今日は残念ながら朝から雨。朝のうちはまだ降ったりやんだりだったが、午後からはかなり強くなって、ジーパンがすっかり濡れてしまって取り替えた。
今日は一日長崎市内観光の予定で、車でまず大浦天主堂とグラバー園に向かう。前に来たのはもう20年前だけど、よちよち歩きの息子の手を引いて、えらい時間をかけて上った坂道は、なんとなく印象に残っていた。
グラバー園では、今度は昨日の吉野ヶ里遺跡と違ってクイズ形式ではないものの、こんな隠れ名物があるよ、とパンフに書いてあったのを見て、いまだにこういうのが好きな娘は、順番にそれらを探して歩いていく。
グラバーという人は、自分の会社が倒産した後、岩崎弥太郎の三菱傘下に入って、キリンビールの立ち上げを行い、一時社長だったりもしたんだね。キリンビールのマークの元になったと言われる獅子の像があったことなんて、すっかり忘れていた。
オランダ坂下のホテル内にあるレストランで、ちゃんぽんと皿うどんの昼食にした後、坂本龍馬の亀山社中記念館に向かう。道が細くて車の行き違いに苦労する。
いやしかし、予想はできたことだけど、長崎はいまもまだどこもかしこも龍馬一色ですな。大浦天主堂に上る坂道も、両側のみやげもの店は龍馬のTシャツを並べているし、この亀山社中跡地の記念館も、昔はたぶんなかったと思うんだけど。
近くの公園には龍馬像があるし、亀山社中資料展示場と銘打った民家には、関連人物の写真と龍馬グッズが所狭しと並ぶ。記念館のそばの小さな公園には、龍馬のブーツ像というのまであり、これに足を突っ込んで、前にある船の陀輪を握って記念写真を撮るバカバカしさ。まぁ龍馬も騒ぎ好きだったようだから、150年後のこのバカ騒ぎを、嫌がってはいない気はするけども。
それから平和公園に向かう。地下駐車場から有名な平和祈念像の横に出てみると、かなりの雨でもうゆっくり観ている場合ではない。亀山社中記念館だけでなく、ここにも前には来られなくて初めてだったのだけど、近くの浦上天主堂も、車の中から見るだけにして、早めに長崎空港に向かった。
帰りの飛行機は20:50初なので、出発まで3時間近くと余裕は十分あったけど、この天気なら致し方ない。きれいな長崎空港の売店やレストランで、ゆっくり時間をつぶして、今この文章は、SNA42便の中で書いている。
いやしかし、飛行機の中はノイズキャンセリングヘッドフォンに限るね。ジェット音は全部は消えないけど、かなり効果あるよ。
というわけで、大変な時期に敢行した九州旅行、仕事を残してきた皆様にはまことに申し訳なかったけど、われわれ家族にとってはなかなかよい思い出になりました。買いだめは趣味じゃないので、九州には潤沢にある米や水を、送ったりはしなかったけどね。
そういえば九州にはガソリンも特に不足してると言ったことはないのだけど、レンタカーで借りたプリウス、こいつの燃費はすごいね。高速が多かったとはいえ、計算してみるとリッター17~18キロは走っている。
今回の震災で最大の教訓は、エコな生活をすること、太陽光などの自然エネルギーをもっと活用すること、だと思うけど、プリウスは7人乗りのワゴンが出るそうだから、ちょっと真剣に検討してみようかな。
お、ベルト着用サインが出たな。そろそろ羽田に到着の模様です。機器の使用はストップね。
ちなみにこの写真は太宰府天満宮の「健康御守」でございます。
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