年の瀬も押し詰まって来たこのタイミングで、通常ぼくがいるブースのデスクの横にあるHDDレコーダー、Sharp BD-T1700で、普通に放送中の映像を映していても、時々画面が止まり、しばらくするとブロックノイズが出てまた動き出す、という現象が起き始めた。
アンテナ入力が弱いのかとかいろいろ確認したけど、特に問題になるようなところもない。先週に入ってこれが頻発するようになったので、リセットの操作をしたリいろいろトライしたのだが、やはりダメのようだ。うーん、買って約8年半、結構酷使してるからしょうがないかな。
ぼくのブースデスクの前にはモニターが3つ並んでいて、TVは主に真ん中のモニターで観るのだが、これがTVとしての機能を持っているものだった頃から、その機能は使わず、外部入力でレコーダーの映像を観ていた。TVとしての機能に制約が多かったこともあるが、他にも録画したものを観る頻度が高いので、いちいち切り替えるのが面倒だというのと、あとこのBD-T1700には「タイムシフト」という優秀な機能がついていてね。
これは今観ているチャンネルの映像を勝手に90分間保持してくれるというもので、これがあるおかげで、例えば「あれ?今なんて言った?」って時にちょっと戻って確認するとか、興味のある番組を観てる時にトイレに行きたくなったら、その場でポーズボタンを押せば後からそこから先を観れるとか、とても便利だったのね。
もっともこの機能がついているために、放送中のチャンネルを常に録画していることになって、負荷がかかったのかもしれないね。なにしろ上記のような使い方だし、去年そのTVが壊れ今は単なるモニターにしてしまったので、TV放送はこのレコーダーのチューナーを使って観る必要があり、席を立つ時もいちいちレコーダーの電源は切らずにモニターだけ切るようにしてたのがよくなかったのかもだけど、ぼくがデスクに座っている時はほぼずっとつけている状態だった。特にリタイアしてからこっちは、ほぼ1日中つけっぱなしになった。だからまぁ8年半ってのはよく持った方なのかな。こういう壊れ方をしたレコーダーは初めてだけども。
しょうがない、買い替えるかと機種選定をしたのだけど、今はこのタイプのタイムシフト機能を持った製品はSharpも辞めてしまい、いわゆる「タイムシフト」というと複数チャンネル常時録画タイプのものになってしまった。過去の番組表から観たい番組を観る、という、事前に番組表を観ていちいち録画予約をしたりとかする必要がない、発想の転換としてはなかなかの製品だ。
我が家では2FのメインレコーダーPana DMR-BRX2050がこのタイプで、この機能のために「あ、しまった見逃した」って番組を観ることができたり、けっこう助かってはいるのだけどね。でも複数チャンネル常時録画ってのは、ちょっとだけ戻りたいとか停めときたいとかいう目的に対して大げさだし、録画したものをいちいち開いてその場面まで飛ばしていくのも面倒じゃない?
このタイプは東芝とPanaが主に出しているのだけど、東芝は録画画質が限定されるっていうし、Panaの現行の売れ筋はHDDのシーク音が常にしていてうるさいと不評だし、じゃあもういいや、タイムシフトは諦めよう、ということにした。
で、あとBD-T1700で便利だった、ドラマの新番組はとりあえず全部勝手に録画しといてくれるという「どら丸」という機能、これに近いものを持っている機種で、3番組同時録画ができて、できれば4Kにも対応していて、という条件で探していくと、どうも今年10月に出た新製品で売れ筋上位のPana DMR-4TS204がよさそうだ。
えー、Panaかぁ。Panaのレコーダーは個人的には上記リンクの記事にも書いた通りあまり好きじゃないんだけどなぁ。でもUI/UX的には好きだったSONYは、致命的なことにネットから予約できる機能を辞めちゃったし、消去法で行ってもこれになるかぁ、ってことでAmazonに出店していたPLUS YUというショップが価格com最安値より安かったのでここに発注。
先週土曜日に届いたのでセットアップしたが、基本機能には特に問題はないし、新番組や特番を番組表から拾って知らせてくれる機能とかは便利ではあるものの、うーん、やっぱ随所でPanaだなぁ。まずゴールデンタイムなど時間帯を指定してドラマとかアニメを全録りし、90日間録りおいてくれるという「お録りおき」機能、いいんだけど、なぜこのためにHDD内に別領域をわざわざ確保する必要がある?
そのためにまず録りおき指定をする機能が「設定」の中にあって通常の録画と違うし、録画したものの一覧の「すべて」のページにも出てこず、「録りおき」のページを見に行かないといけない。まぁ今のところドラマに録りこぼしはないようなので、慣れれば使えるとは思うけどね。
あとキーワードやジャンルを指定するとそれに関連する番組を全部録ってくれるという「おまかせ録画」も、その検索条件の指定画面のUXがひどくて、いったい何を条件にしたのかわからず、最初はやたらたくさんの番組が一気に録画予約されてしまって、これをいちいちキャンセルするのが面倒だった。
ぼくがやりたいのはSONYのレコーダーでできる、特定の番組名の番組を全部録画しといてくれる、ってことだけだったのに。SONYの場合は番組表からの録画指定の画面で、「毎週録画」なのか「同名の番組を録画」なのか選べばいいだけで、とても簡便なUXだったのに。
もっともこれをやると、プロモーションのための深夜の再放送とかもかたっぱしから録画されちゃってウザいというのはあるのだけどね。でも何年か前にこの指定をしておいたおかげで、見落としていたその番組の特番を勝手に録っておいてくれたり、あと原則火曜の深夜帯にやっている「紙とさま~ず」という番組が、近年の編成には珍しくしょっちゅう放送曜日・時間帯が変わるので、これを追っかけてくれるのがありがたかったのよ。
まぁそんな番組はこれだけなのでいいんですけどね。一応SONYのレコーダーBDZ-EW500はまだスタジオ側のメインTV用として生きているし。とりあえず新機種でも「紙とさま~ず」というフリーワード指定で「おまかせ録画」設定したが、今年はもう放送がないらしく、ちゃんと機能するのかはまだわからない。
てことでとりあえず言いたいことはいろいろあれど、HDDレコーダーを買い替えて一応また使えるようにはなったお話でした。今週はこの他、残りの大掃除をしたりカミさんの分の年賀状を印刷、発送したりした。その他にもいくつか細かな買い物やら故障対応やらしたのだけど、その話はまたいずれ。次回は正月の年賀状発表になる予定です。
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