2号が生まれた時に来る際また使うものをより分けてぼくとカミさんが使っていた部屋に片付け、持って帰るものは本格的に荷造りして車に積み込んだ。
家から持ってきた掛け布団のうち1枚は置いていくことにしたが、それでも最初に持ってきたキャリーケースやプラ衣装ケース、2週目に持ってきた大ぶりのバッグ2つを中心にかなりの荷物になり、ハッチバックのマツダアクセラの後部座席後ろとトランクを仕切るボードを初めて外したが、それでもシートを倒した後部座席部分とトランクはほぼ満杯になり、ルームミラーからは後ろがぎりぎり上半分位見えるくらいの詰まり様になった。
これでもまだ、カミさんが使っていた折り畳み机とか掛け布団もう1枚のほか、洗い物かごとか加湿器とかいくつかの調理器具類とかは今回は置いていくことにしたので、今度来るときはメインの荷物を相当スリムにしないと持って帰れないな。2週目にロヂャースで買って持ってきた布団圧縮袋は、今回は使ってないんだけどね。
孫は病院では少し緊張した様子でおとなしくしていたそうだが、11:30ごろ家に帰ってくると、ママが一緒にいることに大興奮で、何度も何度も走って行って抱きつき、昼食を食べていても近ごろひどくなった食器やいろんなものを投げてしまうイタズラを最初から連発し、途中からは自分の椅子を離れてママに抱っこして欲しいと駄々をこねる。
いやいや、ママの力は偉大ですな。それでも前に何度か我が家に来た時とは少し違って、ママがいてもカミさんやぼくにも抱きついてくるから、この1ヶ月で少しは我々の地位も向上したのかな。嫁はこの1ヶ月でだいぶお腹が大きくなり、確かにもういつ生まれてきてもおかしくない感じになっていた。
昼食が終わって孫が昼寝に入ると、息子と嫁は近所のスーパーに買い物に出かけた。スーパーだけでなく、好きなゲームソフトや漫画を売ってるような店とかを回って、1ヶ月間の監禁生活の憂さを晴らし、大いに娑婆の空気を吸ってきたらしい。
夕食前に遊んでいる時もクレヨンで床とかママの服にまでイタズラ書きしてしまうし、夕食になっても物を投げてしまったりいろいろ駄々をこねたりする状況は収まらず、ママの前ではいい子にすると聞いていたのとはちょっと違う様子だ。ぼくらがいれば許されると思われているのだろうか。ジジババが甘やかしたと怒られちゃうから辞めてね、と言いきかせても全く効き目がない。
一昨日はクレヨンをあっちこっちに投げて、窓際に転がされていた赤のクレヨンに、上からサイドテーブルを倒して潰して半分粉々にしてしまい、Amazonで新しく買ってやって赤だけ新しいのに取り替え、新品11色と半分になった赤のセットを、我が家に来た時のために置いておくことにしたのだが、そんな事情は全然お構いなしだ。
片づけを終わって、息子が「じじとばばは今日で帰っちゃうんだよ」と伝え--まぁその前からぼくやカミさんの部屋に行って、荷物が何もない様子は目にしていたんだけども--、8時過ぎに余った食品類やら最後の荷物を積み込んで、じゃあまたね、となったが、孫はわかっているのか、いやわかってないだろうなぁ、ちょっと寂しそうな表情はするが泣いたりはせず、毎夜寝るときそうしたようにぼくとカミさんそれぞれに手を合わせてタッチした後、バイバイ、と手を振る。
先日義父の誕生日の時に、TV電話で孫とぼくらがかなり親密になっている様子を見ていたので、別件でメールを送って来た義父は、孫が泣くんじゃないの、と期待する風だったが、まぁそうは行かないわなぁ。「しばらく」とか「ずっと」とか「明日」とか、そういう時間の概念って、言葉を操れるようにならないとわからないもんね。
10時前に家について、荷物を片付ける。玄関先が一時大量の荷物で埋まり、上がる隙間もないほどになって、これを片付けるのに2時間ほどかかった。家の中は冷え冷えしているが、この作業で汗だくになる。
夜の連ドラはぼくは息子の家でフォローしていたが、カミさんは今クールのを全部観るのは諦めたとのこと。だけどいつも食事時に観ていた朝ドラは、30話ほどたまってしまったがなんとか少しずつ観て行こうかな。あと大河ドラマはどうするかな。
てことで第一次孫シッター半移住生活は終了しました。毎日べったり相手をしているとなかなかしんどいけど、朝起きていなければいないで、寂しいもんだね。次は孫2号が生まれそうになったら即行く、というスタンバイ状態なんだが、ぼくはプータローだからいつでも行けるけど、カミさんはそう簡単に調整できるのかな?
さてさて、今日ランニングをしていたら今年初めて沈丁花の香りを感じた。茨城って関東とは言え北の方だから、平均気温も南関東よりは少し低いんだよね。1ヵ月日立に行ってる間に、こっちでは春の気配が歩み寄ってたのね。父と兄、姪っ子は春生まれだけど、我が家の子孫ではそう言えば春生まれは初めてだなぁ。元気で生まれてきてね。
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