いよいよ8月ですねぇ。夏本番ですねぇ。でもなんとぼくは、転職後3ヶ月の試用期間ってヤツで、休みが取れないんですよ。悲しい話だなぁ。でもまぁ、前にも書いたけど3月中旬から5月いっぱいまで、転職活動に名を借りたプータロー生活を満喫してたので、ま、しょうがないか、とも思うのですが。
でも意外に、いろんな事務手続きやら、まぁそりゃDVD観たりするのも含めてだけど、やることがあって、「あー、ヒマだーーー、何もすることねーやー」という状態にはほとんどならなくて、小市民のくせに仕事に行ってない状態に全然焦りはなかったんだけどね。もう1ヶ月くらいは休んでもよかったよなぁ、なんて思って。
だけどその間、音楽は、創る方は結局完成したのは1曲だけだったけど、聴く方はたくさん聴いたですよ。それも、これまで自分が好きだった音楽を思い出していくカンジで。カセットテープしか持ってないお気に入りは、AmazonでCDを何枚も発注したりしながら。コレは実は時間がないとなかなかできないことで、しかもとても気持ちいい体験だった。っていうのは、ああ、これもよかったよな、ああこれも、って追っていくと、自分がいかに音楽が好きだったかを再認識するんだよね。
そんなことで、これはマジメに音楽に取り組まないとな、と思って、「体を鍛える」に書いたような下半身鍛錬を始めたり、バンドの事前練習も、まぁもともとそんなに手は抜いてないつもりだったけど、レコーディングの時けっこうハマってメンバーやエンジニアのみんなに迷惑をかけたりした曲も、ライブに向けての練習ではかなりレベルを上げていったつもり。そんな心持ちになれたことが、長期休暇の最大の収穫の1つだったと思う。
あ、ちなみにエンジニアって言うのは、"健康"のボーカル&ギター担当の、高校時代からの友人ぶーらん君が副校長を勤める音響技術の専門学校の学生のことなんですけどね。そこのスタジオや設備を使い、学生を勉強になるからと口説いて手伝わせ、と、ぼくらのレコーディングはまったく金をかけずに進んできたのでした。マスタリングも、卒業生で今や韓国No1エンジニアのジョン・フン氏に趣味でやってね、って頼んだりね。
話を戻すと、そんな風に音楽を聴ける機会があったので、いまぼくの頭の中には「お気に入りの音楽」が山ほど渦巻いていて、多分ランダムに書いていくと、どういう脈絡なのかワケがわからなくなるだろう、と。なので、また気が変わるかも知れないけど、小学校高学年の頃から始まったぼくの音楽遍歴を、記憶にある限り追っていったりしてみようかと。
前の記事に書いたポールサイモンの「Still Crazy After All These Years」は、確かに一番よく聴いたアルバムなんだけど、ぼくが生まれて初めて買ったアルバムは、これが恥ずかしながら、なんと海援隊のデビューアルバム。あの「母に捧げるバラード」が入ってたヤツなんですが、まぁこれは置いとくとしましょう。次に、海外アーティストのアルバムとして初めて買ったのが、Simon&Garfunkelの名盤「Bookends」でした。
当時とは少し音楽の聴き方が違ってきてるとは思うけど、でも「America」みたいなわりあいわかりやすいメロディアスな曲だけではなくて、「Overs」とか「Bookends Theme」みたいな渋い曲も好きだったなぁ。今聴いてもこのアルバムはホントに名曲しか入ってないと思うけど、このアルバムが好きだった当時の自分を、ほめてやりたいと思ってしまう。やっぱりぼくの音楽のルーツは、BeatlesでもCreamでもなく、ポールサイモンだったんだよね。
そして次に買ったのが、これがなんで買ったのかよく思い出せないんだけど、Doobie Brothersの、これも名盤、「The Captain And Me」だった。超有名な名曲、「Long Train Runnin'」をはじめとして、「Chaina Groove」とか「Southcity Midnight Lady」とか、いい曲がいっぱい入ってたんだけど、
実はまたまた恥ずかしながら当時のぼくはこのアルバムがまったく理解できなくて、最後は兄貴にあげてしまったので、現在家には存在しない。当時レコードって安売りなんてしてなかったし、輸入盤なんて手に入らない時代で、忘れもしない道玄坂のヤマハで、小学生にはとんでもない大枚をはたいて買ったのにね。Doobieはぼくのルーツとは言えないけど、高校から大学に行く頃になってやっと、このアルバムのすばらしさがわかったんだったよな、多分。
ってまたずいぶん長くなってきたから、続きはいずれ。こんな調子であと約30年以上も、音楽遍歴をたどっていけるのだろうか?何回かかるの?う~む...
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