7月1日から申請可能になったエコポイント、立ち上がりはサイトが混んでてレスポンスが悪いって噂だったんで、ちょっと置いて今日、先月買った寝室用TVのポイント申請をやってみた。
このエコポイント申請サイト、使い勝手が悪いだの難しいだのいろいろ言われてるみたいだけど、ぼくの評価は、お役所仕事であることは前提として言うなら、この程度ならまぁまぁマシな方なんじゃないの?って感じかな。国税の申告とまぁだいたい同じような感じですわ。でもこのサイトからの申請は、一般のお年寄りやPCに慣れてない人には、難しいだろうなぁ。
まず第一に、交換できる物品やら商品券やら電子マネーやら、はじめてのことで仕方ないとはいえ、このあまりにもバラバラなポイント交換料率だけは、なんとかならなかったのかねぇ。
物品はそれぞれの元の値段まで調べるのは面倒なので割愛するけど、金券類で行くと、おこめ券10,000ポイント→8,800円分、図書カードは3,300ポイント→3,000円(高額だと手数料なし)、カード会社系はそろって一律500円の手数料で、例えばJCBギフトカードは7,000ポイント→6,500円。旅行系ではJTBが7,440ポイント→7,000円、って、こんな中途半端なポイント、どうやって集めるの?
電子マネー系ではEdyが手数料100円、PASMO、Suicaの交通系は13,500ポイント→12,000円。イオンのWAONと、セブンイレブンのnanacoは手数料なしだ。
ニュースでもやっていたポイントより高くなるものとして、湯河原温泉地域商品券ってやつが、5,000ポイントを5,500円相当に換えてくれるんだけど、湯河原なんて滅多に行かないし、だいたい5,000ポイントって決められてもポイントが余って困るだけだ。
受け取りもレジで楽にできて、1円刻みで交換してもらえるのでポイントが無駄にならず、かつ使う可能性が高いものとして、我が家のTV購入分7,000ポイント+旧TVリサイクル分3,000ポイント、計10,000ポイントは、nanacoに交換することにした。
んでこのサイトですが、申請画面に個人情報を入力し、物品を選ぶ段になって、これが選択式になっていない。交換商品一覧--っつってもメニューでクリックして1つ1つ見ていかないと料率とかはわからないので、一覧でもなんでもないんだけど--に戻って、「事業者コード」と「商品コード」をPDFから拾わないといけない。
交換商品情報はPDFで上げるだけで、データベースは作らず、入力の負荷をかけないってのは、設計としては理解できるけど、でもPDFのフォーマットは決まってるので、これって事務局側で入力してるんでしょ?ならもうちょっとやりようあったんじゃないの?こりゃ、マルチタブのブラウザ使っていない素人にとっては、かなりハードル高いだろうね。
入力そのものは、そんなに大変じゃないんだけど、最後に申請書の印刷用画面から印刷すると、保証書、リサイクル券、領収証などの必要書類を貼り付けるためのシートも一緒に印刷される。こいつがまたやっかいだ。
A4の用紙に、上記3つの書類を貼る欄が同じ大きさの枠で切ってあるんだけど、ここに保証書とリサイクル券はコピー可、領収証は原本を貼れって言う。これが、書類どうしを重ねるなとかノリできちっと貼れとか、うるさくてしょうがない。
書類どうしを重ねないとしたら、縮小コピーするしかないわけで、コピー機やコピー機能の付いたプリンタを持っていない家庭では、わざわざコンビニとかに行くしかない。こんなのきちっと言われたとおりにやる人って、どのくらいいるんだろう?もうちょっと工夫できなかったの?
まぁでも、改善の余地があるとはいえ、結局このくらいが今のPCやWebインタフェイスの限界なんだろうな。 仕事で使わなきゃいけないわけじゃない場面で、一般人にストレスなく使えるようになるには、もう数歩の進歩が必要なんだってことだよね。Googleが出すという新OSは、そこらへん進化してるんだろうか?
てことで、ノリで貼っちゃったんで、乾くまで待つ間にこの記事を書いておりますです。まぁ手書き記入の用紙と交換商品一覧を店頭でもらって、アナログで申請すれば済むことではあるけどね。なんか自称システム屋のはしくれとしては、ちょっと残念な気持ちでございますな。
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