カミさん用に去年5月にDellのInspiron1526を買ったのだけど、それ以来カミさんが前に使っていた東芝のDynabookT5--もう6年も使っていて重くなってきた上に「O」と「F1」キーが欠けたやつ--を使っていた娘に、高校入学祝いにノートPCを買ってやろうと思って、ここしばらく情報を集めていた。
自分で買うなら7月に出たACERのAspire Timeline AS3810T-H22だなー、ってんで、価格の推移を見ていたら、価格comの最安値はもう75,000円を切ってきた。このマシンは厚さ約2.3cm、重さはちょっとあって1.6Kgほどだけど、CPUはCore 2 Duoの1.4GHzでメモリ2GB、HDD250GB、ディスプレイは13.3インチの解像度1366×768と、Vistaを乗せても十分、メインマシンとしても使えるスペックだ。しかも素晴らしいのは6セルで約8時間(ある記事によれば実際にテストしても6時間以上は十分使える)という画期的な電池の保ち。
これは去年来のNetbook流行りの中でも、新しいジャンルを切り開いた製品だよね。
ただ、娘が使うならOfficeが必須になるんだけど、Office PersonalをバンドルしたH22Fとの価格差は約2万円で、これがちょいと引っかかる。Office Standard(つまりPowerPoint付き)の20周年記念とかのUpgrade版が16,000円弱だから、Upgrade対象製品なら持ってるので、こっちの方がはるかに安い。まぁとはいえ、本体と合計すると9万円は超えてくる。
そしてもう1つは、DVD/CDドライブの問題だ。Aspire Timelineはモバイルを意識して薄型・軽量に設計されているので、当然ドライブは内蔵していない。だが娘はCDから携帯への音楽の取り込みを始め、結構ドライブを使う。外付けで買っても8,000円くらいのものだけど、基本的に外に持ってったりはしないのに、家の中で場所を変えるたびにいちいちドライブを持って行ってUSBポートに挿したりするのも面倒な話だ。
となると、モバイル仕様のものではなく、カミさん用のメインノートと同様、重く(2.64Kg)、厚く(2.6-3.8cm)、電池の保ちは悪く(6セルで4時間半ほど)ても、メイン仕様のノートを選んだほうがいい。
Netbookばかりが売れるようになってきたPCマーケットだけど、メイン仕様ノートも、通販系メーカーを中心に実は結構がんばっている。我が家はカミさんのメインノートの他にも、ぼくのメインデスクトップもDellだし、過去2台のDellのマシンを買っており、DellのDMはいつも送られてくるので、飛ばさずにこれを眺めていた。
すると昨日、Inspiron15(1545)という機種が、Intel Core2DuoのCPUのクロックアップ(2.4GHz→2.53GHz)、メモリ増量(2GB→4GB)、HDD増量(250GB→320GB)にOffice Personalをつけて、82,980円というDMが来た。無論DVDドライブは内蔵だし、無線LANなど必要な装備はそろっている。
娘にどっちがいい?って訊いたら、こっちの方がいいって言うんで、色をチェリーレッドにし、15.6インチのディスプレイを1,600×900の高解像度版にし、Webカメラをつけて、95,580円で発注した。
カミさんの1526と比べると、バッテリーとPowerPointは1526の方が上だけど、その他のスペックはすべてInspiron15(1545)のほうが上だ。しかもこのVistaにはWindows7へのUpgrade権がついている。これで値段が約1万円下がってるって言うのは、やっぱし昨今のNetbook流行りの影響だよね。なんかPC業界って健全にワールドワイドで価格競争してる感じがしていいよね。
だけどノートPCがここまで下がってきて、オプションも豊富になってくると、一部の日本のメーカーはもう何もアドバンテージがなくなって来ちゃう。Panasonicのバッテリー技術はいまだにどこにも負けてないと思うけど、でもそれだけで10万円も余計に払う気はしないよねぇ。あとは国内メーカー信奉心理と流通ルートだけか。それで何年耐えられるんだろうね。
娘のノートは多分納期2週間くらいで届くと思うので、そしたらまたレポートしますね。
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