今日は息子のサークルのリサイタルで、4回目の光が丘IMAホールにやってきた。毎年このリサイタルで、3年生はいったん引退するのだが、就職活動もひと段落した夏ごろから、4年生が集まって練習し、3部構成の第2部は、4年生中心の演奏となるというわけだ。
このサークルのことは何度か書いてきたけど、ビッグバンドにバイオリンやクラリネット、フルートが加わった変わった構成のこのサークルは、どっちかというと演奏技術追求と言うよりは、みんなで楽しくやろうね系で、それはそれでよいのだけど、ミュージシャンの端くれの親父としては、毎回少し不満が残る。なので今日は第3部は会場で聴かず、ロビーのモニターで観ながらこのブログを書いている。
今日は娘をバレエに送って行ったり、カミさんの両親を迎えに行ったりするために、カミさんは少し早く家を出たので、ぼくは後から電車でやってきた。光が丘は、我が家から車でまっすぐ向えば15分ほどの場所なのだけど、大江戸線放射部分の終点であるこの駅に、電車だけで行こうと思うとすごい遠回りをしなきゃいけないので、成増駅からバスに乗った。
さて、乗り物つながりで行くと、いつもそのことばかりってわけではないけども、乗り物好きにはたまらないTV番組と言えば、やっぱ「タモリ倶楽部」だよね。昨日もダーリンハニーの吉川とかっていうマイナーな芸人が、いつも時刻表と地図を持ち歩き、時間が空いたときはこれらを眺めて暮らすと言っていた。ぼくも、真っ先に時刻表見るほど優先順位は高くないけど、時間をつぶせと言われたら、この2つがあればいくらでもつぶせるクチだ。
さらに彼は、架空の鉄道を地図上に敷くという趣味を持っており、おぉ、こりゃ面白そうだと、さっそくやってみた。とりあえずは自宅のある朝霞から、会社のある代官山、恵比寿まで、ほぼまっすぐ向う地下鉄を作るとしたら、どこを通る?っていうのをね。
東京と言う町は、環状に走る山手線と、放射状に走る各社私鉄とで構成されているけど、当然ながら東上線から新宿や渋谷にとか、そういう斜めに走る路線と言うのはほとんどない。最近できた大江戸線の放射部分、新宿から今日来ている光が丘に向う路線が、唯一といっていい。
たとえば前に会社があった富ヶ谷から、今会社がある代官山に向うには、いったん原宿か表参道に出て、渋谷経由で行くしかなく、たいした距離でもないのにけっこうめんどくさい。
これも一挙に解決しようと、恵比寿から代官山、富ヶ谷、そこから井の頭通りを代田橋、永福町と線を引いていく。どこで乗り換えられるようにするか、京王線や小田急線、田園都市線沿線の社員にも便利にしたいよな。あまり駅が多すぎても時間ばかりかかるので、急行を走らすとしたらどこに停めようか。
都心を離れるほど、放射状に伸びた私鉄間の距離が長くなるから、"陸の孤島"ができてくるんだけども、杉並の本天沼とか、練馬のはずれの土支田とか、こういうところに駅作ったら付近の人は喜ぶだろうな。
この土支田駅、実は大江戸線って、この辺を通って大泉学園町の方まで延びる予定があるんだよね。なにせ高級住宅街と言われながら、大泉学園町って超不便だからね。ちなみに予定があるけどまだできてない、あるいは中止になってしまった鉄道を、未成線って言うんだとタモリ倶楽部で言っていた。
あー、しかし...楽しい!
これは素晴らしい趣味を教えてもらったな。
前にも書いたけど、ぼくはオタクと言うほどのことはないけども、小学生のときに覚えた東海道線の駅名はいまだに全部言えるし、電車の車体番号の意味とか、まぁ好きですわ、この手のことは。でもわざわざ電車に乗りに行ったり、新幹線でめったに見られない保守用のまっ黄色の車両を見て喜んだり、というのは趣味じゃないので、いわゆる鉄ちゃんと言うのとは違うよな、と思っていた。
でも、地図好き--子供のころよく架空の島の地図書いたりしたもんだ--、家の間取り図とかの設計好き--現在の自宅は平面図は全て自分で引きました--、道作ったりするの好き--昔祖父の家の庭の築山に、踏み石を置いて階段や通路を作るのがめちゃめちゃ楽しかった--、を考え合わせれば、これが楽しいのはあたりまえだ。
つまりそういうのがあるのか知らないけど、「地図鉄」なのだね。なるほど。
というわけでできたのが冒頭の路線図。赤いのが乗換駅。枠まで赤いのが急行停車駅。勝手に作った線なので、代官山にも急行停めることにできちゃう。
名前は何線がいいかな?杉並線?阿佐ヶ谷線?
しかし絶対できないなこんな地下鉄。でも楽しいからいいのさ。
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