旅2連発が一段落した先週から今週は、キャリーケースを買換え、結婚した時に買ったタンスの蝶番のいくつかが壊れていたのを修理した。
まずキャリーケースだが、今まで結構長いこと使っていた布製のキャリーが、頑丈なのはいいんだけど、とにかく重くてね。内容積約41Lで外側に大きなポケットが付いており、4泊くらいの旅行にはちょうどいいんだけど、重さがハードケース並みかそれ以上の5Kgほどあって、車で行く時はよいものの、新幹線で行ったこないだの兵庫旅行とか去年の京都旅行とか、ただ転がしていくにもけっこう苦労だし、エレベーターのない階段の上り下りや、新幹線の網棚(網ではないけど)に上げる時とか、それだけでかなり疲弊する。
これは何とかせんといかんというのは去年からずっと課題だったのだけど、なかなかいいのがなくてね。ほぼ同容量で2.6kgっていうのが近所のオリンピックにあったんだけど、どうにも作りが安っぽいとか、ネットで探しても容量が少なかったりあまり軽くならなかったり、これだ!というのが見つからない。
で、今回さらにしつこく探して見つけたのが、グリフィンランドというブランドのAIR6327という製品で、内容積60LのMサイズで重さ2.5kgだと言う。ネット上の画像だと細かいことはわからないけど、ダブルキャスターでマチアップで66Lまで拡張できて、把手の安っぽさとかは届いてみないとわからないし、値段も8,400円と高くはないものの安いってほどではないけど、まぁ行ってみるかと。楽天で400円offクーポンが使えたので、楽天のショップの1つにネイビーのを発注した。
先週の木曜日に届いて、これまでのキャリーと較べてみると、カタログスペックでは縦横奥行きすべてで今度の方が大きいはずだったが、厚さはこれまでのがポケット部分が大分膨らんでいたこともあってほぼ同じ、横幅はちょっとだけ大きく、高さだけは明らかに6cmほど高い。だが確かに軽い。
これまでのはポケットにけっこうモノを詰め込めていたが、今度のはその名の通りポケットとしての厚みしかないので、スペック上20L弱大きくなったと言っても、多分実際に入るものの量はそんなには増えないな。把手の幅が2.5cmほど狭くなったのは、走行安定性に不安はあるが、把手に引っ掛けるリュックなどのベルトが入りやすくてよいかもしれない。
耐久性は使い込んでみないとわからないけど、把手含め作りはそれなりにしっかりしてるし、バッグ本体の上と横についている布製の持ち手も写真で見るほど安っぽくはない。でもこれまでのと較べると剛性は弱く、さすがに下側には板のようなものが入っているが、特に横方向には少し膨らむ。
ただこれは逆にありがたいことがあって、これだと今までのにはどうしても入らなかった16インチシンバルを収めることができる。これならこないだのOHCDの時のように、あまり大量の機材を持って行かないライブとかの時には使えるじゃんか。まぁホントは外からの衝撃が怖いので、機材運びにはハードケースを使いたいところだけどね。軽さは圧倒的にこっちの方が有利だからね。
あとは使ってみないとわからないけど、今月最終週には車でだけど会津一人旅に行く予定なので、早速持ってきましょうかね。現時点で一つ腹が立ったのは、届いた直後にAmazonで、この製品のタイムセールをやっていて15%引きになっていたことかな。くそぉ、800円ほど損をした。
次に修理したタンスだが、結婚した時に新宿の小田急百貨店で買った半間2本+1/4間の本体+上置きセットの白木のもので、もう37年経つのであちこちガタが来ていて、表板が一部外れるようになってしまったりとかなんだかんだ、でも着物をしまう箱状の棚がついてたり便利ではあるので、この家に来てからは納戸の奥側の壁面に沿って置いて、あまり着なくなった上着や、クリスマスの飾り、一部は捨ててもいいんだけど大量にある昔のカバン類とかを入れていた。
で、もうずいぶん前からなんだけど、半間の本体のうち1本の観音開きの左の扉を、蝶番3つで支えてあるのが、このうちの1つ、しばらくしてもう1つが壊れ、かろうじて残った1つだけで支えるような状態になってしまった。ネジ止めされている金属の根元からブッ千切れるという、こんなことあるんだね。てか扉の重さに対する設計がおかしくない?
これ、ずっと以前から何とかせんととは思っていて、古い記憶では小田急に問い合わせたこともあるんだけど、特殊な蝶番なんでちゃんと調べませんととか何とか言われ、面倒なので放置していた。
ところが今回、娘の結婚式とかで着物や飾りの出し入れをしているうちに、1/4間の上置きの片開扉の蝶番2つが同様に千切れ、扉が完全に外れてしまって、いよいよ対処が必要な状況になっちまった。調べてみると、一昔前のタンスの扉の多くにこの形の蝶番が使われており、「アングル蝶番」と言うらしい。
今はこの手のものは「スライド蝶番」と言われる、ネジを回して扉の厚みや位置を調整できるようにしたタイプにほぼ駆逐されてしまったらしいんだけど、「アングル蝶番」は今もネットで探すと豊富に売っている。ただこの蝶番、サイズの測り方がややこしい上にそのサイズのバリエーションがめちゃくちゃ多い。 左図のA(軸の中心から外寸って!でもつまり扉の厚みってことね)、Bの長さ(こっちは取付け先の本体横板の厚み)の組み合わせで、20×20(単位はmm)とか20×15とか、山ほど種類がある。それぞれの厚さごとにバリエーションがあるってことだからだね。まぁだからこそ廃れちゃったんだろうね。あまりの多品種少量生産による非効率のために。
これは慎重に測らないと、ってので、我が家のタンスの千切れた蝶番を外して測ってみると、どうやら22×19という比較的珍しいタイプのようだ。20×20のようなよくあるものだと安いのは1つ300円台から売っているが、これだと最安でも600円台だ。Amazonにはブロンズ色のものしかなかったので、楽天のゆうパケットで送ってくれるショップで、今ついているのと同じ金色の、和気産業のAS-2というのを4つ発注した。
昨日届いたので、ネジ頭の穴が小さくて最初ウチの電動ドライバーでこれに合うビットが見つからず焦ったが、1つだけ超短いがあったのでこれを使い、さっそく4つの千切れた蝶番を外して、新しい蝶番を取り付けた。サイズが計測時微妙だったので合うか心配だったけど、22×19で大丈夫だったようだ。20分程の作業で4本の蝶番の交換完了。なんだ、こんなことならもっと早くやっとけばよかった(冒頭の写真は最終ネジ止め前の交換蝶番)。
てことでそこそこ長年と、かなり長年の懸案事項が、とりあえずは解決した1週間でした。このところブログのアップ日が変則的になってますが、次はどうなるかなぁ。再来週からまた一人旅に行く予定で、帰ってきた翌日に孫たちが来るというスケジュールなので、来週は荷造りとリビングや廊下や階段の拭き掃除がメインになりそうなのでね。ネタがあったら書きますが、もしかしたら再来週、会津からお届けになるかも知れません。
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