インディ・ジョーンズシリーズ19年ぶりの新作が、今週末先行公開されるというので、さっそく予約して、我が家から最も近い映画館、東武練馬駅そばのサティの5Fにあるワーナーマイカルシネマズ板橋に、カミさんと娘と3人で観に行った。
ここ10年ほどでこういうシネマコンプレックスってのが郊外にもたくさんできて、ネットで予約もできるから、観に行きやすくなっている。なのに、DVDを借りてきて防音室の55インチリアプロTVで観るのはほぼ毎週末のことだけど、映画館に行くのは実は結構久しぶりだ。(右端はカミさんと娘。ポップコーン購入中。)
シネコンってスクリーンの数が多いだけに、1つのスクリーン当たりの席数が少なくて、そのためにスクリーンの大きさが小さくなって、イマイチだなぁとこな いだまで思ってたけど、防音室と比べたら、150席くらいの中規模スクリーンでも、やっぱあれだけの視野角を、あれだけの大きな空間の中で取れるっての は、映画館ならではだね。
しかもハコの奥行きも短いので、必然的に座席の並びの勾配が急になる。ってことはつまり、前の席に座高が高くて頭のでかいオヤジがいても邪魔されることなく、スクリーンがよく見える。ていうかそもそもそんなに混んでなくて、今日も話題の先行公開なのに、前の席は空席、全体でも半分も埋まらないくらいの混み具合だった。
娘は当然、以前のシリーズの時は生まれてもいなかったのだけど、ディズニーランドフリークの彼女は、アトラクションからこの映画シリーズを知って、観に行きたいと言い出した。
さて、肝心の映画は、これから観に行く人も多いだろうからあまりネタバレしないように書かなきゃいけないんだけど、今回もインディとその仲間たちの大冒険が、このシリーズの特徴である劇画調で、息をもつかせず展開していく。
今回の舞台はペルーからアマゾンの奥地。これまでのシリーズはみんな第2次大戦以前の話だったのが、今回は'57年の東西冷戦時代という設定で、映画のリリースと同様、前回から19年経過している。いつものこのシリーズと同様に、考古学と超常現象という相反するものが合わさって出てくるんだけど、最後に出てくるのがこのシリーズとしては意外にも...。ナスカの地上絵を誰が作ったのか、これがルーカスとスピルバーグの解釈なんだね。
ハリソン・フォードももう65歳だってこないだスマスマで言ってたけど、その歳であれだけのアクションはスゴい。今回は第1作「レイダース~失われたアーク」にヒロインとして出ていたカレン・アレンが、27年ぶりに出演している。彼女は56歳だそうだ。
全体としては、映像もすごいし、緻密な仕上がりで、さすがに映画としては上質なんだけど、ワクワク感ということでは、シリーズ最高傑作だとぼくが勝手に思っている「魔宮の伝説」での、トロッコの場面のスピードや、吊橋の場面でのスリルとかには、ちょっと及ばなかったかな?という感想。19年経って、いろんな映像の質が底上げされて、目が肥えてきたんで、同じレベルでも当時ほど響かなくなってるだけかな?
まぁでも、映画館まで足を運ぶ価値は十分にある作品に仕上がってると思いますよ。最初の契約時にこのシリーズは5作作ることを約束しているらしいけど、次回作にも期待だな。でも早く作らないと、無敵のハン・ソロもヨイヨイになっちゃうよ。
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